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(農)埼玉産直センターでこだわりのトマト作りを学びました
産直産地・(農)埼玉産直センターと実施する通年型の農業体験企画
トマトの苗の植え付け |
トマトの茎を支柱に結びます |
2棟のハウスで出荷用のトマトを収穫 |
再建された肥料センターを見学。 |
同センターでは微生物農法を実践し、安全・安心でおいしい生産物を出荷。1984年から東都生協の産直産地として取引が始まり、「百年続く産地・産直」を目指した登録百年トマトの産地でもあります。
昨年2月の大雪でビニールハウスの約60%が倒壊するなど甚大な被害を受けて再建途上の中、今回の企画に協力いただきました。
第1回は苗植え用穴掘りと苗植え、第2回は芽かきと茎を支柱に結ぶ作業、第3回は収穫。作業後の昼食は生産者と楽しく交流しながら、取れたて野菜のしゃぶしゃぶやトマト鍋などに舌鼓。最後の昼食会では、同産地の木村友一代表理事から、参加家族ごとに修了証とトマト4㎏が授与がされました。
また、肥料センターを2回見学。1回目は雪害で屋根が倒壊した後の更地状態でしたが、2回目には新しくなった施設の見学ができました。
参加者からは、「食についてきちんと考えたかったので、すごくためになった」「野菜を食べない子が、取れたてトマトや野菜を競うようにして食べて感動した」などの感想がありました。今回の体験・交流を通して産地を知り、生産者のこだわりを実感。「食」についてあらためて考えるきっかけとなりました。
第39回お茶摘み交流会に参加!
今年も(有)人と農・自然をつなぐ会(無農薬茶の会)主催の交流会に参加
乗馬体験 |
みんなで餅つき |
茶畑で新芽を手摘み |
摘んだ茶葉は籠やビニール袋へ |
美しい茶畑でお茶摘み体験 |
お茶摘み交流会は「やぶきたみどり」などのお茶でおなじみの(有)人と農・自然をつなぐ会が毎年行なっている交流会で、今年で39回目を迎えます。
東都生協からは子ども10人を含む10組23人が参加しました。
2日間通して天気に恵まれ、東都生協以外にも地元の消費者の方などの参加もあり、参加者は総勢110人を超える大交流会でした。
初日は、お茶の手もみ体験・そば打ち体験・鶏を絞める体験・乗馬体験などの企画に、参加者が各自自由に参加しました。
夕方からは「原発事故から丸4年 福島の今」と題した講演会で、震災直後から被災地に取材に入り福島の今を伝え続けてこられたフリー・ジャーナリストの藍原寛子さんに、福島の現状についてお話を伺いました。
参加者全員が集まってのにぎやかな夕食懇親会では、山菜料理や新茶の天ぷら、地鶏料理、竹筒での炊き込み飯など、地元の手作りの料理を食べながら活発に交流しました。
翌日は、餅つきを行い、朝食の後で茶畑へ移動し、いよいよお茶摘み体験。手提げのビニール袋や小さい籠に各自摘んだ茶葉を入れ、集めては大きな籠に移しながら新芽を手摘みしました。体験作業を通して、お茶の芽の美しさ、力強さを満喫しました。
昼食は、お茶畑の近くの木陰に座り、美しい茶畑の景色を眺めながら手作りのお弁当とお茶をいただきました。
交流会終了後、東都生協の参加者は、近くの温泉へ移動し、ゆっくり入浴してから帰路に着きました。
現地での様々な体験や交流を通して、産地の現状や取り組みについての理解を深めることができた2日間でした。
参加者からは、
「念願のお茶摘みができてよかった。大変だったけれどとても楽しかった」
「親子ともども貴重な体験ができた。懇親会でも参加者の人たちの熱い思いに感銘を受けた。また来たい」
「暑いし、腰も痛いし、お茶摘みは思った以上に大変な作業だった。これからは今まで以上に感謝して飲みたい」
「いろいろな体験ができた。子どもたちもお茶に興味をもってくれたようだ」
「杵塚さんはじめ、生産者の人たちが温かい人ばかりで、心暖まる2日間だった」
「一つひとつ摘んで、蒸してもんで、手間のかかった貴重なお茶。これからは大事に飲んでいきたい」
などの感想がありました。
直下型地震から家族を守る防災学習会を開催
東京災害ボランティアネットワーク・福田伸章さんが講演
自分のいのちは自分で守ろう |
「安心米」 |
東都生協は2015年2月21日、「直下型地震から家族を守るために」と題した防災学習会を開催。
東日本大震災から4年、今後30年間に震度6弱以上の地震の確率は60%~70%(政府・地震調査研究推進本部)といわれ、首都圏に直下型地震が起きた時の心構えは誰にとっても必要です。
大切な人や自分自身を守るために、防災・減災について日頃の備えを考え、効率的な防災食の備え「ローリングストック」を学び、防災食の試食も行いました。
講師の東京災害ボランティアネットワーク(※)・福田伸章さんの講演は、東日本大震災直後に支援に入られた経験や、20年前の阪神大震災など幅広いデータと実例に基づいた分かりやすいお話でした。
「自宅にいる時に地震災害が起こってしまったら、その直後どのような行動をとりますか?」という質問に、参加者から「火を消す」「出口を確保する」などさまざまな答えがありました。しかし、「まず頭も守る」が大切と阪神・淡路大震災の地震直後の写真を事例にしながら説明されました。寝室には懐中電灯・ホイッスル(救援を呼ぶため)・厚底スリッパ(足元が危険なため)を最低限備えておくとよいそうです。
福田伸章さんがいちばん強くおっしゃっていたことが「災害時は誰かに助けてもらうのではなく、動ける自分たちは助ける立場にならなければならない」ということ。
参加者の感想から「自分のいのちは自分で守ろう」「自分たちのまちは必ず自分たちで守ろう」と強く意識付けされたことが伺えました。くらしを守るためには、災害への備えは常にアンテナを張って情報をキャッチしましょう。
※東京災害ボランティアネットワーク:阪神・淡路大震災を契機に設立され、東日本大震災・台風第26号伊豆大島土石流災害など現地で支援。首都圏の大災害への具体的な対応を検討し、住民の防災意識を高める活動を実施しています。
宮城県石巻市の大原小学校・学区民大運動会でお弁当づくり
東日本大震災・被災地支援活動
東都生協支援募金で |
和牛ステーキ弁当作り |
全校児童と地域の人たちも大勢参加 |
お弁当が並ぶ東都生協のテント |
子ども向けに「お菓子釣り」も |
昼食時にはテントの前に行列が |
今年の「大原小学校・学区民大運動会」のテーマは、「みんなで協力して、最高の思い出作っペ運動会!」
当日は前日からの雨が降り続き、結局1時間開始を遅らせての実施となりました。
今回の炊き出し支援の参加メンバーは、東都生協の組合員・職員、㈱コープミート千葉、(有)匝瑳ジ―ピーセンターの総勢16人。
何回も炊き出し支援を行っているメンバーは手際良く、またチームワーク良く作業をこなし、集まってくる児童や地域の方々ともあいさつを交わしながら準備を進めました。
町の防災センターのラウドスピーカーからは、運動会の開催を知らせる放送が流され、一気に会場は盛り上がります。
まだまだ小雨降る中、「バーン! バーン!!」と開始を告げる大きな花火の音が鳴り響き、運動会が始まりました。
プログラムは雨の日の短縮版で進められたようですが、全校児童22人が力を合わせて一生懸命に走ったり演じたりする姿に、参加メンバーもほろっとさせられたり、ほのぼのとした気持ちに。
競技は地域の方が参加するものも多く、玉入れや綱引き、またムカデ競走などは地域対抗戦です。
ムカデ競走の選手集めでは、「景品は、東都生協のもーもーティシュですよ~」と放送され、30人が参加、とても楽しそうでした。
昼食時に参加メンバーみんなで作った「黒毛和牛のステーキ弁当」と、東都生協の「たまごプリン」を配り、大変喜んでいただけました。皆さんから「おいしかったよ!」との声があり、鉄板でステーキ肉を焼き続けた職員も大満足でした。
ちょうど、昼食時には雨も上がり、午後のプログラムが始まるころには陽も差し始めました。徒競争の応援の声がひときわ大きくなる頃、帰りの時間がきました。
「東都生協の皆さんが帰られます」とわざわざ放送していただき、校庭の皆さんから「ありがとう!」「おいしかったよ~」と手を振って見送っていただきました。
現地では、もう食料が届かないこともありませんし、がれきも片付き、見た目には何ら震災前と変わらない風景が広がっています。緑萌えるこの季節、牡鹿半島の山々には藤の花がきれいに咲いていました。
しかし、帰りがけに立ち寄った石巻市内の被災地ボランティアセンターでは、震災前と震災後の写真、現在の市内の模型などを見て、震災の大きさを目の当たりにしました。また、外壁には「ここまで津波がきました」という津波の高さを表した看板が取り付けられていました。
まだまだ知られていないことがあり、知らない人がたくさんいます。ずっと忘れてはいけない、ずっと見守り、そして支援していかなければならないことでもあります。
発災から5年後、6年後の支援のあり方を、東都生協は皆さんと考えていきたいと思います。
※この活動には、組合員からお預かりした東日本大震災支援募金および対象商品の利用1点につき1円を支援募金として活用する1点1円募金を活用しています。
わたしのこだわり朝ごはん
組合員と㈲匝瑳ジーピーセンター、アイケイ食品㈱、茨城乳業㈱、信州ハム㈱、㈱ナガノトマトが試食&交流
大勢の参加者でメーカーの説明にも |
参加者から質問が相次ぎました |
試食・交流で組合員と生産者との |
産地・メーカーの方々との交流・試食を通して地域の組合員に商品への愛着を深めていただき、新しい参加者や活動地域などを増やすことが目的です。
この日、参加者はなんと56人! 交流の場では産地・メーカーの方々と心おきなく話をし、クイズなども行って大盛況。
参加団体からは「商品を知ってもらえる企画は、メーカー側としてうれしい」、参加者からは「各メーカーの生の声が聞けた」「食品の安全・安心への配慮についても強く認識できた」との感想が聞かれました。大変満足度の高い企画となりました。
また、今回は第1地域委員会が依頼した組合員活動のサポーター2人が、運営のお手伝いを担当しました。
サポート初体験の1人は、「主催者とともに準備から関わることができ、良い経験になりました。心地良い疲れと達成感...次にお声が掛かるのが楽しみ!」と前向きなコメント。サポーターは1人からでも組合員活動に参加できるシステムです。
登録すると、企画ごとに開催日当日のお手伝いをお願いしています。準備・片付けなどに携わるため、企画の流れが分かります。1年ごとの登録なので、活動したいと考えている皆さんに登録をお勧めします。
自分の基準を持って、スリムな生活を!
今の「私基準」を決めて、スリム&シンプルな暮らしを
環境カウンセラー・二木玲子さん |
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「生→今→死」の過程で、何も持たないところから始まり、物が増え、最後は何も持っていけない...これは間違いなく人生の決められたルールです。
講座では、物を選択する基準・買う基準を持って、物に囲まれたくらしを見つめ直し、スリムな生活を送ることを推奨。
すぐに実行に移せること、今後役立つことなど、考えさせられることの多い意義ある時間でした。迷う物・残す物・捨てる物など、「MOGMOG」2015年5月号特集(p.3~)も参考にして、過去の思いではなく、今の「私基準」を決めて、くらしの整理を進めてみてはかがでしょうか。
「TPP阻止! 4・24緊急座り込み行動」報告
東都生協は食の未来を脅かすTPP交渉に断固反対します
議員会館前に座り込み、 |
食の未来を脅かすTPP交渉に |
左から2人目は元農林水産大臣の |
その流れを止めるために東都生協は「TPP阻止!4.24緊急行動」の呼び掛け団体として参加しました。
2015年4月24日正午~午後5時、衆議院議員会館前で緊急の座り込み行動を行い、私たちの暮らしを脅かすTPP交渉参加の阻止を強く訴えました。
緊急の呼び掛けにもかかわらず全国より多くの人たちが集まり、シュプレヒコールを上げ国民の声や国会決議を無視したまま強引に妥結を図ろうとする安倍政権に対し、断固抗議をしました。
遠く北海道から参加した生産者は「農業を続けたい! 国産の大切な食料を国民に食べてほしい」と強く訴え、小さな子どもを持つお母さんからは「未来の子どもたちが安心して暮らせるために、TPP交渉断固反対!」と心に響く訴えがありました。
東都生協も消費者の立場として「食の安全や医療など私たちのくらしを脅かすTPPには入らない! 断固TPP交渉反対」と訴えました。
"リユースびんのある暮らし"フォトコンテスト
東都生協が選考した作品が「ユーモア賞」「優秀賞」を受賞しました!
「ユニーク賞」を受賞した作品 |
「優秀賞」を受賞した作品 |
リユースびんは、大切に使えば20~30回繰り返し使えます。使えば使うほど、資源やエネルギーを節約することができます。使い終わったリユースびんは、必ず東都生協に返却しましょう。
※びん再使用ネットワーク:
リユースびん活動に取り組む5生協のネットワークとして、1994年に設立。会員生協は、東都生協、生活クラブ連合会、パルシステム連合会、グリーンコープ連合、新潟総合生協。
第32回沖縄戦跡・基地巡り報告
「基地の中に沖縄がある」戦後70年の沖縄の現状を学びました
對馬丸の体験を語る平良啓子さん |
県民の意思を無視したまま建設が進む |
辺野古新基地建設反対の座り込みテント |
初日の全体会では、1944年当時9歳で疎開のために学童疎開船「対馬丸」に乗船し、アメリカ潜水艦の魚雷を受け、6日間の漂流をした平良啓子さんの「沖縄戦の体験を聞く~対馬丸事件~」と、眞鍋 詩苑さんによる「若者から見た沖縄の現状と本土の皆さんに訴えたいこと」と題した講演がありました。
その後、夕食懇親会では、沖縄の民謡や踊りなど文化や伝統に触れながら、全国から参加された生協の組合員と交流を行いました。
2日目、3日目は「基本コース」「親子コース」「盛りだくさんコース」と3つのコースに分かれ見学を行いました。ちょうどニュースで取り上げられている、普天間基地や辺野古も訪れました。
「沖縄では辺野古が争点になった選挙全てに辺野古新基地建設反対派が勝利した。それだけの民意で『建設NO!』と表明しているのに国は民意を無視し続けている。しかし、新基地建設反対のうねりを止められる人は沖縄にはいない」。
「青珊瑚は三千年の賜物。壊すのは一瞬、二度と再生できない。東京で物を見ているのと、沖縄で物を見ているのでは違う。辺野古で起きている現実を捉えてほしい」という辺野古基地前で座り込みをしていた方の話が印象的でした。
参加者からは
「初めて沖縄の実態を知ることができました。私はやはり他人事のような感じで沖縄の問題を見ていたように思います」
「沖縄の人々と本土の人との基地に対する温度差を感じた」
――といった感想がありました。
改めて沖縄や日本の平和について考える3日間の旅となりました。
2014年12月のNO₂測定結果
東都生協組合員による二酸化窒素(NO₂)測定活動
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年に2回、同じ場所でNO₂の濃度を測定し、空気の汚れを知ることで、きれいな空気を取り戻すにはどうすればよいかを考えるきっかけづくりとしています。
■2014年12月の測定結果は以下の通りです。
①測定日時
・2014年12月4日(木) 午後6時 ~ 2014年12月5日(金) 午後6時
②測定規模
・測定カプセルの配付数:263個
・測定カプセルの返却数:236個 (回収率89.7%)
・有効測定数:193個
人の健康に悪影響を与える汚染物質として、イオウ酸化物(SOx)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素、浮遊粒子状物質(SPM、PM2.5)などが知られています。これらの汚染物質は主に自動車から出る排気ガスが原因です。
東都生協は、組合員が身近な所の空気の汚れを実際に測って確かめ、きれいな空気を取り戻すにはどうすれば良いかを考えていただくことなどを目的に、1988年から二酸化窒素(NO₂)測定活動を実施しています。
測定結果は「大気汚染測定運動東京連絡会」に提供。同連絡会では、生協の他さまざまな団体から集めた測定結果を基に、大気汚染の改善を求めて運動を展開しています。毎回の地道な測定活動の積み重ねが、こうした大きな運動を支えています。