東都生協の産直肉

 東都生協(コープ)の精肉は全て国産。おいしさと安全・安全にこだわった肉を産地直結でお届けします。与える飼料はもちろん、作り手や飼育管理、加工、お届けまでの過程も全て明らか。抗生物質などの薬剤に頼らない健康な肥育を目指しています。飼料のとうもろこしや大豆かすなども、できるだけ遺伝子組換え品種が混入しないよう分別生産流通管理された原料にこだわっています。ハム・ウインナーなどの加工肉は全て、発色剤や保存料、化学調味料を使用せず、指定産地の国産肉のみを原料に使用しています。

※掲載情報は2015年9月時点のものです

鶏肉

生産者の「安全・安心な鶏肉を組合員の皆さんに食べてもらいたい」という思いが、飼料や飼育日数、鶏舎構造などの厳しい管理につながっています。
全期間で抗生物質や合成抗菌剤を使用せず、安全・安心な鶏肉を生産しています。

餌の鮮度にこだわりました

鶏肉のおいしさは、餌の影響をとても受けやすく、飼料の鮮度や品質によって、肉質や脂質、味が変わってしまいます。酸化が進んだ古い飼料は臭いがあり、そうした餌を食べて育った鶏は肉の風味が悪くなってしまうことも。「南国元気鶏」では、マルイ農協のグループ企業・マルイ飼料㈱が、鶏の生育状況に合わせ、計画的に飼料を製造。新鮮な飼料を与えているため、クセがなく、風味の良い鶏肉に仕上げています。

商品名 産地名 所在地 飼育日数 特徴
南国元気鶏 マルイ農業協同組合 鹿児島県 約47日 種鶏(親鶏)の飼育から卵のふ化、飼料の製造、鶏肉の処理加工、販売、流通まで一貫管理。
太陽チキン 東富士農産 株式会社 静岡県 約75日 肥育後期に「米の精」配合飼料を給餌。長期飼育。
秋川牧園の若鶏 株式会社 秋川牧園 山口県・島根県・
福岡県・熊本県
60日以上 大豆およびコーンは分別生産流通管理されたものを配合、および全期間飼料米配合飼料を給餌。
いわて純育ち鶏 株式会社 十文字
チキンカンパニー
岩手県 約50日 肥育後期は動物性タンパク質を含まない飼料を給餌。
オーガニックチキン 内外食品 株式会社 茨城県 約50日 有機JAS認証取得。
すべての産直鶏について全飼育期間、抗生物質・合成抗菌剤を添加していない飼料を与えています。

豚肉

 品種や生産規模は産地によってさまざまですが、全て開放豚舎で、子豚期の予防接種で健康に飼育。効率よりも「豚の健康」を第一に考え、安全・安心でおいしい豚肉をお届けします。豚はとてもきれい好きで、わずかな環境変化でストレスを感じやすいデリケートな生きもの。豚舎の換気や清掃や温度管理などに細心の注意を払い、ストレスを与えずにのびのびと育てる環境づくりに力を入れています。

飼料へのこだわり

豚肉のおいしさの秘密は、豚の成長に合わせて段階的に飼料を変えることにあります。特に肥育後期(出荷前約60日間)の飼料はとても重要。どのような飼料を与えたかによって、肉質や脂の風味に影響が出ます。それぞれの産地が工夫を凝らしていますが、「めぐみ米豚」の場合、とうもろこしやマイロのほか、国産飼料用米15%と米の精3%を配合した東都生協オリジナルの飼料を給餌。さっぱりとしていながらも味わいのある肉質に仕上げています。

お米も食べています

 「千葉のこめ豚」は、肥育後期の配合飼料に飼料用米をブレンド。水田の有効活用や食料自給率の向上など、利用することが国内農業の応援と、食の未来づくりにつながります。

商品名 産地名 所在地 飼育日数 特徴
霧島黒豚 キリシマドリームファーム
株式会社
宮崎県 約235日 イギリス系バークシャー種。
めぐみ米豚 株式会社 加須畜産 埼玉県
・群馬県
約180日 肥育後期に「米の精」3%、飼料米15%配合飼料を給餌。
千葉のこめ豚 JAかとり東庄SPF豚研究会 千葉県 約180日 肥育後期に飼料米15%配合飼料を給餌。
ホエー豚 源ファーム 北海道 約170日 生後30日~95日にかけて一頭当り50リットル以上のホエーを給餌。
北海道放牧豚 有限会社 希望農場 北海道 約210日 肥育後期(日齢約90日以降)に分別生産流通管理された大豆およびコーン配合飼料を給餌。出荷前の約100日間は放牧飼育。

牛肉

 「いつ、どこで、だれが、どのように育てたか」の肥育履歴のはっきりした、生産者の顔が見える産直牛。子牛期の予防接種で健康な飼育を目指しています。

 北里大学八雲牧場の北里八雲牛は、輸入穀物飼料を使わず、100%地元八雲町の自給飼料で生産。同牧場ではその排せつ物を、たい肥として牧場に還元し、自然の循環を大切にした環境保全型畜産に取り組んでいます。2009年には肉専用種の牧場では国内初となる有機JAS認証を取得。2011年からは八雲町内生産者による北里八雲牛の供給も開始しました。

商品名 産地名 生産地 飼育日数 特徴
八千代黒牛 千葉北部酪農農業協同組合 千葉県 約26カ月 交雑種。
八千代牛 約21カ月 肥育後期に「米の精」3%、飼料米10%配合飼料を給餌。
北海道しほろ牛 JA士幌町農業協同組合 北海道 約20カ月 牛の排泄物の約70%を堆肥化し耕作地に使用。
北の国牛ぴゅあ 有限会社 白樺牧場 北海道 約19カ月 1生産者限定の乳用種。
北里八雲オーガニック牛 北里八雲牛生産組合
・北里大学獣医学部附属フィールド
サイエンスセンター
北海道 約33カ月 有機JAS認証取得。夏期:放牧地で自由採食/冬季:舎飼いでロールラップおよびグラスサイレージを給餌。夏山冬里方式。
こだわり国産牛 北海道チクレン農業協同組合連合会
・イサミ吉備高原牧場
北海道
・岡山県
約22ヵ月 肥育後期に分別生産流通管理されたコーン配合飼料を給餌。

原料の明らかな挽肉

 東都生協の挽肉は、全て国産の産直原料だけを使用。

 産直の豚肉・牛肉を使用した産直の「めぐみ米豚」と「八千代牛」、「めぐみ米豚」と「北海道しほろ牛」を原料に製造される産直合挽肉「合挽肉(牛5:豚5)バラ凍結300g)」は、両畜種共に国産で、産地も明確なこだわり商品。産直肉の安全・安心を最優先に考え、食味・用途・利便性・価格を考え、現在の配合・規格・形態になりました。

合挽肉原料の特徴

めぐみ米豚:
開放豚舎で、国産飼料用米、米の精を含む専用飼料を与えて飼育された豚です。うま味がありながらもさっぱりとした味わいが特徴です。
八千代牛・北海道しほろ牛:
乳用種の八千代牛は、和牛や交雑種(八千代黒牛)に比べると霜降りは少ないものの、赤身にしっかりした味があるのが特徴です。挽肉にしても赤身本来のうま味が味わえます。
*挽肉には経産八千代牛(乳を搾り終えた母牛)も含まれます

加工肉

 無塩せき、化学調味料不使用のハム・ウインナー。

 原料肉には国産の豚肉を100%使用。商品は全て「無塩せき」で発色剤を使用していません。保存料も使用せず、原料肉の旨みを大切に作られています。

 ハム・ウインナーは、大きく「塩せき」と「無塩せき」に分けられ、発色剤を使って漬け込んだものを「塩せき」、それに対して発色剤を使わずに作ったものを「無塩せき」と呼びます。(塩を使っていないという意味ではありません)

 最近では市販でも「無塩せき」加工肉が見られるようになりましたが、保存料などが添加されているものが多いのが実情です。製造の段階で結着剤などの食品添加物を加えると、肉と水の結着性が高まり、原料肉のロスがなくなります。また、でん粉などを加えると同じ重量の肉からより多くの製品を作れるのです。

加工肉

 必要な分だけ冷凍庫から取り出して使える「バラ凍結肉」は、本当に便利! 「バラ凍結肉」を冷凍庫にストックしておけば、使いたい時に、使いたい分だけ。解凍にも時間がかからず、とても便利です。

 「バラ凍結肉」とは、お肉を使いやすいように、1個1個、1枚1枚、1粒1粒バラバラな状態で凍結されているお肉のことです。「バラ凍結肉」の代表選手は、挽肉や小間切、切り落とし、角切りなどさまざま。

産直肉のバラ凍結品を一部紹介します
  • めぐみ米豚小間ちょっと薄切(バラ凍結)
  • めぐみ米豚挽肉(バラ凍結)
  • 八千代牛小間切(バラ凍結)
  • 八千代ビーフの挽肉(バラ凍結)
  • 南国元気鶏唐揚用モモ(バラ凍結)
おすすめポイント
  • 使う分だけ袋から取り出して、お皿に広げれば短時間で解凍できます。
  • 保存も便利。500g以上の「バラ凍結肉」のほとんどは包材はチャックシール付きで、必要な量だけ取り出した後、チャックシールで密封できます。 十分に空気を抜いてチャックすることにより酸化を防ぐことができます。
  • 用途いろいろ

 「バラ凍結肉」は、料理に使用する頻度の高い「小間切れ」「挽肉」などが多いので、冷凍庫にストックしておけば、和・洋・中いろいろな料理に活躍します。

冷凍肉の上手な解凍方法

 東都生協の精肉は全て、産直産地から直接仕入れるため、全ての部位(バラ、肩ロース、肩、ロースなど)をきれいに使い切るために、冷凍で原料を保管します。このため、冷凍商品が多くなりますが、冷凍肉の特長を生かし、おいしく利用いただくことができます。

ポイント①

ドリップを出さないように、冷蔵庫でゆっくり解凍

 冷凍肉を解凍する際、ドリップを出さないように、「低温でゆっくり」解凍するのがおいしく調理する秘訣です。
 冷凍肉を夕食の材料に利用する場合は、前日の夜か当日の朝のうちに冷蔵室に移しておきましょう。「挽肉」や「小間切れ」などのバラ凍結商品は、必要量をお皿に移し、まんべんなく広げてラップをかけて冷蔵庫に移すと、短時間で解凍できます。
 急いで解凍しようと水やお湯をかけたり常温に放置したりすると、肉汁が流れ出て、パサパサになったり硬くなったりして、肉のうま味が半減してしまいます。

ポイント②

解凍し、調理は半解凍で

 料理の目的にもよりますが、なるべく半解凍の状態で、調理するのが良い方法です。角切り肉を煮込んだり、薄切り肉をしゃぶしゃぶにする場合も、半解凍のものを利用するのが便利。この状態だと、肉汁も流出することなく、煮汁の中にうま味が溶け込みます。
 ローストビーフやステーキに利用する肉も、うま味が流出しないようにゆっくりと時間をかけて解凍しましょう。

ポイント③

真空の商品は氷水解凍もおすすめ

 氷水を張ったボールもしくは冷蔵庫の中に水を張ったボールなどを用意し、密封した冷凍肉を入れ、解凍します。肉のパックの表面に薄い氷の膜ができ、食品の表面温度を上げることなく解凍することができます。
 この方法はご家庭でも手軽にできる、おすすめの方法です。

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