みんなの活動:これまでの活動報告

食と農
  • 食と農をつなげていく実践活動に取り組んでいます。
  • 食の安全と食料自給率を高める取り組みをすすめます。
(株)大矢野有機農産物供給センター

―視察訪問 第5弾―

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不知火の品種や病気を説明をする生産者

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ボカシ肥料工場

2月5〜6日、熊本県 大矢野有機農産物供給センターの視察を行いました。 

1日目は、まず東都生協の「土づくり基金」を利用したボカシ肥料工場を視察。作物によってさまざまですが、魚粉・米ぬかなどを3カ月切り返しをして混ぜ、年3回、共同作業で希望量(約140t)を作っているそうです。

次に視察したのは、かんきつと葉付き玉ねぎ畑。同センター・鬼塚理事長から、栽培理念・基準のほか、かんきつ選果時に行う糖酸度検査などについて説明を受けました。

 2日目は、せり・しょうが貯蔵庫、にんじん畑を視察。地域が広いため出荷場まで40分以上もかかる所があったり、イノシシによる被害があるなど、生産上のご苦労も伺いました。

生産者の皆さんは真剣に作物と向き合い、品質向上や安定供給に努めているのに、気候の影響に左右され、規格外で出荷不可となる作物が想像以上に多いことにも驚きます。

お話を聞き、参加者から「規格外商品を東都生協で取り扱ったら?」という意見も出ましたが、見栄えが悪いだけでクレームになることもあるので、扱いが難しいとのこと。さらに、生産者の高齢化で後継者不足問題を抱えているという現実もあります。 日々努力している生産者の思いを忘れず、今後も感謝をもって食べていきたいと思いました。