国産応援
やぶきたみどり
安全なたべものを真面目につくる、そんな人たちを支えたい たべる人の顔が見えるから、安全性を重視して、心を込めてつくっています。他では中々買えない東都生協の商品
安全性を重視し、農薬や添加物を使わない、もしくは削減するということは、それだけつくる人への負担や労力が増えることにつながります。創意工夫しながら、手間ひまをかけ、丹精込めてつくりあげた東都生協の商品を、わたしたちは利用を通じて、支えていく必要があります。
やぶきたみどり
1976年より、農薬無散布でお茶を栽培し続けています。 農薬無散布でお茶を栽培し続けることは、たくさんの労苦の積み重ねでもあります。栽培をはじめた当初は、病害虫とのたたかいでした。近所の畑で虫が発生すると、「あそこの畑が農薬無散布でつくっているからだ」と、あらぬ疑いをかけられたりもしました。しかし、「年々おいしくなるね」という組合員さんからの励ましに支えられ、幾多の苦難を乗り越えることができました。
自然は、大切なつながりを教えてくれます

農薬無散布茶の栽培を始めて17年ほど過ぎたある年、例年にない干ばつで害虫が大発生しました。近隣の茶畑が被害にあう中、わたしたちの茶畑はほとんど被害を受けませんでした。
それは、有機質たい肥を使った丹念な土づくりによって、茶樹の根が土中深くまで張り、病害虫に強い樹になっていたことと、農薬無散布ゆえ、害虫にとっての天敵であるクモやテントウムシなどがたくさん生息していたからです。化学合成農薬や化学肥料のような、栽培効率を優先した方法で生産するのではなく、土壌の持つ力と、生態系など自然の力を土台にした農業を確立すべきだと、改めて感じたことを思い出します。

最後に、わたしたちの茶畑には毎年、多くの消費者や学生などが訪れてきます。その人たちと一緒に農作業をしながら、自然の中での体験と交流を通じて、いのちの大切さ、食や農について感じ、考え、語り合い、人と人との繋がりを大切にする農業をこれからも目指していきます。