東都生協の物流システムはすごい!

~産直野菜が組合員の手に届くまで~

2011年8月スタート! 新座と八潮のセットセンター

 東都生協では分散していたセットセンターを常温と要冷(冷蔵・冷凍)の2つに集約し、省エネ・節電と効率化を実現! 最新式のラインでセットミスを減らしました。
 青果物は15度、冷蔵品0~10度、冷凍品-15度以下、アイスクリームなどは-18度に保ち、品温管理を強化。商品の抜き取り検査で基準温度を上回った場合には、取引先から再納品します。
 熟練従業員の力を活用し、手作業で丁寧にセットされています。

うちの小松菜は収穫後セットセンターへ運ばれるんだ

新座セットセンター

埼玉県新座市/延床面積2,960坪

1日に青果75,000点、冷蔵品95,000点、冷凍品80,000点をセット。

八潮セットセンター

埼玉県八潮市/延床面積2,200坪

1日に常温品55,000~70,000点、パン4,600~5,000点、その他7,300~14,600点をセット。

ソーラーパネルを設置し年間9,000kWhを発電。駐車場緑化やセンサー付き照明など、省エネの工夫が特徴!

セットセンター到着から供給センターまで

2日目 午後 2時~3時

(農)房総食料センターから新座セットセンターに到着。その他の産地からは午前9時~午後4時30分に到着します。セットセンターへ届くと抜き取り検品し、青果品原料庫で一時保管します。

配送順にセット。温度帯別のラインで個人別や班ごとに分けて、袋詰めします。左側の集品棚に設置したランプが光り、どの商品を入れるかが一目で分かるようになっています。輸送用の大型保冷箱の全面に保冷剤を入れ、商品の入った袋を詰め込みます。温度帯別の製品庫に一時保管の後、トラックに積み込み、供給センターに配送します。新座セットセンターから夜9時30分~翌日早朝5時に順次出発

商品検査で安心・安全を確保

有機農産物のセットは別のラインで作業。 人の出入りも分けて混入を防ぎます。

ラインの裏側。裏側から効率良く商品を補充できます。

商品の棚。ここから商品を抜き取りセットします。

注文数が少ない商品はリストを見ながらセットします。また組合員の要望に応えて、匂いが移る石けんや線香、園芸用の土などは別にセットしています。

上部にもラインがあり、スペースを有効に使っています。常温品を入れるブルーの箱が、並んで流れて行きます。

品質を確実に維持してお届けすることが使命

(株)流通サービス八潮物流センター 山本勉 副センター長

 八潮セットセンターが稼動したのは2011年8月です。物流システムの最適化、品質・精度の向上を目指して、それまでの川口と草加の2つの常温セットセンターを1つに統合し、運送費用や人件費などのコスト削減を実現しました。
 セットラインも新システムの導入により、作業の自動機械化が進み、作業効率と業務品質が向上、セットミスが減少しました(2012年12月データ:1週間100万個セットに対し、約20~30個)。今まで以上に組合員の皆さんの食卓へ迅速・正確に商品をお届けできるようになったのはうれしい限りです。