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「平和のつどい」に向けた2回目のワークショップを開催
平和のつどい「表現者のびおとーぷ~unseen(あんしぃん)~」立ち稽古
水草になって揺れます |
ライトの創り出す神秘的な |
心の中にイメージを作り、 |
お豆を食べて少し休憩、 |
「息が肺に入るのは、 |
早くから4人のスタッフが、ライト2台と暗幕を張って準備完了。
はじめは「水草」になりました。水草の写真をみてイメージを作り、気持ちよさそうに水にたゆたう「水草」たち。おとなの水草も子どもの水草も光を浴びて揺れ、その上を魚が泳いだりカモがかき分けたり。
深いところの水草、浅いところの水草を表現するのに、さまざまに姿勢を変え全身を使って「揺れ」を表現。きらきらとした水面が見えるようでした。
次はいよいよ舞台で使うような強力なライトの登場。照明を消した暗闇に、ライトの当たったところだけが明るく浮かび上がります。その光の中に、一人ずつ入っては出て行きます。浮かび上がる姿は、陰影のくっきりした立体的な世界。子どもたちの表情はいつもと違って神妙です。
次は、大きな繭玉をイメージしてそれを両手に抱え、繭玉が明るくなって顔を照らすイメージを作ります。繭玉は光度を上げたり下げたり。イメージの光を顔に受けて表情がみるみる変わります。その光を、決めた相手に伝えようと意識すると、ちゃんと伝わるから不思議。
加賀谷さんからは、「舞台で演じる人は、自信を持って堂々と」「だれに伝えたいのか具体的に決めたら、思いは伝わる」と舞台の極意をアドバイス。
休憩時間には、白花豆の煮物をみんなで食べました。具合が悪かった子も元気に。
登坂倫子さんのボイスレッスンでは、「声を発するってどんな仕組み?」ということを、あらためて考えました。
声が出る仕組みは、相手を脳が「認識」し、伝えたい「思い」が脊椎を伝わって横隔膜に届き、「息」が「声帯」を震わせるから。
その時、緊張していると、振動が声帯にうまく伝わらないのだそうです。ペットボトルで作った肺と横隔膜の模型を子ども達はじーっと見ていました。
身体の緊張を解くために、床に仰臥(ぎょうが)してリラクゼーション。
心の目で、身体の中をスキャンしてゆくと、心の目が通ったところからホワーッとリラックス。(おや、どこかからいびきが?)
「どうだった?」「分からない身体の部分の名前があった」。そう、自分の身体なのに、どこに何があるかって、よく分からない。
次の課題は、脊椎がどこを通っているのか、見ることになりました。
加賀谷早苗さんの紹介>>オフィス友恵(外部サイトにリンクします)
登坂倫子さんのブログ>>Unseen Blog(外部サイトにリンクします)
舞踏家の加賀谷さんを講師にワークショップ
平和のつどい劇「表現者のびおとーぷ ~unseen(あんしぃん)~」2回目のレッスン
みんなで木になって風に揺れています。 |
ゆりやバラの花の香りを楽しんでいます |
香りを色で言うと? |
「半眼微笑」――みんな菩薩の表情で |
会議に使っていた机や椅子がきれいに片付けられると、そこはイメージの世界。まずは、一人一人が「ろうそくの炎」になってゆらゆら揺れます。フッと息を吹きかけられると消えそうになりながら、揺らめき、強く息を吹きかけられて、すう~と消えます。
子どもたちは、はじめはキョトンとしていましたが、自分なりのイメージを働かせて、すぐにかわいい炎になりました。そして次は、風に舞う種に。種は地面に落ち芽吹いて木になり、枝を伸ばして気持ちよく風に揺れます。やがて根を地面に張って強風にも倒れない木になりました。
花の香りを味わって優しい表情をしたり、自分の好きなお地蔵様の顔を真似たり、ハイハイする赤ん坊になったり。子どもたちの表情はさまざまな課題を楽しそうにこなすたびに、生き生きとした個性的な表情を表し、顔だけでなく手や足のつま先まで神経が行き届いた表現に変わっていきました。
氷山が崩れる音と音楽を合わせた音響の中で、ゆっくりゆっくり歩く姿は、どこか荘厳な感じがして、観ている者を感動させる力がありました。それを見ていたスタッフたちは、この子どもたちとの舞台が必ず成功することを確信。
次回も、加賀谷さんの舞踏のワークショップがありますが、参加者は1週間後を待ち遠しい様子でした。
加賀谷さんの紹介は「オフィス友恵」(外部サイトへリンクします)会社概要のところでご覧いただけます
平和のつどい劇に出演する子どもたちが台本を読み合わせ
平和のつどい劇「表現者のびおとーぷ ~unseen(あんしぃん)~」
台本を読み合わせ。 |
![]() 登坂さんから |
子どもたちは、第2次大戦の激化に伴って田舎に疎開する東京の子どもたちを演じます。
当日、劇の台本が配られると、役柄は決めずに全員で読み合わせをしました。初めて読むにもかかわらず、大きな声ではっきり読む子どもたち。掛け声は息を合わせて「いちに、いちに」と元気に。
台本読みの後、現代の子どもたちにとって分かりにくい戦争中の言葉や内容について話し合いました。「乾布摩擦って?」「裸になるの?」「『あざらし』はぬいぐるみを着るのですか?」「疎開先ではどんな食べ物を食べていたの?」などなど。話し合いの中から、台本への理解が深まっていきます。
レッスンの講師でもあり、この劇の脚本を書いた登坂倫子さんは、
「戦争が起こるのは、突き詰めれば資源の取り合いからです。これからの戦争は環境が引き金になるでしょう。劇は、そのことを観ている人に気付いてほしいと思って書いたのです」と話します。
最後に、登坂さんが北の海に流氷を見に行った時の写真を見て、氷の上で育つあざらしの赤ちゃんや温暖化によって減りつつある流氷のことを聞きました。
これから、ほぼ毎週土曜日がレッスンに当てられます。様子は引き続きホームページでご紹介していきます。
登坂倫子さんのブログUnseen Blogでもご覧いただけます(外部サイトにリンクします)
2010年NPT再検討会議に東都生協から代表を派遣
核廃絶に向けた取り組み
右から3人目が東都生協から |
4月16日「2010ピースアクションin |
2010年5月3日から5月28日まで、ニューヨークの国連本部で開催されるNPT再検討会議に合わせ、全国の47生協と生協連合会から代表派遣されるNPT再検討会議生協代表団に、東都生協は組合員理事1名を代表派遣します。
生協代表団は、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)代表団の皆さんと一緒に、総勢162人、10人前後で14グループをつくり、現地で5月1日から5日まで、各々のグループごとにいろいろなところで核兵器廃絶を訴える活動を行います。
5月2日には「平和大行進」に参加し、世界中から集まった人たちと一緒にニューヨークの街を行進し平和を訴えます。
3日からはグループごとの行動。高校や大学に行き、被爆者の皆さんの体験談を聞いての懇談や、平和の催しへの参加、各国政府への核兵器廃絶の訴えなどを予定しています。
また、国連本部のロビーで開催される「原爆パネル展」のお手伝いもします。活動期間中はニューヨーク在住の日本人の方たちが通訳として協力してくださいます。
昨年2009年4月、オバマ米大統領は「核兵器のない平和で安全な世界」を追求することを宣言し、核兵器を実戦で使用した唯一の核保有国としての米国の道義的な責任に言及しました。米国の核政策指針となる核態勢見直し(NPR)、米ロ核軍縮条約署名、初の核安全保障サミットの開催。2010年の再検討会議を成功させ、核兵器のない平和な世界を目指す機運は盛り上がっています。
2005年のNPT再検討会議では、核兵器廃絶の段取りについて何ら合意に至りませんでしたが、今回は、「核なき世界」への世界的な盛り上がりを受けて、前進することが期待されます。
核兵器のない平和な世界に向けて、今私たち一人ひとりがすべきこと、できることを考えていくことが求められています。
知り、聞き、話し、調べ、世界中の市民が声を挙げることが大切です。
ぜひ、テレビや新聞、インターネットなどのニュースを注視していきましょう。
NPT再検討会議とは
NPT(核兵器不拡散条約)は、核軍縮を目的にアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の5カ国以外の核兵器の保有を禁止し、5カ国に核軍縮交渉を行う義務を定め、その他の国には核兵器の保有や開発を禁じる国際条約です。1970年に発効し世界189カ国が加盟していますが、インド、パキスタン、イスラエルは加盟せず、北朝鮮は脱退しました。
NPT再検討会議は、この条約を確認し、今後の取り組みを話し合うために、5年に1回開催されています。今回のNPT再検討会議は5月3日から5月28日まで、ニューヨークの国連本部で開催されます。
東都生協の産直産地で古代米づくりを体験!
(農)房総食料センターの古代米 栽培体験交流会
田植え |
草取り |
かかしづくり |
稲刈り |
毎年大好評の東都生協の産直産地、(農)房総食料センターでの「古代米 栽培体験交流会」。
古代米(黒米・赤米)の栽培体験を通して、米作りの苦労や喜びを感じ、「生産物を大切に感謝して食べる」ことへの理解を深めるきっかけとしています。
2009年の作業の様子と、参加した皆さまからの声をご紹介します。
参加者の感想
楽しかった。雨天でしたがテントを張っていただくなど、田植えのできる工夫をしていただき、企画通りに進めて良かった。子どもはハプニング?(雨)でも何のその、逆にそれを楽しんでおり、親としてもありがたかった。私も田植え経験が初だったので、泥がこんなに癒しの効果があるとは思いませんでした。
初めて田んぼに入った、あの気持ち良さを子どもとともに体験できて良かった。田んぼの中はとても温いという感じで、命を育む大地の温かさにパワーをもらいました。雨の中でもやらせていただけてうれしかった。
初めてのかかし作りも楽しめました。娘も「かかし」という単語をしっかり覚えました。田んぼの中にたくさんの虫がいて、それを捕ったり、見たり。他の参加の子どもたちと一緒に戯れ、娘は大喜びでした。
鎌で稲を刈るのが心地良かった。クセになりそうです。子どもたちが刈った穂を一生懸命運ぶ姿もほほ笑ましかった。田植え、草取り(稲の生長)、稲刈りという一連の作業があったことで、米というものに対する理解も深まったと思います。
初めは難しいと思った稲刈りでしたが、慣れてくると体の使い方が分かり、面白かった。この企画が一番働いた充実感があったかな? 田植えも草取りもほんの少し関わっていませんが、実りの喜びを感じることができました。
リース作りもする機会がないので貴重な体験でした。無駄にせずに全てを役に立てることを子どもも知ったと思います。飾り寿司作りも一人では二の足を踏んでしまいますが、しっかり教えてもらったので、また家でもできそうです。
3歳の幼児が参加できる企画が限られている中、やっと見つけた企画でした。都会育ちの娘が田んぼの土に足を取られ、穂を握りしめ、でも笑顔一杯でした。産地の方々に暖かく受け入れられ、毎年帰りたくなる場所になってしまいました。
全てが子どもたちにとって初めての体験で、本当に貴重な思い出になりました。私も今回の体験に参加してから、野菜をメインに献立を考えるようになりました。生きていて、生長していく稲が、部分的にでも見られる機会となり、とても有り難かった。
自然と共に生きている生産者の方々の優しさ、温かさ、懐の深さに胸を打たれました。きちんと選んで、ちゃんと払って、おいしくいただくことで応援します。
東都生協の水産品産直産地で「海づくり」を体験しました!
2009年度 枝幸 稚魚・稚貝放流ツアー 参加者の声
枝幸漁協での学習会 | 放流するほたての稚貝が到着 |
鮭の稚魚を放流 |
枝幸町の展望台からの眺め |
海の幸いっぱいのバーベキュー |
産直産地の北海道・枝幸町を東都生協の組合員が訪問し、ほたて稚貝・鮭の稚魚の放流や植樹など、「海づくり」を体験する取り組みを実施しています。
2009年度 北海道枝幸 稚魚・稚貝放流ツアー参加者の皆さまからお寄せいただいた声をご紹介します。
参加者の感想(抜粋)
澄み切った美しい空と海を守り育てている、枝幸の人たちと東京で暮らす私たちが交流できることを幸せに思っています。今後も枝幸からの活気にあふれた風を送り続けてくださることを心より願っております。
ガイドの中村氏の漁業外の知識の豊かさに感激しました。お天気に左右されて、予定通りの行動ができずハラハラしたのではないかと拝察しましたが、次から次へと盛りだくさんの企画をありがとうございました。漁業の枝幸だけではない文化や生活に触れ、大変感激しております。
美しい豊かな自然と人々と感じました。冬の厳しさもきっと豊かさのもとなのでしょう。おいしい鮭やほたてをいただいて、枝幸(えさし)という地名を意識するようになったのはいつごろからだったでしょうか。訪れてみて、さらに安心と信頼が増しました。感謝しながらおいしくいただきます。笹原が少しでも森になっていくといいですね。
昔から、見たり、聞いたり、試したりといいます。昨年秋の鮭の定置網漁・採卵・受精・新巻き造り・植樹や今回の稚魚放流・帆立貝の殻むきなど、ほとんどテレビで見ています。でも現場に立ち会ってみて体験することの意味、大切さをつくづく感じました。とてもよい企画だと思います。稚魚の耳にバーコードを付ける話には本当に驚きました。皆さんの研究・ご苦労を、心からすごいなと思いました。
稚貝放流ができなかったのが残念ですが、海は見た目よりずっと波が荒く大変な仕事だと分かりました。ないだ船の旅しか知りませんので、かわいい稚貝が遠くから運ばれてきて時間との勝負。豊かな海で育まれて私たちにおいしい幸せをくれる。昔の取るだけの漁業、それだけでも大変ですが、計画的に育てる漁業...。初めて身近に知り、感謝でいっぱいです。
市場は海が荒れて入荷がなく残念でした。白干工場、冷凍工場とも大規模で、大勢の人たちが雇用されており、今の雇用情勢と全く違った漁業で食べられるという状況をつくっていることに感動した。子どもが親の職業を継ぐのが当たり前、お嫁さん探しも必要ないという状況に"つくる漁業"の最前線に立っていると感じた。
稚魚の放流ができたのはうれしかった。何匹故郷に帰るであろうか、4年後戻ってくる時期に来たいと思った。放流までの餌や温度管理など大変な作業の説明に驚くばかり。
稚魚の耳石に、水温差でバーコードのように標識を付けて放流し、追跡調査し、漁獲高を計算したり。また回帰率は4%など、資源管理された漁業であることを知りました。
親子で産直野菜の収穫と料理を体験しました
東都生協の産直産地、(農)房総食料センターで収穫&料理体験
雨の中の収穫となりました |
それぞれ完全防備で臨みます |
房総名物の「祭りずし」づくりに挑戦 |
うまくできるかな? |
「祭りずし」の完成です! |
さっきまで畑で育っていた |
現地に着くと、さっそくほうれん草の収穫に挑戦。参加者たちは長靴に履き替えたり、靴にビニール袋を巻いてほうれん草畑へ。足下の悪い中、皆泥だらけになりながらも、楽しそうに収穫をしていました。
そして昼食では、房総名物の「祭りずし」づくりに挑戦。上手に海苔の上にご飯を載せてクルクルと巻きすを動かし花びらを一つ、また一つと作ります。外側は薄焼きたまごで出来上がり! さっきまで土の中で育っていた、採れたてのほうれん草と一緒に食べました。
「ほうれん草、苦手だったけどおいしいね」「このおすし、うちでも作れるね」など、楽しげな親子の会話が聞かれました。
参加者(小学5年生)の感想文から
「房総で体験して考えたこと、思ったこと」
ぼくが、体験して楽しかったことは、祭りずしづくりだ。
祭りずしは、千葉県の房総で独特の食べ物だ。もようは、バラの花やかたつむり、梅の花など、いろいろなものがある。
ぼくたちは、梅の花の模様を作った。巻きずしづくりは初めてなので、最初は難しそうだったけれど、思ったより簡単で、とても楽しく料理ができた。完成した巻きずしは、見本と同じようにきれいにできた。真ん中に梅の花と左右につぼみと枝が表現されていて、表面は卵が巻いてある。
ぼくは甘いものが好きで、巻きずしは、甘いすし飯と卵が合っていたのでとてもおいしかった。また、ぼくたちが一所懸命に作ったからおいしいんだなと感じた。
そのほかにも、ほうれん草の収穫や、直売売場にも行った。
ほうれん草の収穫は、ほうれん草を根ごと抜いて、根をはさみで切る作業をした。雨が降っていたので大変だったけれど、農家の人は毎日やっているから苦労しているんだなと思った。
家に帰ってから、収穫したほうれん草を、バター炒めにした。そのほかにも、かぶを塩もみにしたり、菜の花はゆでて、しょうゆとわさびを和えたりした。みんながとてもおいしいと言ってくれたので、すごくうれしかった。
生でも、ほうれん草はアクがなく、シャキシャキしてみずみずしかった。このように、料理をおいしくするには、良い素材がないといけないことが分かった。
このことを多くの人に知ってもらえば、外国の農薬が多い安い品物を選ばないようになって、国の自給率が上がると思う。
ぼくたちも、自給率を上げるためにも、今まで以上にご飯をたくさん食べて、国産の物を買っていきたいと考えた。
登坂倫子氏の書き下ろし劇 ~子役の稽古がスタート!
2010年7月24日「平和のつどい」での公演に向けた説明会
さまざまな年齢の |
登坂倫子さんのレッスン |
劇についてのさまざまな資料を確認 |
出演予定の参加者。 |
劇は、東都生協の平和のつどいのための斬新な作品で、学童疎開の子どもたち、写真家とアザラシのお母さんの不思議な出会い、現在のありふれた日常という3つの場面がオムニバス形式で展開されます。
2010年3月13日、この劇に出演希望の子どもたち14人が集まりました。東都生協の施設さんぼんすぎセンターで行われた出演者説明会に保護者と共に参加したのは、小学生から中学生まで、さまざまな年齢の子どもたち。みんな、参加したいという意欲が満々です。子どもたちが出演するのは学童疎開の場面です。
舞台の経験はない子がほとんど。4月から月3~4回のレッスンを重ね、当日を迎えます。組合員活動情報紙「ワォ」で、平和のつどいのお知らせとともに子どもたちの様子を伝えていきますので、楽しみにしてくださいね。
東都生協平和のつどいは、次世代に歴史の事実を伝え多くの組合員が平和の大切さについて学ぶ機会として、毎年夏に開催しています。7回目の今年は、7月24日、セシオン杉並で開催し、平和に関する劇や被爆の証言、平和の活動報告、平和に関する展示などを行う予定です。
制作過程は、脚本・演出の登坂倫子さんのブログUnseen Blog(外部サイトにリンク)でもご覧いただけます。
2009年JAやさと野菜コース参加者の感想
産直産地・JAやさと(茨城県石岡市)での通年農業体験企画
苗植え作業の様子 | 収穫作業の様子 |
毎年大好評の「JAやさと農業体験 野菜コース」。農業体験を通じて作物ができる過程を学び、「食べる」ということについて考えるきっかけにしていただくために企画しています。
2009年度に参加した皆さまからは、「生産者の方と交流ができて良かった」「来年も参加したい」といった声をたくさんいただきました。昨年の作業の様子と、参加者の感想をご紹介します。
参加者の感想
- 土が軟らかくて驚いた。
- 生産者の生の声が勉強になった。
- それぞれの作物の収穫方法、時期が分かって面白かった。市場に出す物はその流通期間も考慮していることがあらためて実感できました。
- 最初に自分で植えた苗の成長に驚きます!
- 消費者はわがままに、生産者に安全を求めますが、生産者にも生活があり、それでも、できるだけ安全なものを提供するために努力をしている。消費者もそれを知り、購入という協力をしていかなければならないと思う。
- JAやさとは訪れるたびに癒される、すばらしい場所です。農家の皆さんも皆温かく迎えてくださるので、また行きたくなります!
- どうしても「農業体験」というと、農業に興味がある人や食に興味のある人が参加するイメージがあるので「行かず嫌い」な人もいると思います。知らない土地に行って、そこで暮らしている人と交流してみると、いろいろ見えてくるものがあるものです。
2009年度 飼料米栽培産直交流会に参加しました!
2009年度参加者の感想
田植え |
稲刈り |
東都生協(コープ)では2009年度、豚に与える餌に配合する飼料米の栽培・産地交流を行いました。米作りの作業の他、生産者との交流や、豚肉の食べ比べや学習会など多くの取り組みを行いました。その時の作業の様子と、参加者の感想をご案内します。
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- 稲穂の先にたくさん見えるものがありました。頑張ろう! こめ豚! 頑張ろう! 生産者! 頑張ろう! 消費者!
- 子どもたちが田植え~稲刈りと生長する飼料米を作る体験をして、小さいなりに食べものを育てる大変さを知り、食べものを大切にすることができるようになればいいなと思います。
- 皆さんと接し、自然と関わって生活していると心が温かい人になるのかなぁと感じました。
- 「米」「日本の農業」の大切さを感じさせていただける貴重な体験ができました。2~3回参加すると心の故郷になります。
- 初めての田んぼ。にゅるっとした感触は今でも覚えています。腰をかがめて、1時間弱の体験でしたが、農家の方の大変さが理解できました。稲刈りでは、鎌を手に持ち稲を刈りました。奥まで行ってもまだまだ残っていて、一方コンバインの方は同じ時間で全てを刈り上げて、昔の人は手作業ですごく大変だったと思いました。機械の力はすごい。時間をかけて稲刈りをしても米の量はそんなに多くはなく、時間と労力がずいぶん費やされてしまう大変な作業だと思いました。生産者の苦労が伝わります。それを知らないと食の有り難さを感じられないと思います。
- 水田を見たこともなかった子どもたちに、緑(自然)の多い中、泥水の中に入って稲を少しずつ植え、頑張った分だけ水田に植えた稲を見た時は達成感で一杯になり、親子ともどもうれしかった。今回の体験で、食べられることの有り難さを子どもなりに受け止めてくれていたらいいなと思います。