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ステキな商品はいかがでしょう?
共同作業所の方々との交流を通して福祉政策の現状への理解を深めました
演じられた人形劇は |
2008年2月29日、東都生協はさんぼんすぎセンターにてきょうされん東京支部との交流会を開催しました。8 団体と組合員合計40人が参加。
この交流会は、共同作業所の方々との交流を通して福祉政策の現状への理解を深めることを目的に、毎年開催しています。
「年に一度のこの交流会を楽しみにしていました」というあいさつからスタート。お弁当を食べながらの交流が行われました。
「こんな製品が欲しいという要望はありますか?」「販路拡大のためのアイディアにインターネットを使ってみたい」など、積極的な活動に結び付けるための情報交換が活発に行われました。
それぞれの作業所で作られたクッキー、しおり、おもちゃ、手芸品など自慢の品々が会場いっぱいに並び、笑顔がいっぱいの販売が始まると、作業所のメンバーは手に手に商品を持って売り込みを開始。
ビデオを使ったきょうされんPRタイムでは「味は保証済みです!!」と胸をはってアピール。人形劇や署名の呼び掛けなども行われ、にぎやかな一日となりました。
一人ひとりが主人公になって考える
介護保険制度の現状と課題を学習
まず介護保険制度をしっかり |
2008年2月27日、くらし委員会主催で介護保険への理解を深めるための学習会が開催され、東都生協の組合員33人が参加しました。
まず、㈱川原経営総合センターの久保田義徳氏から、介護保険制度の意義と現状、基本的な仕組み、利用手続き、今後の課題などについて説明。
急速に増加する介護費用への対応として2000年に介護保険制度が創設され、2006年4月の改定では「予防重視型システムへの転換」として軽介護サービスの給付削減が行われ、従来の利用者が利用できなくなるという事態も生じています。
介護保険は各市町村が運営しているため保険料が異なっています。 このような中、生協として何をすべきか、日本生協連・福祉事業推進部の佐藤博氏が説明しました。
「まず自分の地域の実態を知り、サービスに反映させていくために声を出していくことが大切」として「地域で組合員同士が調査・学習を重ね、それを生協全体としてまとめて、地域でくらしを支え合う生協ならではの仕組みを作っていくことが求められている」と佐藤氏は話しました。
DVD「広島・長崎を伝えたい 〜ある市民ジャーナリストの軌跡〜」鑑賞会
原爆被爆者284人の証言を集めた伊藤明彦さん(被爆者の声を記録する会代表)の記録を鑑賞
2008年2月19日、長崎放送を退職してアルバイトで生活を支えながら、被爆者の生の声を集め続けた伊藤明彦氏の軌跡をつづったDVDの観賞会を開催しました。
やむにやまれず、広島、長崎の惨劇を伝えたいと思う伊藤氏の姿は、観る者に大きな感銘を残しました。
被爆後63年が過ぎ、ヒロシマ、ナガサキが風化しつつあるといわれ、また被爆者の方々も高齢化し近い将来には肉声を聴けなくなるという危機感の中で「皆が忘れてしまったらもっとひどいのが落ちるかもしれません」という伊藤氏の問い掛けを真摯に受け止めなければと思いました。
「ネットで被爆者の声をお聞きください! 身近な若い世代の皆さまに、このようなサイトがあることをお伝えいただけないでしょうか」と伊藤氏は呼び掛けます。
インターネット環境がある方は、ぜひホームページ「被爆者の声」(外部サイトにリンクします)で、被爆者284人が生々しく語るヒロシマ・ナガサキの実相を聞いてみてはいかがでしょうか。
もっと多くの人に伝えたい
被爆、戦争体験の継承と平和の大切さを伝えていく重要さを再確認
「みんなで編みました」 |
「愚かな戦争を繰り返さないで」 |
平和委員会主催の「東友会と組合員の交流会20周年」が都内4カ所で開催され、延べ139人が参加しました。
2007年12月14日の文京シビックセンターでは、開会のあいさつ、参加者の紹介の後、東友会の馬場邦子さんの「被爆証言」が始まりました。
原爆が投下された小学生の頃の悲惨な体験や被爆者と分かると、周りから疎外されてつらかった戦後の生活のことなどを切々と語っていただきました。
組合員が編んだモチーフをつなげて作った膝掛けを贈呈し、※東友会から「皆さんの、ひと針ひと針の温かさを感じています。ありがとうございました」と、メッセージをいただきました。
被爆、戦争体験の継承と平和の大切さを伝えていく重要さを再確認する集いとなりました。
※東友会(東京都原爆被害者団体協議会)核兵器を巡る情勢と廃絶運動の最前線
核兵器を巡る情勢と核兵器禁止条約など核廃絶運動の最前線について学習
一人一人が関心を持ちましょう |
東都生協では「核兵器も戦争もない平和な未来を子どもたちに残したい...」との願いから、核兵器廃絶の署名運動に取り組みました。
これに合わせて、市民団体「ピースデポ」の梅林宏道さんを講師に招き「核兵器を巡る情勢と廃絶運動の最前線」というテーマで学習しました。参加は東都生協組合員8人。
現在地球上には約26,000発の核弾頭があり、これは全人類を滅ぼすのに十分すぎる量です。
核兵器の全面廃絶を義務付けた核不拡散条約が発効したにもかかわらず、米国はじめ核兵器保有国は履行しないばかりか、警報即発射や先制使用も辞さないのが現状です。
そんな中でこれからの核廃絶の道は、核兵器に頼らない安全保障政策への転換と核兵器禁止条約をどうつくっていくかが焦点となります。
核兵器の解体や、核兵器の使用や威嚇が禁止されている非核兵器地帯を広げていくために、自治体や市民社会の役割が大きいこと、そのために市民が声を出して行動していかなければいけないということを学びました。
自分を知って子育てに生かす 福祉委員会連続講座
子育ては、親も子も自己信頼を築くための道のり
同じ立場の人たちと意見交流をしました |
「自分の気持ちに気付いて子育てをラクにしよう!」をテーマに、福祉委員会では、講師にフリーライターの箱崎幸恵さんを迎え、2007年10月9日と11月13日に連続講座を開催し、子育て真っ最中のお母さんが延べ27人参加しました。
まず、幼い頃の自分を思い出し、紙皿にその頃の感情を一番示す顔の表情をクレヨンやマジックで描きました。笑顔、泣いている顔、不安な顔とさまざまな顔が描かれ、そのころの気持ちを参加者一人ひとりが発表し合いました。
感情は自分の行動の動機付けになり、自分の行動パターンを知ることにより、客観的に自分を見つめ直すことになることを学び、それによって自分の陥りやすい感情と行動パターンについて書き出しました。
子育て中はいろいろな気持ちが湧いてきます。子どもへの愛しさや喜びだけではなく、不安やイライラも。そんなとき、子どもを通して自分の子どもの頃と向き合うことになり、親自身も自分が大切な存在であると気付き、落ち着きを取り戻します。子育ては、親も子も自己信頼を築くための道のりであることを学びました。
参加者同士が思いを分かち合ったことで、さらに元気が出て、あらためて子どもと向き合うことができるようになった講座でした。
上野公園で平和を学ぶ
第二次世界大戦の悲惨な記憶を風化させないために
平和委員が交代で説明したり |
2007年11月10日、平和委員会主催の「上野公園親子スタディーツアー」に、あいにくの雨にもかかわらず4組11人が参加。
海老名香葉子さんらが建立した「哀しみの東京大空襲」慰霊碑、核兵器廃絶を願い灯され続けている上野東照宮の「広島・長崎の火」、上野動物園内にある「動物慰霊碑」を回り、平和を祈念して千羽鶴を捧げました。
その後は園内の動物をよく観察しながらのスタンプラリーを行いました。
税務署でゲームもしたよ
楽しみながら税金について考えました
う〜ん重い〜。 |
2007年8月24日、くらし委員会主催の「夏休み東京上野税務署探検ツアー」が実施され、大人22人、子ども19 人が参加しました。
3班に分かれて税務署の中を巡り、クイズやゲーム、ビデオで税金について学び、最後に1億円を持ち上げて重さにびっくり。
大人は「良い企画でした。親だけのツアーもあればいいかも」「署員がソフトなイメージで意外でした」「めったに来ない場所に来られてよかった」など、子どもたちにも「ゲームもビデオも面白かった」と好評でした。
東都生協の活動の1つです
組合員が共同作業所でボランティアを体験
朝のミーティングは |
手際よく袋詰め |
2007年8月21日、きょうされん福祉作業所のボランティア体験が三鷹ひまわり第三作業所で行われました。
参加者は朝礼の後、作業所のメンバーと一緒にクッキーやケーキづくりを体験しました。
この日は納期が迫っていて、厨房 では売れ筋のクラッカーとクッキーが次から次へと鉄板に並べられていました。
同時進行でオレンジケーキの準備も。
「学校の卒論のテーマに東都生協を取り上げたんです。生協の活動の広がりを体験したくて今回は参加しました」という参加者の1人はお 母さんが組合員だという「東都生協第 2世代」。
クッキーの焼き上がる香りのする中で、黙々と仕事をするメンバーと一緒に袋詰めをしながら、作業所の活動を知る良い体験になりました。
地下に眠る戦争の遺産
今も残る戦争遺跡で日本の植民地支配と侵略戦争の実相を学習
地元の長野俊英高校の生徒さんに |
実際に地下壕の中に入って見学 |
2007年8月20日、長野県の松代大本営地下壕見学会が行われました。今回は40組・71人の応募があり、東都生協組合員20人が参加しました。
松代大本営とは、太平洋戦争末期、現長野市松代町の三つの山「象山(ぞうざん)」「舞鶴山(まいづるやま)」「皆神山(みなかみやま)」を中心に、善光寺平(ぜんこうじだいら ※長野県長野市を中心とする長野盆地)一帯に分散して作られた地下壕などの地下軍事施設のことです。この日ガイドを務めていただいたのは、地元・長野俊英高等学校(学校法人 篠ノ井学園)の生徒さんたちです。
今回は、象山地下壕(ぞうざんちかごう)の見学をしました。
当時、この地下壕を作るのに、朝鮮半島や中国本土の人々が強制的に連行され、作業に従事させられたことなどの説明がありました。
当時のまま残されている大本営を見学し「平和についてあらためて考えさせられた」という参加者の感想がありました。