プレスリリース

2023.02.03

4月1回から商品案内「Sanbonsugi(さんぼんすぎ)」の遺伝子組換え表示が変わります

2023年4月1日に改正・施行される食品表示法における食品表示基準の「遺伝子組換え表示制度」について、「遺伝子組換えでない」などと任意表示するための要件が厳格化されます。

大豆ととうもろこしの2品目は、これまで「意図せぬ混入率5%以下」が許容されていましたが、改正後は「不検出」であることが、任意表示をする際に必要となりました。

これにより大豆・とうもろこしを原材料とした豆腐、納豆、豆乳、みそ、しょうゆ、コーンスターチ、その他関連商品の表示に、大きな影響が生じると考えられます。

任意表示基準の厳格化により、多くの食品製造事業者が予期せぬ混入リスク回避のために、これまでの包材の任意表示をやめたり、証明書(分別生産流通管理証明)を提出できなくなるなどの問題も想定されます。

今まで東都生協の商品案内で表示していた「組換不使用」のマークを付与できない商品が増えるなど、現行のマークでは対応しきれない商品の増加も予想されるため、改めて表示に対する考え方を整理し新たなマークを策定することになりました。

農作物イメージ.jpg

新たな表示マーク設定に当たっては、組合員が商品を選択する際に認知しやすく、理解しやすいもの(区分方法・表示方法・マークの数)などを重視し、事前に組合員(商品モニター)アンケートも行いました。


「新たな遺伝子組換え表示マーク」は以下の4つ

新たな遺伝子組換え表示マーク:1.新設「組換分別管理」▶全ての原料が分別生産流通管理されている 2.新設「主組換分別管理」▶主原料は分別生産流通管理されている 3.継続「主組換不分別」▶遺伝子組換え不分別の主原料を使用 4.新設「組換表示対象外」▶遺伝子組換え対象品目を由来とする原料を使用していない

※日本生協連ガイドラインの任意表示品目:「しょうゆ(脱脂大豆・丸大豆)」「大豆油、なたね油、綿実油、コーン油(食用植物油脂の表示で上記原料が含まれる場合も含む)」「コーンフレーク」。ただし調味や油調目的で使用した場合は、表示対象外。食品表示法で定める義務表示品目などについては、消費者庁「知っていますか? 遺伝子組換え表示制度」(PDF)をご確認ください。※外部サイトにリンクします


点検イメージ.jpg

東都生協では、今後も法的に表示義務がない原料についても商品案内「Sanbonsugi(さんぼんすぎ)」で表示し、組合員の皆さまにできるだけ多くの情報を提供し、選択の目安にしていただけるよう努めます。

これからも、できる限り遺伝子組換え食品を使用しない商品をお届けするために産直産地・メーカーとも協力・連携しながら日本の農業を応援し、国産原料や国内製造にこだわった取り組みを進めていきます。