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第11回 東都生協平和のつどいを開催しました
Hope For Tomorrow 語り合おう平和への願い
(一社)東友会 木村徳子さんによる |
東友会の皆さまに膝掛けを贈呈 |
ピーター・フランクルさん |
![]() 手作りのすいとん |
展示・体験コーナー |
るんるんズのプラバン作り |
戦争ほうき(放棄) |
今年は、例年行っているステージや展示発表に加えて、手作りのすいとんの試食や、戦争ホーキ・プラバンを作成する体験コーナーなど、学びと楽しさを兼ねた盛りだくさんの企画での開催となりました。当日は約150人が参加しました。
東都生協がこの間取り組んできた平和活動を紹介。8月に実施した東都生協平和代表団の広島・長崎訪問の様子や、沖縄戦跡・基地めぐり、長野県の松代大本営地下壕見学会など、組合員から寄せられた平和募金も活用した、さまざまな活動が映像で紹介されました。
この後、一般社団法人 東友会の木村徳子さんに、ナガサキでの被爆体験をお話しいただきました。
被爆証言に続き、東都生協組合員から東友会の皆さんに膝掛けを贈呈しました。この膝掛けは、組合員が毛糸で編んだモチーフを、とーと会「ピースニットカフェ」がつなぎ合わせて作ったものです。
休憩をはさみ、地下ホールのメインステージでは数学者で大道芸人のピーター・フランクルさんに「ワタシがワタシであるために」を講演していただききました。オープニングでは大道芸もご披露いただきました。
2階の展示・体験コーナーでは、第五福竜丸とビキニ事件に関するパネルや、ひざ掛けなどを展示しました。
手作り体験コーナーでは、戦争ホーキ・るんるんズのプラバン作りや、モチーフ編み、折り鶴つなぎをおこないました。
3階「すいとんをたべよう!」コーナーでは、手作りのすいとんを試食。おいしくて大好評でした。
参加者からは、
「ピーター・フランクルさんのお話がとてもよかった」「子どもたちの参加もあり、戦争を知らない世代にも平和の大切さを伝えられる機会になった」「被爆者の方の生の声を聞くことができ、とても良い経験となった」などの声が聞かれました。
平和の大切さを考え、学んだ一日となりました。
2014年度東都生協ナガサキ平和代表団 報告
核兵器廃絶を求める被爆者やナガサキの思いを共有し、未来へつないでいくことの大切さを実感しました
当時の様子を語る被爆者の方の証言 |
東都生協ナガサキ平和代表団 |
前方に約10度傾き、前方に12cm |
2014年春、長崎出身の福山雅治さんの |
山王神社の二の鳥居。爆心地 |
東都生協の代表として平和公園に |
平和祈念式典前日には、平和への願い |
「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」は被爆体験を継承し、核兵器のない世界への思いの共有する場として日本生協連と広島県生協連・長崎県生協連が1978年から毎年開催している生協独自の平和集会。東都生協は同年より広島・長崎に代表団を送る取り組みを続けています。
1日目は「紙芝居と被爆の証言」に参加し、当時13歳で爆心地より2.5kmの自宅で被爆した方から、原爆投下後の市内の様子など紙芝居を交えながら聞きました。
2日目の午前中は、原爆の爪痕が今も残る場所を巡る「平和のまち歩き」に参加しました。
コース:長崎医科大学~被爆門柱~山王神社・被爆クスの木~一本柱鳥居
いずれも爆心地から半径1km以内にあり、爆風や熱線の威力を実感しました。
午後は、日本生活協同組合連合会主催の「虹のひろば」に参加しました。
オープニングは長崎大学よさこい部「突風」による勇壮なよさこい踊りで開始。
「核兵器廃絶に向けて私たちにできること」長崎大学核兵器廃絶研究センター准教授・中村桂子氏の講演、被爆者代表の方から、次世代を担う若者の代表「高校生一万人署名活動」実行委員会、高校生平和大使へのリレートークなどが行われました。また、長崎市の田上富久市長からのあいさつもありました。
今年は全国の生協から約600人の参加があり、平和への思いを一つにしました。
最終日は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を見学した後、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列しました。会場の中に入ることはできず、ゲートの外での参列となりましたが、長崎の鐘が響く中、原爆犠牲者の冥福を祈り、黙祷を捧げました。
現在、被爆の体験をされた方々の平均年齢が79歳になっているそうです。「あと10年したら、直接被爆体験を話せる人がいなくなってしまう。本当に次世代の人たちに伝わっているかが心配だ」とある証言者の方は話していました。
平和代表団として、しっかりとその思いを受け止め「私たちにできること」として自分の家族や友人に今回長崎で見聞きしたことを伝えていくことが大切と感じました。
2014年度東都生協親子ヒロシマ平和代表団 報告
核兵器廃絶の実現と、平和の尊さについて認識を深め、次世代に継承していくことの大切さを実感しました。
原爆ドーム |
組合員がみんなで折った千羽鶴を献納 |
被爆者の体験を聴き、交流 |
原爆死没者慰霊碑、原爆遺構見学。 |
平和の尊さについて認識を深めた |
「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」は被爆体験を継承し、核兵器のない世界への思いの共有する場として日本生協連と広島県生協連・長崎県生協連が1978年から毎年開催している生協独自の平和集会。東都生協は同年より広島・長崎に代表団を送る取り組みを続けています。
5日はまず、日本生活協同組合連合会主催「虹のひろば」に参加。
被爆者、そして次世代を担う若者たちが平和への思いを発信するリレーメッセージなどを観覧し、全国の生協組合員と平和活動の交流を行いました。
原爆ドームなどを見学した後、組合員の方々から寄せられた千羽鶴を、平和記念公園内「原爆の子の像」の折り鶴ブースに献納しました。
夜には、東京の生協の仲間と共に被爆者の方との交流会に参加し被爆体験をお聞きしました。被爆体験を継承していくことの大切さをあらためて感じました。
6日は、平和記念公園で開催された広島市主催「広島平和記念式典」に参列し、全ての原爆死没者の冥福と核兵器廃絶を祈り黙祷を行いました。
続いて、日本生活協同組合連合会主催プログラム「大学生ガイドによる碑巡り」に参加。
とても分かりやすい大学生の方のガイドにより、平和記念公園内の主な原爆遺構、原爆死没者慰霊碑を見学しました。
参加した親子は、広島平和記念資料館の見学などを行い、帰途に就きました。
今回の代表団一行は、原爆の実相を学び、あらためて核兵器廃絶を実現させなければならないこと、平和の尊さについて認識を深めました。そのために、次世代に継承していくことの大切さを実感しました。
継続的農作業体験を通じて食料の生産、加工・流通、消費について学ぶ
継続的農作業体験企画がフードチェーン食育活動推進事業に承認される
農林水産省主催「平成26年度フードチェーン食育活動推進事業」承認
「継続的農業体験型フードチェーン食育活動プログラム」の活動報告
「フードチェーン食育活動推進事業」とは、農林水産省が推進する事業で、健全な食生活の実践を促す取り組みや、食や農林水産業への理解を深める体験活動などを通じ、消費者に食料の生産、流通・加工、消費に関する理解を促進する取り組みです。
このたび、東都生協の「継続的農業体験型フードチェーン食育活動プログラム(*)」が農林水産省より「フードチェーン食育活動推進事業」として承認されました。
*同プログラムは3企画①(農)船橋農産物供給センター「田んぼの学校」(参加:24家族・59人)
②(農)茨城県西産直センター「すいか作り体験・交流」(参加:16家・32人)
③JAやさと農業体験「大豆コース」(5家族:12人)
【1】(農)船橋農産物供給センター・米コース「6年目の田んぼの学校」
(2014年2月~10月、田の整備、田植え、草取り、稲刈り、収穫祭など12回)
この企画は、「後継者不足などによる生産者の老齢化や米の低価格などに起因し、休耕による荒れた田が毎年増えているという状況を多くの消費者に知ってほしい」また「食と農について考える機会を持ちながら、お米を食べることが農業支援になるということを理解してほしい」そんな生産者の思いを受けて始まりました。
1年目に田んぼへ下る道を作り、覆いかぶさる木を切り、井戸も掘り、20数年間荒れ放題だった田んぼを整備して「みんなの再生田1号」と名付け、お米作りを開始しました。現在は、2年目から整備を始めた「みんなの再生田2号」と合わせた約23aの田んぼで、雑草に挑みつつ農薬を使わない安定したお米作りを行っています。
昨年はお米作り以外にも、じゃがいもや落花生の植え付けと収穫、イノシシから田んぼを守る電気柵の設置作業、また、有志による東屋作りや真夏の夜の炭焼き大会なども行いました。
田んぼの整備やお米作りは決して楽な作業ではありませんが、自分たちで整備した田んぼで作り収穫したお米の味は格別です。お米作りを通して大自然と農業と人の関係を学び、豊かな喜びあふれる時を過ごしています。
2月22日(土)田んぼの整備
まるで荒れ野を開墾するかのよう | 親子で休耕田を掘り返します |
水路作りは泥との格闘 | 完成した水路に掛けた丸太の橋 |
育苗用培土に籾殻くん炭を混合 | 田んぼに水を送る給水管用の溝掘り |
みんなで給水管の運び出し | 給水管の埋設作業 |
5月17日(土)田植え、6月28日(土)田んぼの草取り
全員一列に並んで田植え | 子どもたちも頑張りました |
中腰での草取りは結構きつい! | ザリガニやカエル採りに夢中! |
【2】(農)茨城県西産直センター・すいか作り体験・交流!
(5月~7月 苗の定植、わら敷き、収穫など 3回)
(農)茨城県西産直センターの協力を得て行う、普段なかなか体験することのできない果物の農業体験3回連続企画です。同産地生産者の大久保さんの畑で、小玉すいか(スマートボール)ができるまでの作業の一部を体験させていただきます。小玉すいかの苗植えから収穫までの生育の過程を学びながら、生産者のこだわりを実感します。
確実に実を結ぶための花合わせ | これが雄花 | ||||||||
雌花です | 畑に肥料をまき、よく耕します |
「マルチ」に切れ目を入れて苗植え |
金属の枠を半円形に差し込みます |
ビニールをかけました | すいか畑を前に記念撮影 |
防草や保温のため、わらを敷きます | つるがだいぶ伸びてきました |
待ちに待った収穫です! | すいかのお味はいかが? |
【3】JAやさと農作業体験・大豆コース
(7月~12月 種まき、草取り、収穫、豆腐作りなど 4回)
JAやさとと協力し、種まき、草取り・枝豆の試食、収穫・脱穀、お豆腐作りの作業体験を通じて、大豆の生育過程や国産大豆の現状などを楽しく学びます。自分たちで育てた大豆で消泡剤などを使用せずに作ったお豆腐の味は格別です。
7月5日(土)大豆の種まき、大豆作りの話を聞く初めにJAやさとのスタッフが説明 | 種まき位置が分かるように線を引きます |
大豆の種まき | 防鳥用の糸張り |
(有)人と農・自然をつなぐ会(無農薬茶の会)の第38回お茶摘み交流会に参加
日本の豊かな自然に育まれる食と農の大切さを体感しました
そば打ち体験 |
茶畑でのお茶摘み体験 |
新芽を手摘み |
摘んだ茶葉は籠やビニール袋へ |
美しい茶畑の風景 |
お茶摘み交流会は、「やぶきたみどり」などのお茶でおなじみの(有)人と農・自然をつなぐ会が毎年行なっている交流会で、今年で38回目を迎えます。
東都生協からは子ども8人を含む10組24人が参加しましたが、それ以外にも地元の消費者の方などの参加もあり、参加者は総勢130人を超える大交流会となりました。
初日は、お茶の手もみ体験・そば打ち体験・竹器(食事用の食器)作り体験・鶏を絞める体験などの企画に、参加者は各自、自由に参加しました。
夕方からは「海外から見たTPPと家族農業」と題した講演会で、オーストラリアで家族農業と食の安全性を守る取り組みをされている講師のスコット・ジョーンさんが、オーストラリアの農業事情についてお話をされ、大規模化や競争力が重視される一方での、家族農業の果たす役割について共に考えました。
参加者全員が集まってのにぎやかな夕食懇親会では、山菜料理や新茶の天ぷら、地鶏料理、竹筒での炊き込み飯など、地元の手作りの料理を食べながら交流しました。
翌日は、餅つきを行い、朝食のあと茶畑へ移動し、お茶摘み体験。手提げのビニール袋や小さい籠に各自摘んだ茶葉を入れ、集めては大きな籠に移しながら新芽を手摘みしました。体験作業を通して、お茶の芽の美しさ、力強さを満喫しました。
昼食は、お茶畑の近くの木陰に座り、美しい茶畑の景色を眺めながら手作りのお弁当とお茶をいただきました。
交流会終了後、東都生協の参加者は、近くの温泉へ移動し、ゆっくり入浴してから帰路に就きました。
現地でのさまざまな体験や交流を通して、産地の現状や取り組みについての理解を深めることができた2日間でした。
参加者からは、
「農家のネットワーク、若い人のネットワーク、その発信力がすごいと思った。参加者が全国から来ているし、学生もいていろいろ交流できた」
「茶摘みは初めての経験だったが、重労働だと分かった」
「講演がとても良かった。TPPには強く反対していかなければと思った」
「鶏絞めを子どもに見せられてよかった。命の大切さを教えて育てられる」
「中味が濃い充実した企画。とても勉強になった。機会があればまた参加したい」
――などの感想がありました。
牧場へ行こう!! 酪農体験・交流ツアー
循環型酪農に取り組む千葉北部酪農農業協同組合の(有)高秀牧場を訪問
牛への餌やり体験 |
乳絞り体験 |
牛乳の飲み比べと実験 |
広大な大自然の中の牧場を満喫 |
素敵な一日でした |
(有)高秀牧場は広大な敷地で約150頭の乳牛を飼育しており、牛の排せつ物を堆肥として牧草や作物を生産し、牛に給餌するなど自然資源を無駄なく循環させる「循環型酪農」に取り組んでいます。
快晴の空の下、豊かな大自然の中の牧場で、牛への餌やり・乳絞り体験やバター作り体験、牧場見学、また市販の牛乳と八千代牛乳の飲み比べや、生乳でチーズができるかどうかを子どもたちがお手伝いをしながらの実験などを行いました。
昼食は八千代牛のバーベキュー。牛乳クイズなどの交流も行いながら、楽しくおいしくいただきました。
最後にチーズ工房の見学とお買い物をして、東京湾アクアライン経由で帰路に就きました。
一日を通し、八千代牛乳の産地や生産者をより身近に感じ、酪農の現状なども知ることができました。
参加者からは、
「生産者の酪農に対する姿勢に感銘を受けた。このような独自性のある飼育方法はこれからも進めていってほしい」
「牛に触れて、大きさ・暖かさを感じた。子どもと自然に触れることができてよかった」
「八千代牛乳が高品質で安心なのが分かった。これからも利用したい」
「生産者の生の話が聞けたのがよかった。子どもにとっても勉強になったと思う。牛乳だけでなく加工品もこれからは利用したい」
――などの声が聞かれました。
母の日に向けて
東都人材バンク講師から「くらしを楽しむラッピング」を学びました
3種類のラッピングはどれも |
今回は、箱をきれいなピンクの紙で包み、表にカーネーションを挟んでおしゃれに見えるラッピング、花柄の紙とピンクの紙でリバーシブルに見える包み方など3種類にトライ。
何げない包み方がかわいくて、皆さん、出来上がった作品を自画自賛。仕上げに使うリボンの結び方も学び、最後の質疑の時間では、「ワインやペットボトルを風呂敷やバンダナで包むラッピングを学びたい」との声もありました。
オンリーワンの作品に大満足 大変だったけど楽しかった!!
プリザーブドフラワーのミニブーケ作りを開催
仕上がりに参加者は満面の笑み |
バラの茎にワイヤーを通し、花びらを1枚1枚丁寧に剥がし、ふくらみをもたせながらまた一枚ずつ貼り付けるという気の遠くなる作業が続きました。
花びらの開き具合や色などで印象が大きく変わるのにびっくりしながらも、出来上がりを手にした参加者は「大変だったけど楽しかった」と満面の笑み。
ティータイムは職員も参加して商品や趣味の話で盛り上がり、また、とーと会・サークルの説明では参加者から「ぜひやってみたい」と即、手が挙がるなど、活気ある場となりました。
地域委員会では、今後もさまざまな企画が目白押し。
ぜひ参加してみてください。そして、仲間づくりの輪がどんどん広がるとーと会・サークルを立ち上げてみませんか。
ヘルシーなきのこをもっと食卓に
JA中野市から講師を招き、きのこ学習会&簡単料理講習会
実習ではさまざまなきのこ料理に挑戦 |
きのこ尽くしの料理の数々 |
えのきたけの製造工程を学びました |
JA中野市は長野県の北部、小布施町の北隣で志賀高原の麓に位置。えのきたけは生産量日本一を誇り、ぶなしめじ、エリンギなども盛んに栽培しています。
学習会ではえのきたけ製造工程について学び、実際にポットから取り出す収穫を体験。収穫したえのきたけは、お土産として提供いただきました。
調理実習では、きのこご飯、きのことハムのマリネ、きのこのスープカリー、しめじのキンピラなど、簡単でおいしいきのこ料理を紹介。
参加者は「きのこ尽くしでとてもヘルシーだった」「きのこは低カロリーで食物繊維が豊富と知った。もっと食事に取り入れたい」と、きのこのおいしさを再確認したようです。
小林満課長代理は「きのこを食べる文化は、たかだか50年。もっと日本の食卓に上るよう利用普及に努めたい」と意気込みを語りました。
花とスイーツのあるくらし
春の小さな寄せ植え講座と試食会
用意した3種類から2苗を選びます |
試食では新しい発見が! |
まず、参加者は、各自持参した500㎖の空きペットボトルを斜めにカットして、土を入れる道具を作成。
次に、用意されたブリキの縦長バケツ鉢に見合う高さ・ボリュームを考えて2苗を選び、根を軽くほぐして「土入れ」を使って植えていきます。土の表面に、保水と体裁を良くする水苔を置いたら出来上がりです。
この後、持参のカップ・紙皿・フォークを持ってテーブルの席に着き、東都生協のスイーツ試食会。紹介されたスイーツは「買ったことも食べたこともなかった!」「これから注文したい」という声もあり、新しい刺激を受けることができました。