みんなの活動:これまでの活動報告

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平和のつどい「表現者のびおとーぷunseen~あいしぃん~」劇のレッスン報告

2010年6月5日(土)さんぼんすぎセンターにて通し稽古

2010.06.08

全員、起床! 先生の声にみんな飛び起きます

全員、起床!
 先生の声にみんな飛び起きます

おなかすいたね。

おなかすいたね

わぁ、おにぎりだぁ!

わぁ、おにぎりだぁ!

セリフは、ばっちり!?通し稽古が始まった

稽古は2週間のお休みがあったので、セリフを覚えてくるのがみんなの課題でした。ほとんど、ばっちり覚えているようでした。「あれっ?」って忘れちゃった時は、演出補佐の藤田健さんがフォローしてくれるから安心。

 「はい!って、はっきり大きな声で返事して」「姿勢はピシッ!と」「自信を持って大きな声でね」次々と演出の登坂倫子さんからの指示が飛び出します。子どもたちは、自分のセリフを大切に、一生懸命、演技の勉強です。何回も何回も同じシーンをやり直しながらていねいに確認。「自分のセリフを言ったあとは、他の人のセリフをよく聞いて、緊張感はキープしてないと。」正直、まだまだ舞台でセリフを言うには小さすぎる声だけれど、きっと、これからすごく良くなる予感がします。

なぜがぐっと来るセリフに「おれ、ここに来て、畑いっぱいの赤とんぼ見て、すげえなって思った。きれいだと思ったんだ。」というのがあって、これだけを取り出してみても、なぜなのか説明できないのだけれど、おなかをすかせた子どもたちが夕暮れに語り合うシーンは心を打ちます。「はらへったな~ すき焼き食いてぇ」という実感を伴ったセリフには笑ってしまいました。どうやら、その子は本当にすき焼きが好物らしい。

休憩中のおやつは、おにぎり。休まず練習をしたせいか、みんなすごい勢いでパクついていました。3つも4つも食べる子も。確かに小さいおにぎりでしたが、とてもおとなの分まで回らなかった。次は、何かな?

衣装の用意は保護者の役割です。なんと、東都生協では「もんぺ」を扱っていたのです。一人のお母さんが実物を見せてくださいました。その名も「ワークパンツ」。畑仕事用で、ウエストとくるぶしがゴムになっているものでした。他にも、リサイクル店で探してきた帽子やリュック、古いセーターとかはんてん、防災頭巾。まさに手作りの舞台が出来上がっていく過程が見られます。ご協力に感謝、感謝。

いよいよチケットの発売が始まり、舞台監督との打ち合わせや、音響、照明の打ち合わせなど、これからますます忙しくなることでしょう。子どもたちの頑張りに応えられるようしっかりしなくちゃ。皆さんも来る7月24日、セシオン杉並に来て、応援してくださいね!

平和のつどい「unseen-あんしぃん-」レッスン報告

2010年5月22日(土)子ども8人、おとな11人参加して立ち稽古~

2010.06.08

腕は肩甲骨から大きく動かして!

腕は肩甲骨から大きく動かして!

「エナジー」のボールをそっと渡すと、いったん動きを止めます

「エナジー」のボールをそっと渡すと、
いったん動きを止めます

今日のおやつは「ミニトマトのシロップ漬」

今日のおやつは「ミニトマトのシロップ漬」

お父さん、お母さん、行ってまいります

お父さん、お母さん、行ってまいります」

台本を見ながら練習

台本を見ながら練習

よく晴れて、気温が上がって暑いくらいの土曜日。元気な子どもたちが東都生協・さんぼんすぎセンター(上北沢)の地下ホールに集まりました。いつもは会議などに使われる地下ホールの椅子や机がすっかり片付けられて、広々とした空間となり、子どもたちがのびのびと動き回れるようになっていました。
 
前半は、スピーカーから流れるパワフルな音楽に合わせて、からだを動かし、ウォーミングアップ。子どもたちの弾む笑顔が印象的でした。そして次は、ゆっくりとした音楽で、からだの中を流れる「エナジー」を登坂さんから受け取り、次の人に渡しながら、動いてゆきます。みんなとてもきれいな動き。

一列に並んで、歩く練習。「貴族」になったり「兵隊」になったり、おしとやかな「宮廷婦人」になったり。背筋を伸ばして姿勢よく、そのものになりきって歩く姿は、堂々としたもの。最後は、歩く時に、どこの筋肉を使っているのか感じられるぐらいに、できるだけゆっくり歩いてみました。ふだん、何気なく歩いているけれど、人間って2本の足でバランスとって、うまく歩いているのだなと分かります。

いよいよ配役が決まって、先週から立ち稽古が始まっています。今日は、子どもたちが出演する部分を全て通しでやってみました。汽車に乗って、車窓の風景を眺めるシーン。田舎の疎開先での生活。乾布摩擦でからだを鍛え、先生の号令には大きな声で「はいっ!」。先生役の九良賀野喜一さんの大きな声に、いつもお母さんと一緒に来ている子(1歳)がビックリして泣き出してしまうほどでした。

「当時の子どもたちは、とにかく先生の前ではピシッとしていたわ。みんなも、きびきび動きましょう。」平成の子どもたちは、どんな風に戦時中の子どもたちを演じるのでしょうか。

次週はレッスンが休みなので、次は6月5日。その頃までには自分のセリフは暗記しておくようにということで、宿題。7月の舞台が楽しみです。

平和のつどい「unseen-あんしぃん-」レッスン風景

2010年5月15日(土)~配役が決まり、演技を付けました~

2010.06.07

ハミングはからだのどこに響いているかな?

ハミングは
からだのどこに響いているかな?

手にも振動が伝わっている!

手にも振動が伝わっている!

自分のセリフを言ってみます。上手じゃなくてもいい

自分のセリフを言ってみます。
上手じゃなくてもいい

先生が「警戒警報発令!」と大声を

先生が「警戒警報発令!」と大声を

「オーボエ奏者のtomocaさんが手作りのリードを吹いてくれました。おもしろい音がするよ。

オーボエ奏者のtomocaさんが
手作りのリードを吹いてくれました。
おもしろい音がするよ。

吹いてみるけど音が出ないよ、むずかしいなぁ。

吹いてみるけど音が出ないよ、
難しいなぁ。

今日のボイスワークでは、唇を震わせてハミングをしました。ハミングはすなわちバイブレイション―振動。唇をぎゅっと緊張させているとハミングは響きませんが、リラックスしているとのびやかに振動が伝わります。口の中をなるべく空洞にしてハミングすると唇がむずむずしているのを感じます。みんなのハミングが交じり合って聞こえます。

ハミングは、身体のいろいろなところを振動させます。2人組になって、どこが振動しているか、チェックし合いました。頬、おでこ、顎、額、頭の後ろ、頭の横、喉など丁寧に診ていきます。人によって響き方がさまざま。胸や背中はよく振動しているのがわかるけれど、手や足も注意すると、かすかに振動が伝わっているようです。くるぶしなどの「骨」が振動を伝えています。人間の身体が楽器のようになってハミングを響かせます。

大きな舞台で会場中に聞こえる声を届けるには、リラックスして豊かなバイブレーションを身体という楽器で響かせることがポイントです。緊張しているとよく届かないそうです。セシオン杉並は500人以上入る大きな会場ですから、大変ですね。

「ムーブメント」では、輪になり登坂さんから受け取った「エネルギー」を身体に回しながら、次の人に渡してゆきます。渡したところでストップ。次に「エネルギー」をもらえるまでじっと待ちます。音楽をかけながら、照明を暗くして、ゆったりと身体を動かしていると不思議な調和と感動が押し寄せてきました。終わってから感想を聞くと「つらい体制で止まっていなければならなかった」「次に渡されそうな感じが分かった」など。

休憩を挟んで、いよいよ演技を付けながら練習が始まりました。学童疎開に出かける駅の場面では家族に手を振ってお別れです。車窓を流れる風景を想像しながら、セリフを言ったり、動きをつけたり。先生の号令に声をそろえて「はいっ!」。みんな、一生懸命です。これから少しずつ練習を重ねて、7月24日の当日までにどんな劇ができるのでしょう。楽しみですね。「5月中にはセルフを覚えてくださいね」って何気なく言われましたが、大丈夫かな?
2010.06.04

牧場内見学・学習

牧場内見学・学習

八雲町育成牧場見学

八雲町育成牧場見学

牧場ラリー

牧場ラリー

 牧場ラリー

牧場ラリー 牛ふんを堆肥にする作業の見学

牧場ラリー 牛ふんを堆肥にする作業の見学

牧場ラリー

牧場ラリー

ピザづくり「トッピングは何がいいかな」

ピザづくり「トッピングは何がいいかな」

ピザづくり 焼き上がりが楽しみ

ピザづくり 焼き上がりが楽しみ

バーベキュー・キャンプファイヤー

バーベキュー・キャンプファイヤー

  • お肉とてもおいしかった。すごく自然豊かで気持ちよかった。また行きたいというか、そこに住みたいぐらい気に入りました。ありがとうございました~!


  • 北里大学八雲牧場スタッフの皆様、大変お世話になりましてありがとうございました。皆さまのおかげで、予想以上の有意義な時間を過ごすことができました。というのも、私自身今回の企画参加を単なる"北海道旅行"と思い込んでいた節がありまして、"遊び気分"といった感覚でおりました。ところが、いざ参加してみると、現在の日本の酪農の現状や、北里大学八雲牧場の目指すところ、今後の酪農の在り方などのお話は、一消費者として考えもしなかったことで感慨深ものでありました(今朝も伺ったお話を思い出しながら牛乳を飲んでおりました)。食のあり方を考えさせられますね!?そして、なによりスタッフの皆さの親切でフレンドリーなご対応には感謝いたします。交流会のバーベキュー・キャンプファイヤー、楽しく、おいしかった! 皆さまのお仕事・取り組み応援しております。


  • 我が家の息子はお魚好きだけれどお肉は少し苦手なところがあります。牛を見たり牧場の空気を味わうことで、少しでもお肉好きになってくれないかと思い参加を申し込みました。八雲牧場で行っていることを調べず、参加したため、全てのお話が新鮮で、驚きの内容でした。「牛を育てているのでななく、牛が健康に育つ環境をつくっています」というお話しが一番印象的でした。子育ても一緒かな...? などと感じてしまいました。交流会では牧場の皆さんに良くしていただき、本当に八雲牧場が好きなんだと思わせる話を聞かせていただきました。帰ってきてから、ラリーでいただいたビーフジャーキーを食べながら「ママおいしいね、お肉の味がするよ」と息子が言っていました。バーベキューでいただいたお肉の味を思い出したようです。八雲牧場での取り組みを、私のまわりの人にも知ってほしいと感じ、力説しております。少しでもたくさんの方々に知ってほしい、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。


  • 新宿の「大学はおいしい」という百貨店のフェアで、八雲牛を使ったコンビーフやビーフジャーキーが紹介されていて、試食したところおいしく、その名前を知りました。いつも利用している東都生協に北里大学八雲牛が販売されていて、何度か購入したことのある牛肉だと気が付きました。応募して今回参加できて大変良かった。今まで、牛肉のおいしさは気にしていても育て方なんて考えたこともありませんでした。どちらかというとブランド名だけで購入していた今までの自分が恥ずかしい。いろいろなお話を聞いて畜産への姿勢というのに感動、一本柱が通っていると思います。八雲牛を使って料理を出してくれるレストランが多くなればいいなと思います。脂のおいしさではなく、肉質のしっかりとした味が味わえる北里八雲牛、これからも購入したいと思います。


  • 青い空、白い雲、どこまでも続く、緑の草原そして、おいしい空気。トンボやチョウなどの昆虫やキツネ、ヒグマなどの動物。静寂...。子どもたちは、公園のゲームも無いのにすごく楽しそう。自然があれば他に何もいらないんだなぁと実感。北里大学八雲牧場のコンセプトを伺い、驚くことばかりでした。除草剤も農薬も使わず牧草を育て、その牧草だけで牛肉を育てる...走り回る牛を見て本当に驚きました。牛は、ゆっくりのっそり歩くイメージだったので...(スペインの闘牛はまた別ですが...)。人間の都合で育てるのではなく、牛が牛らしく育つ...最もなことなのに、忘れていた大切なことだと思いました。日本人が米を食べずに、パンを食べる...私達ももっと食生活を見直すべきだと感じました。


  • 人間の口に入る食べものなのに、不自然な育て方、利益だけ追求していく方法に、すごく疑問を感じていたので、八雲牧場の取り組みはとても素晴らしいと感じました。牛が牛らしく育つために手助けをしているだけ...その謙虚な気持ちこそが牛たちへの愛情なんだなぁと感じました。


  • 牛たちの本当にのんびりとした様子や牧草のこと、繁殖のこと、初めて知ることばかりで、あと何十年か早ければ、間違いなく研究者になっていたかも...と思うほど学ぶことがたくさんありました。帰って中一の息子(今回は土曜日が学校で参加ができませんでした)に話したら、とても興味を持って聞いていて、私にとってはそれも収穫でした。「あ~、僕も行きたかった。」そうです。


<参加者からのお薦めコメント>

  • 産地に行って、職員の皆さんの話を伺うことによって、商品に対する見方がだいぶ変わってくると思います。安全、安心な国産牛をおいしくいただける喜びを実感します!


  • 有機の牧草を食べ、放牧で育った牛がいて、とってもエコな牧場だった。お肉の味が、甘くて(特に脂身)がおいしかった。


  • 牧場内の牧草だけを食べて育った八雲牛は、肉質が赤身で黒毛和牛とは違った味わいのお肉、肉好きが好む健康的なお肉が北里八雲牛。


  • いつも商品案内で見ている八雲牛のことを、ぜひ現地(産地)へ行って、目で見て話を聞いて、確かめてください。きっと、今までの視点とは変わってくるはず。商品案内では牧草へのこだわり、エコロジーを考えた取り組み、牛の味が分かりませんから。


  • かみしめて食べる肉の旨味を理解してほしい。安全と価格は比例するものだと改めて実感しました。

トマトへの理解を深める交流企画「トマトの学校」参加者の声

東都生協・オタフクソース㈱・㈱ナガノトマトの3者による協議会「トマト倶楽部」設立に先立って開催

2010.06.04

東都生協が2009年8月4日~8月5日に開催した、トマトへの理解を深めるための交流企画「トマトの学校」に参加した組合員の声をご紹介します。

同企画では「高原夏摘みトマトジュース」のメーカー、㈱ナガノトマト(長野県松本市)を1泊2日で訪問。加工用トマト畑見学と収穫体験、松本工場の見学を行い、トマトの歴史・栄養、生食用と加工用トマトの違いなどを学習し、昼食時には㈱ナガノトマト専属の谷口シェフによる料理講習を通じて同メーカーと交流しました。

なお、2009年8月11日には東都生協、オタフクソース㈱、㈱ナガノトマトの3者で協議会「トマト倶楽部」を設立。国内生産者の生活基盤を守り、国産のおいしいトマト製品を供給し、信州産加工用トマトを振興することが目的です。収穫援農企画など、組合員と生産者相互の理解を深めるための、さまざまな活動を実施していく予定です。


  • 思っていた以上に、親子ともども大変楽しかった。おいしいトマトやジュースができるように、日々、努力・開発している姿を見て、今後、もっと「ナガノトマト」の商品を利用したいと思います。トマトジュースもトマト料理も、大変おいしかった。
  • トマト畑でご説明をいただいたナガノトマト・高橋さんの笑顔からは、自分たちのトマトに対する自信と愛情と強く感じましたし「愛果(まなか)」というネーミングからは、その思いが会社全体のものであることが分かりました。トマトペーストの輸入自由化やトマト農家の減少といったすさまじい逆境の中で、本当に懸命な企業努力により活路を見出されていることが、新品種の改良やケチャップ(つぶ野菜入り)の開発などからもよく分かりました。工場でのリサイクル促進や、マイカップ使用など、時流へのキャッチアップにも熱心さを感じました。折しも食料自給率41%に上がったとのニュースがありましたが、トマト生産の現場や、貴社の想いを知った上で、今後、一消費者として、何ができるかを考えていきたいと思います。「畑でへたをもいだときに感じた青くささと新鮮さ」のように、今回の体験をいつまでも記憶にとどめておきたいと強く思いました。
  • トマト畑ならびに試験プラントでのお話を伺い、おいしいトマトづくりにかける「熱意」を非常に強く感じました。日頃、商品を選ぶ時に「どんな材料で」「どんな方法で」製造されたかを気にしながら選んでいますが、これからは「作ることに携わっている方々の顔を思い浮かべながら選べることの良さ」を実感できそうです。ナガノトマトの皆さまの熱意と技術力で、これからも安全で、安心して食べることのできる加工品を作り続けてほしいと思います。農家の方が、自分の家族に食べさせたいと思うような野菜を使って、より安全な食品も、ぜひ作っていただけたらと思います。


収穫体験1 収穫体験2 トマトの学校1
  • 真っ赤なトマト、おいしかった。谷口シェフのレシピ、早速試してみたところ、家族に喜ばれました。産地に行き、そこで生産者の思いを知るということは、本当に大事なことだと思います。また子どもを連れて体験したい。
  • トマトの学校たのしかったです。トマトもすごくおいしくてでかかったです。おうちでもおねいちゃんがトマトをおいしいといっていました。(8歳)
  • 息子たちと一緒にとても楽しく、かつ意味のある旅ができたと感じております。松本市より「愛果(まなか)」を中心に(ベースに)日本全国へいろいろな商品を展開していらっしゃる様子は、とても力強く思いました。私も昔のように仕事を中心に生活してみたくなりました!? 農家の方や工場のスタッフ、営業の方などさまざまな形で皆さんが頑張っていらっしゃる様子が、今回の訪問でよく伝わってきました。日本経済も弱っており、たくさんのご苦労が実はおありかと思いますが、これからも応援しております。 P.S.息子たちはスーパーに行くとナガノトマトの商品の在庫確認をしております! 皆さんのように誇りを持って仕事ができる大人になってほしいなと思っています。食育だけでなくさまざまなことを思った訪問でした。
  • ぼくにとっては、ナガノトマトの商品は全て、おいしかったです。特においしかったのは、ジュース用トマトです。中が温かくて、すごくあまかったです。ぼくは、これから、ナガノトマトにこだわりたいと思います。ナガノトマトの皆さん、これからもがんばってください。(12歳)
  • 今回の企画で一番楽しかったことは、やはりトマトの収穫です。真っ赤なトマトを取るのは、とても楽しかったです。家族全員で10個も取ってしまいました。早速、8月6日の朝にトマトに塩をかけて食べました。おいしかったです。(12歳)


トマトの学校2 工場見学 谷口シェフの昼食
《参加者からのおすすめコメント》
  • 思っていた以上に、ナガノトマトの会社の方々のトマトに対する思い入れを知ることができた。
  • トマトに関心があるかたは、ぜひ、行って、見て味わっていただきたい。
  • 体験あり、知識を深める場あり、試食ありで子どもも大人も十分楽しみながら、生産者の方々と商品への理解を深めることができました。
  • トマトジュース選びにこだわってみようと思える内容です。
  • 私たちの知らないところで、トマトのひとつの種にたくさんの人が関わっています。その熱い思いに感心し、これから、応援していきたい。
  • 畑での収穫体験はとっても楽しいですよ。子どもたちはカエルや虫取りにも夢中になっていました。谷口シェフのお料理は私はすごく好きです。ぜひ一度召し上がってください。

田んぼの生きもの調査&収穫体験 交流会 参加者の声

(農)山形おきたま産直センター交流訪問企画への2009年参加者の声~

2010.05.21

産直米の産地、(農)山形おきたま産直センターの協力により、2009年7月18日~19日に開催した「田んぼの生き物調査&じっくり交流」への参加者の声をご紹介します。

本企画は、田んぼの生き物調査と米作りの関係を学び、生産者との交流を通して産地の取り組みの理解につなげるために開催したものです。

田んぼの中から顔を出すカエルたち

田んぼの中から顔を出すカエルたち

田んぼの生きもの調査「何が採れるかな?」

何が取れるかな?

みんなで採取した生きものの調査

みんなで採取した生き物の調査

いろんな生きものがいるんだね

いろんな生き物がいるんだね

たくさんのブルーベリーにみんな夢中

たくさんのブルーベリーにみんな夢中

親子でブルーベリー収穫体験

親子でブルーベリー収穫体験

精米所見学

精米所見学

昼食交流

昼食交流

  • 「今どき、農家の子だって田んぼに素足で入ったりしない」というのに貴重な経験をさせていただき、ありがたく思っております。「トロトロ層」といわれるふかふかで柔らかくて温かい田んぼの土の感触は初めての経験で、足をとられて前へ進めず、生きもの調査どころではなかったというのが正直な感想です。有機栽培での生き物の役割には驚かされました。頭では何となく分かっていたつもりでしたが、イトミミズやカブトエビやクモが、どのように役に立つのか具体的なお話を伺ってはじめて「そうなのか」と納得しました。ちょっと感動しました。小さな生き物たちの力は、すごいものですね。ブルーベリー狩りは、安いお値段で、たくさん採らせていただき、申し訳ないくらいです。大変おいしくいただきました。ブルーベリー畑の近くは、立派な開拓の竣工記念碑が立っているのに、その周囲では、耕作していない土地が広がっていて、ちょっと悲しい風景でした。最後の日のお昼ごはんは、手作りのおにぎりやお漬け物、バーベキューでもてなしてくださって、本当にありがとうございました。生まれて初めて「熊汁」をいただきました。意外と臭みもなく、おいしくいただきました。「ひょん」という雑草のおひたしもおいしかった。精米所を見せていただき、虫喰い米や異物を精米段階で取り除いていることを初めて知りました。米の保存にも、きちんと温度管理がされているのを見て、家で米を無造作に保管していることを反省しました。有機農法は、大変なお仕事だと思いますが、これからも頑張ってください。私たちも生産者の方々を支えたいと思いました。これからは、お米の消費を増やすべく努力します!

  • 最初は田んぼの中に入るのが怖く、入れるのがやっとでした。でも、慣れたら、また入りたいなと思えました。水中の生き物の中に不思議な物や見たことない物がたくさんいてびっくりしました。たとえば、イトミミズなんかは初めて見ました。その他にもたくさんいました。これからも米などを作ってくださいね。頑張ってください。(お子さんより)
  • 田んぼに生きものを育てていくという考え方にびっくりしました。そういう方法で米と育てるということも知らなかったし、自然と共存していくこともすごいことだと思いました。皆さんの熱い思いが伝わってきて、参加して良かった。ブルーベリーは冷凍したものしか食べたことがなかったので、摘んですぐに食べられることや、プチッとした食感に幸せを感じました。帰ってからヨーグルをかけたり、そのままを食べたりして家族で取り合って食べました。山から眺めた景色の素晴らしさ、地元の食材を使ったお料理のおいしかったこと。耳慣れない山形の言葉...東京にいたら分からなかったことばかりでした。東都生協の組合員というだけで、このような交流ができるとは思っていませんでしたが、産地の様子や生産者の方々の努力や工夫を少しでも地元に伝えていければと思います。
  • 田んぼの生き物調査については、他の生産地に比べ、きっちりと体系立てて構成されていて分かりやすく、プロの域に達していると感じました。また、イトミミズの多さは際だっており、これまでの生産者の方々の地道な努力の結晶だと思いました。これからもトロトロ層を積み上げていってほしいと消費者として希望しております。最後に昼食交流会での数々の料理、本当においしくいただきました。本当にありがとうございました。
  • タイコウチがつかまってよかったです。こんどはミズカマキリやタガメをつかまえたいです。ありがとうございました。(お子さんより)

JAやさと農業体験・大豆コース 参加者の声

東都生協の産直産地、JAやさとで大豆作りからの豆腐作りを体験!

2010.05.21

東都生協は2009年7月4日~同年12月5日、JAやさとのご協力により、自分たちで育てた大豆で豆腐を作る農業体験企画を実施しました。

同産地は昔から養豚、酪農、養鶏などの畜産が盛んで、その家畜の有機物や落ち葉を堆肥にして、野菜や果物の多品目複合農業・環境保全型農業が行われてきました。

同産地と東都生協では地域ぐるみの総合的な産直「地域総合産直」を展開し、青果物・産直たまご・鶏肉・産直加工品「東都納豆」・産直米の茨城コシヒカリ「ぴっかりぴん」などを取り扱っています。本企画は作物や商品ができるまでの過程を学び、少しでも食べることについて考えるきっかけになればと思い開催しました。

学習会

学習会

大豆の種

大豆の種

草取り作業

草取り作業

種まき作業

種まき作業

収穫作業

収穫作業

脱穀作業

「脱穀作業

豆腐づくり1

豆腐づくり1

豆腐づくり2

豆腐づくり2

豆腐完成

豆腐完成

参加者の感想 ~JAやさと農業体験・大豆コース 2009年参加者の声から(抜粋)~

  • 初めて大豆づくりを体験できてとても良かった。大豆を通して、枝豆作りからの納豆・豆腐作りなど、いろいろな体験やお話を伺えて良い勉強になりました。
  • 豆腐・豆乳・おからと日々お世話になっている物がどのように種からできるのか体験でき、新鮮に思われました。
  • 私は豆作りが一番楽しかったです。自分たちで作った大豆から、難しい豆腐を作るからです。作った豆腐はすごくおいしくて、よかったです。豆腐を作り、大豆を育てるのは楽しかったし、お昼ご飯もおいしかくて良かった。また参加したいし、他の食べ物の農業体験もしたい。(お子さんより)
  • 親子ともども、4回にわたり貴重な体験をさせてもらいました。田舎を持たない私たちが畑に入って土を踏んだり、何か作業をさせてもらうことは、本当にお金を払わないとできないことであります。自然の中で過ごした短い時間の中にも、子どもなりに多くの気付きや発見があったようです。産地の方々は受け入れの準備などご苦労が多いかと思いますが、このような企画が数多く行われることを期待します。
  • 大豆をたねから育ててみてとても楽しかったです。くりひろいやいんげんまめのしゅうかくやなすのしゅうかくなどもやらせていただいてとてもうれしかったです。また友達もできてとてもうれしかったです。大豆のしゅうかくの時のだっこくきはとてもすごかったです。(お子さんより)
  • 短い時間ではありましたが、食べものを作ることに必要となる労力を多少なりとも身近に感じることができたとても良い体験でした。普段口にしている食べものの一つひとつへの感謝をあらためて感じました。
  • 豆腐作りは初めはすごく硬かったのに、すごく柔らかくなったのがびっくりしました。ミキサーに大豆を入れたらすごく柔らかくなっていました。次に火にかけて泡を取りました。ぼくもお父さんと交代で泡取りしました。その次に搾りました。お父さんと一緒に搾りました。すごく硬くて手が痛くなりました。75度にして天然にがりを入れて固めました。ようきに入れてかためました。ようきから出すのはぼくがやりました。すごくきんちょうしました。豆腐はおいしかった。(お子さんより)
  • 福岡県の田舎で育ち、田んぼ・畑を当たり前のように見て過ごしてきました。田舎にいれば自然に知っていく米や野菜の生育の仕方、季節ごとの旬の物も都会育ちの子どもたちにはなかなか分からないものです。ましてや小学校の校庭さえゴムチップ舗装され土に触れることもものすごく少ない日々の中で、種まきから収穫・加工までと、とても良い体験をすることができました。日本の農業について考える良い機会にもなり、また豆腐の消泡剤やにがりについても身をもって知ることができました。JAやさとの皆さんどうぞお元気で、これからもおいしい野菜を作ってください。買うことだけでしか応援できませんが、ぜひ買わせていただきます。


上演に向け登坂倫子さんのボイスワーク

第7回東都生協 平和のつどい上演劇「表現者のびおとーぷ unseen~あんしぃん~」 2010年5月8日(土) さんぼんすぎセンター

2010.05.11

床に身体を委ねてリラックス

床に身体を委ねてリラックス

「テーマは森」。色鉛筆で思い思いの絵を描きます

「テーマは森」。
色鉛筆で思い思いの絵を描きます

休憩後は新たな配役を決めて読み合わせをしました

休憩後は新たな配役を決めて
読み合わせ

先週はレッスンがお休みだったため、出演する組合員の子どもたちは2週間ぶりの顔合わせ。年齢や学校は違いますが、もう、すっかり仲良くなっています。本日2010年5月8日は、登坂倫子先生を講師にボイスワーク。

「ボイス」にとって大切な身体のことを学びます。まず「背骨」。人間が2本足で立って歩いたり動いたり、声を出したりできるのは、みんな背骨があるからです。

ふと~い背骨は身体のどこを通っているのかな? 2人組になって、相手の背骨を上から下に指で触って癒していきます。「ズ~、ズ~、ズ~」と声を出しながら。背骨は、腰の下の尾てい骨までつながっていて、「指ビーム」の当たったところから緩んでいき、身体はだんだん前のめりになります。再び、尾てい骨からビームを浴びて、背骨を1つ1つ積み上げてゆくと、あらあら不思議、起き上がった顔はスッキリ、目はパッチリ! 

ボイスは緊張すると、うまく響きません。床に寝転がって、リラックス。「心の目で、身体の中をスキャンダウンしてゆきます」という登坂先生の指導で、子どもたちは目を閉じます。終わって、「どうだった?」。「眠くなった」「力が入っているのがわかった」「ふわふわした感じ」。子どもって素晴らしい。

「チェックイン」は、輪になって、今の自分の「心」「身体」「声」について話します。風邪をひいている人がいたり、身体がだるい人がいたり、みんな連休はいろいろあったのかな?

色鉛筆で紙に「森」を描きました。「みんな、ほんとうの森を見たことある?」と登坂先生。ほんとうの森ってなんだろう? 白神山地? 屋久島? 「もののけ姫に出てきたよ!」

私たちは森についてよく分からず、テレビや映像で見たものを「見た」と錯覚しているのかもしれません。子どもたちが描いた森はどれも素晴らしいものでした。

「高い木や低い木、若い木と樹齢を重ねた木があって、腐葉土の下には虫がうごめき、動物たちが生きている、それが本当の森。つんつんした杉の木だけなのは、人間が植樹したもので、本当の森じゃないんだよ」登坂先生が語ります。

木にとって最もふさわしい「最高」条件にあると、木はどんどん伸びますが、やがて枯れてしまうのだそうです。一方で「最適」条件にあれば、木は枯れずに生き続けます。それは、適度に日が当たり、適度に陰り、適度に風が吹き抜けること。

今年2010年は、国連が定める「国際生物多様性年」。さまざまな生物がいるからこそ、お互いにうまく関わり合って生きていけるのですね。「人間も忘れてはいけない、地球に生かされていることを」――平和のつどい上演劇では「環境」も一つの重要なテーマとなります。

休憩後は、新たな脚本で配役を決めて、読み合わせ。先生役の九良賀野さんの「乾布摩擦、始め!」の号令に従って「いち、に! いち、に!」と声をそろえて。全員、女の子だから、男の子役もいるのです。

当時の子どもたちの写真を見て、本番までに知っておいた方がいいことはたくさんあります。どんな服を着て、どんな物を食べ、何をしていたのか。自分の家から遠く離れて、親にも会えず、食べ物が乏しいくらし。現代の子どもに想像できるのでしょうか。子どもたちと戦争について一緒に考えながら、平和のつどいの舞台に向けて一歩一歩進んでいきます。

登坂倫子さんのブログ>>「Unseen Blog」(外部サイトが開きます)

田んぼ生きもの調査&蛍鑑賞 2008・2009年参加者の声

産直米の産地、JAみやぎ仙南での農業体験、田んぼの生き物調査&ホタル観賞

2010.05.05

産直米の倉庫を見学"

産直米の倉庫を見学

カエルの生息調査"

カエルの生息調査

カブトエビも生息しています"

カブトエビも生息しています

トマトの収穫も体験できました"

トマトの収穫も体験できました

田んぼの雑草も調査します"

田んぼの雑草も調査します

田んぼの草取り作業を体験します"

田んぼの草取り作業を体験します

田んぼに入って生きもの調査"

田んぼに入って生きもの調査

田んぼで取った生き物を調査

田んぼで取った生き物を調査

夕食交流会で大内部会長からあいさつ"

夕食交流会で
大内部会長からあいさつ

産直米「無洗米宮城コシヒカリ」の産地、生き物や環境と共生した米作りを実践するJAみやぎ仙南(宮城県丸森町)との交流訪問企画に参加した組合員の声をご紹介します。

田んぼの生き物調査体験を始め、米の草取り体験・収穫体験など産地をまるごと体感できる企画です。環境に負担をかけないよう農薬や化学肥料をできるだけ減らし、消費者の健康を考えた米作りを実践する同産地では、夜にはたくさんのホタルに出会うことができます。

参加者の感想 ――2009年度 田んぼの生きもの調査 参加者の声から(抜粋)――

  • 今年は2回目の参加でしたが、前回以上に楽しませていただきました。今年は2日間ともに田んぼに入ることもでき、子どもも大満足だったようです。私にとっては田んぼの草取りをしたことが貴重な体験となりました。完全農薬無散布の米を求める消費者は、私の家族も含めて多いのですが、それを作るには多くの労力が必要となることを体で実感でき、今後自分で何をすべきか考えるよいきっかけとなりました。2回目の訪問で、私も娘もますます丸森町のファンになりました。娘は「丸森に家を買えないの?」と言うほどです。生産者の皆さまには、これからもお体に気を付けて、今までのように素晴らしい農作物を届けてくださるようお願いします。
  • 私のパーカーの中にホタルが入ってしまって、パーカーの中で光っていました。もともとの光は黄色でしたが、パーカーの中で、パーカーのピンク色が透けてピンクに光っていました。
  • 大切に育てている田んぼに入らせていただき、貴重な体験となりました。田んぼがあんなに柔らかく、温かみのある土であったこと、感動しました。草取り体験では、農薬無散布の田んぼの大変さには頭が下がります。あの草の勢いにはびっくりでした。「手間をかけて育てていただいているんだなぁ」と思いました。食のありがたみを感じながら生活していきたいと思います。丸森町の元気さにびっくり、元気をもらいました。これからも元気な丸森町でいてください。
  • 丸森町の素晴らしさを体感することができました。生産者の姿勢、丸森町の自然に接すると、理想に近い日本の農村地帯の在り方に感銘を受けます。これからも大型の商業主義とは無縁の、小さくても質を重視した町であってほしいと希望しております。
  • 子どもたちに一番良かったのはホタルもさることながら「真っ暗闇」の体験です。学校で先生から「ぜひこの夏体験させてあげてください」と言われたことだからです。また田んぼに入った体験では、こんなに生き物がいるところで米が作られていることが分かり安心しました。最も印象に残った言葉は「米を何十年も作っているけれど、いまだにこう作れば良い米ができるという方法が分からない」。米作りの難しさ、皆さんのご苦労の一端が分かる言葉でした。
  • 田んぼに裸足で入ったことで田んぼの中はぬるぬるとしていること、ヤゴ、アメンボ、クモ、巻き貝、カエルなどなど、たくさんの生きものが共生しているということが分かりました。真っ暗の中で見たホタルは、きっと子どもたちの目に焼き付いたのだろうと思います。たくさんの自然に触れることができ、うれしく思っています。また「安全・安心な米」ということで頑張って米作りに携わっている方々と出会え、人としての生き方にも触れることができました。
  • 丸森町の風景や生産者・関係者の皆さんの温かいお気持ち、米作りに前向きに取り組む姿勢などが心に染みました。「たとえ生産量が減っても、安全・安心には代えられない」と、できるだけ化学肥料や除草剤などに頼らない米作りをされていることがよく分かり、これからも安心して丸森の産直米を頂くことができます。うちに遊びに来る子どもたちに「おにぎりがおいしい!」と言われたら「そりゃそうよ! 生き物たちがいっぱいいる田んぼでつくられたおいしいお米だもん!」って言えます。今回印象に残った1つは、紙(ダンボール)を使用して田植えをされたという田んぼです。雑草との熾烈(しれつ)な闘いを感じると同時に、私よりも年上の(?)皆さんがさまざまなことにチャレンジしていることが分かり「すごい!」と思いました。人生や仕事の先輩としても、良いものを見せていただけたと思っています。でも固いことは抜きにして、たくさんのドジョウ、カエル、イモリに眼をキラキラさせる子どもたち、暗闇に舞うホタル...それだけでも本当にうれしい風景ですよね。訪問翌日、小3の息子が学校に出す日記に丸森町のことを書きました。いつもは2行書くのにヒーヒー言っている子が、頑張って書きました。
  • 丸森町の方々の顔がとても輝いているように感じました。美しい田園を守っている自負でしょうか。米に対する愛情が伝わってきました。食の中心である米、小学校で田植えや草取り...など経験をして食づくりの大変さを体感してほしいと思います。
  • 田んぼや移動のバスの中で聞かせていただく生態系と米作りの話は理論的で簡潔、系統立っていて、これまでの皆さんが多くの議論と現場でご苦労を重ねてこられたからこそ、素人の私たちにも分かりやすい説明ができるのだと思いました。
  • 田んぼの生き物調査ではたくさんの生きものがいること、緑が多く空気がおいしく水がきれい...。昔は当たり前であったことが、今では大変貴重な風景になりましたが、丸森町には変わらず存在していることの素晴らしさ!! 生産者の努力があっての「今」だと感じています。皆さんの思い・信念には頭が下がり、胸が熱くなります。私たち都会の者が教わることがたくさんありました。自然を愛すること、米作りを精一杯頑張り、大事にすること、人を愛すること、自分だけではなく全てのものや存在を大切に思うこと...など。
  • 有機米の良さは頭では分かっていたつもりでしたが、生き物を発見し、毎日心を込めてお世話してくださる皆さまにお会いしたことで、丸森町のお米はみんなのパワーがぎっしり詰まったすごいお米なんだということを五感で感じることができました。
  • 田んぼの生きもの調査というタイトルに妻が引かれて「息子と行ってきたら?」と誘われたのがきっかけでした。米について少しくらい調べておかなければ...と思いつつもあっという間に出発の日。たくさんの生き物が米を育てている事実。雑草を抑えることがいかに大変かということ。生産効率の悪い地形。生産高と農薬無散布のバランスなどなど。百聞は一見にしかずでした。生産者の皆さん一人一人がさまざまな思いを持って米を作っているという当たり前のことを、胸に刻むことができました。安い物より安全な物。遠くの物より近い物に日本人が意識を向けることを信じています。丸森の皆さんの闘いを応援いたします。

田んぼの生き物調査&ホームステイ2008年・2009年参加者の声

産直米の産地、JAみどりの田尻産直委員会の協力による農業体験と田んぼの生き物調査体験

2010.05.04
 

カエルの生息調査"

カエルの生息調査

トンボの羽化の様子も見られました"

トンボの羽化の様子も
見られました

ブルーベリーの収穫体験も"

ブルーベリーの収穫体験も

「ミニとうもろこし」の皮むき作業を手伝います"

「ミニとうもろこし」
の皮むき作業を手伝います

受け入れ生産者との顔合わせ

受け入れ生産者との顔合わせ

昼食時に田尻営農センター・伊藤センター長より説明

昼食時に田尻営農センター
・伊藤センター長より説明

田んぼの土の中の生き物を調べます

田んぼの土の中の生き物を調べます

用水路の生き物を調べます

用水路の生き物を調べます

2008年、2009年も東都生協の産直米の産地、JAみどりの(宮城県大崎市)Aみどりの田尻産直委員会の協力により「田んぼの生き物調査」を実施しました。

同産地では生き物や環境と共生した米作りを実践し、産直米「無洗米宮城ひとめぼれ(田尻)」「無洗米宮城まなむすめ」を生産。今回は田んぼの生きもの調査に加えて生産者宅へのホームステイを行い、米作りの作業を通じて農家の生活を体験しました



参加者の感想 ――2008~2009年度 田んぼの生きもの調査&ホームステイ 参加者の声から(抜粋)――

  • 本当にお世話になり、ありがとうございました。娘は十分に楽しみ、とても良い思い出になったようです。食べ物の安全性は、生きることの基本でありながら、今はその基本を守ることが難しい時代です。しかし、田尻の皆さんのように安全でおいしい農作物を作り続けていらっしゃる方々が多く存在するというのは、大変ありがたく思います。毎日、安全でおいしい食べ物を食べられることに一層感謝するようになりました。これからも生産者の方々と私たち消費者が強く結ばれた関係を続けていくことができれば素晴らしいことだと思いますので、今回のようなホームステイ企画は、ぜひ継続していただきたいと思います。
  • 「米や野菜は1分1秒も待ってくれない」――こう言われた千葉さんの言葉に心を打たれました。私たち人間は日常生活の中で、そしてあらゆる場面で、選択や行動を迫られます。時にはそれから逃げてしまいたいという思いに駆られ、実際にそのことを後回しにしたり、放棄してしまうことさえあるけれども、自分の体や気持ちを優先させていたら作物は売り物にならなくなってしまう。この葛藤から逃げずに、栽培物や家畜と一緒に生きていくことの大切さを身をもって教えてくださったご家族に心より感謝いたします。ありがとうございました。
  • 5歳の娘に「田んぼ」を見せてやろう、と気軽に参加させていただきました。「田んぼの生き物調査」が定性的な単発の試みではなくて、今後の安全・安心を確認する取り組みの一つの軸になる定量的な定期的調査事業であることを知りました。なるほど分かりやすい環境指標でありますが、皆さんの地道な調査がないとデータとしては役に立たない、根気のいる取り組みだなあと思いました。また、田尻の人と土地の素晴らしさと農業と土に対する思いを理解させるべく、ホームステイをはじめいろいろな手間をかけていただき、勉強させていただくとともに、娘ともども大変楽しませていただきました。帰ってから家族を始め、周囲の人間には、皆さまの取り組みと熱意、温かさを語っております。
  • 田んぼの生き物調査には今まで関心がありませんでした。今回はホームステイに興味を抱き、参加しました。すくってきた泥をネットに入れ、何回も水で洗い、バットに移し、田んぼの生き物とやらに対面すべく、暑さにも耐えてカエルの前にしゃがみ込み、バットに目を凝らし、イトミミズ・ユスリカの幼虫を観察することができました。歩きながらのアマガエルのカウント、トンボの抜け殻なども観察し、生きものが生息すればするほど、水田が有機質になる様子がよく分かり、また、稲の葉の緑も濃いことに気が付きました。遠目に見る田園風景の見方も今後は変わるでしょう。米を食べる人が一人でも多く田に足を入れ、水田の生きものに関心が持てるように、今回の訪問を機に伝える役目をしようと思いました。
  • 知らない人たちを自宅に入れることは大変だったと思います。温かいもてなしに感謝しております。田んぼのある風景はやはり落ち着きます。稲に止まった、たくさんのトンボ、用水路のメダカやドジョウ、子どもたちのはしゃぎ声を聞きながら、いつまでも残していかなければいけない責任を痛感しました。子どもたちがいろいろな体験をしながら、自分たちの健康やそのもととなる食物が育つ土壌に関心を持ち、生きる力を培っていけるように今後も活動していきたいと思います。
  • 今回初めて「農家へホームステイ」という企画を情報紙で見て、どうしても参加したく応募し、参加させていただきました。私は四国の田舎育ちなので、小学生の頃は近くに田んぼもあり、川やあぜ道で遊んだものです。しかし、我が子はというと、習い事や塾に追われてあまり自由な時間はなく、近くに自然と触れ合い心豊かに生活していく...。そんな生活とは程遠い生活を送ってきました。そんな日常から離れ、自然の中にいる生きものや植物に触れ、何かを感じ取ってくれることを期待し、親子ともにワクワクしながら古川駅に到着しました。お世話になった中川さんのお宅はとても大きく立派で、また、都会とは何らかわらない生活に少しびっくりしつつも、庭に井戸、周りには用水池、畑、ビニールハウス、そして広大な田んぼがあり、自然・田舎を感じることができました。2日目の田んぼの生きもの調査では実際にイトミミズ・ユスリカの幼虫・カエルの数を調べましたが、こんなにもたくさんの生きものが生息しているとは思ってもいませんでした。実際に目で見て確認することで食の安全を実感することができました。我が子はザリガニやドジョウ、トンボなどを捕まえ本当に楽しそうでしたし、家に帰ってきてからも「また行きたい!! 中川さんの家がいい!!」「今度はいつあるの?!」と興奮し、主人や姉にいろいろな体験話をしていました。
  • JAみどりのの田んぼの生き物調査に興味があり参加しました。今回は生産者のお宅に宿泊させていただき、お手数をお掛けしましたが、生活を見せていただき、日々の農作業は大変でしょうが、豊かですてきな暮らしぶりと拝見しました。うらやましい限りです。また、翌日の生きもの調査では、実は虫類は少し苦手なのですが、そんなことは忘れてしまうほど、夢中になって調査に参加させていただきました。既存の水田と区画整理後の水田の比較調査を基本としてデータを蓄積することによって稲の栽培管理に役立てていこうとされていることに感心しました。田んぼの生き物調査は、これからの環境問題を意識する上で大変重要なことだとあらためて実感しました。参加されたお子さんたちも何らかの形で心に残っていくのではないかと期待しています。

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