プレスリリース

2012.01.06

新年のごあいさつ


東都生活協同組合 理事長 庭野 吉也
東日本大震災の発生からはや10カ月が経過し、新年をとても複雑な気持ちで迎えることとなりました。被災地に思いを馳せれば、ご家族を失った方々、今なお避難生活を余儀なくされている方々が大勢いらっしゃることを忘れることはできません。何気ない普段のくらしが、いかに幸せなことであるかをかみしめる年頭となりました。

東都生協では震災以来、被災地や被災産地・メーカーの復興を、事業と活動の中に位置付け、支援募金をはじめ、商品企画を通じた支援や人的・物的支援などに積極的に取り組んでまいりました。組合員の皆さまの多大なご協力に対し、あらためて感謝申し上げます。

東都生協は今年も、当生協の原点である産直・国産にこだわり、私たちの食卓の食の安全・安心を確保していきたいと考えております。併せて、本年は東都生協2020年ビジョンと第8次中期計画の策定を予定しております。

私たちのくらしをめぐる環境は、消費税増税論議や社会保障制度の見直しなど、さらに厳しさを増していくことが予想されます。また、震災復興や放射能対応、TPP交渉参加など、将来にわたる大きな課題に直面する中、安心できる食の未来に向け、生活協同組合としての役割を力強く発揮していける中長期方針づくりすすめてまいります。

折しも本年は国連の定める「国際協同組合年」です。協同組合として果たすべき役割・責任を再確認しつつ、組合員の皆さまのくらしに一層役立つ存在となるように精一杯の努力をしてまいる所存です。

どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
 
東都生活協同組合
理事長 庭野 吉也