プレスリリース

2024.04.09

小林製薬株式会社の「紅麹原料」に関する報道を受けてのお知らせ

3月22日(金)、小林製薬株式会社より「紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ」が発表されました。以来、東都生協の商品について、「紅麹原料」の使用の有無や「紅麹色素」に関する問い合わせを組合員の皆さまからいただいております。
現在回収対象となっている「紅麹原料」の直接の使用はないものの、以下の商品についてメーカーから回収依頼があり、葉書にてお知らせの上、商品の回収を進めております。
また、今後、新たな情報が確認できましたらお知らせいたします。

Q1. [紅麹] 小林製薬の紅麹原料問題で東都生協が回収している商品を教えてください
Q2. [紅麹] 紅麹とは何ですか
Q3. [紅麹] 東都生協では日本生協連が回収している商品の取り扱いはありますか
Q4. [紅麹] 原材料名欄に 「着色料(紅麴)」、「紅麹色素」がある商品は食べても大丈夫ですか

Q1. [紅麹] 小林製薬の紅麹原料問題で東都生協が回収している商品は何ですか
A1. ご心配をおかけして申し訳ございません。
東都生協で回収をしている商品は以下の2品です(3月29日現在)。
①サプリメントの「プロポリス&ローヤルゼリー180粒」(日成興産製造)  ※ 1個規格と2個規格があります。
錠剤に「紅麹粉末」が0.4%使用されていますが、今回回収対象となった品番とは異なります。念のために回収したいというメーカーからの依頼に基づいて対応しています
⇒詳しくは「お知らせ・最新ニュース」をご覧ください。
・「プロポリス&ローヤルゼリー」お詫びとメーカー自主回収ご協力のお願い
②「京都やま六 紅さけ紅麹みそ漬 2切150g」
0.7%ほど配合されている紅麹味噌の納品メーカーから、製造者の京都やま六に回収依頼がありました。こちらの「紅麹原料」も回収となった品番と違うことを確認しています。
⇒詳しくは「お知らせ・最新ニュース」をご覧ください。
・「京の漬魚 紅さけ紅麹みそ漬」自主回収のお詫びとお知らせ

Q2. [紅麹] 紅麹とは何ですか
A2. 「紅麹」は、蒸したお米に紅麹菌をまぶし、紅麹菌を増殖させた発酵米です。中国から伝わり、日本でも長い食経験のある食品素材です。中国では「紹興酒」や「腐乳(発酵豆腐)」などに、日本でも「豆腐よう」や「紅麹味噌」、「酒」、「酢」などに使われています。鮮やかな赤色と、うま味が特徴です。現在は発酵食品素材として着目され、サプリメント原料にもよく使われるようです。
※今回、小林製薬が回収している紅麹原料ですが、「紅麹」自体に問題があるわけではなく、主にサプリメント用に製造した紅麹原料で、健康被害が起こったとされ、その原料から「小林製薬が想定していなかった成分が検出した」とされたことです。

Q3. [紅麹] 東都生協では日本生協連が回収している商品の取り扱いはありますか
A3. 日本生協連が回収をしている以下の2商品について、過去を含めて東都生協での取り扱いはありません。
「CO・OP チルド肉餃子(ぎょうざ) 12個入」
「CO・OP 水いらず!うす皮の肉餃子 12個入」

Q4. [紅麹] 原材料名欄に 「着色料(紅麴)」、「紅麹色素」がある商品は食べても大丈夫ですか
A4. 食品添加物(着色料)としての「紅麹色素」については製造方法が異なることと、配合量がごく微量であることから問題であるとは考えていません。
※問題になっている食品素材としての「紅麹」は、固体培養法で製造します。蒸した米(固体)に紅麹菌をまぶし、米で紅麹菌を増殖させた発酵米で、これを、そのまま、あるいは砕いたり粉末にしたりしたものが「紅麹原料」としてサプリメントや味噌、酒などの原料になります。栄養素を高めるために発酵期間も40~50日と長いのが特徴です。今回は、この紅麹原料の一部に「小林製薬が想定していない成分」含まれていました。一方、食品添加物(着色料)の紅麹は、効率よく色素を得るために培養液だけで増殖させる液体培養法で製造します。培養期間は1週間ほどで、エタノールなどで色素を抽出・濃縮し、純度を高めたものが食品添加物として製品化されます。また、食品添加物には規格基準や使用基準などが定められています。

以下、2023年に製造した小林製薬の「紅麹」商品の流通先です。