食と農通信 これが旬
組合員活動情報紙 『ワォ』 2004年12月号より
2005.01.01
カテゴリ 食と農
大根
大根の根(白い部分)は、ビタミンCが豊富で、澱粉の消化を促すジアスターゼや、焼魚に含まれる発がん性物質を分解したり蛋白質や脂肪の消化を助けるオキシターゼも多く含まれています。
焼魚や天ぷらに「大根おろし」は理にかなった生活の知恵といえるでしょう。
また、葉の部分は緑黄色野菜の仲間で、カロチンやビタミンB2・ビタミンCの他、ミネラルも含んでいます。
「大根豆知識」古代エジプトのピラミッド建設記録に、奴隷に支給した大根の費用が記録されています。日本には奈良時代に伝えられ、室町時代に一般市民に幅広く普及しました。
<民間療法>葉を陰干しして乾燥させて、お風呂に入れると身体が温まり、冷え症・神経痛・腰痛・肩こりに効果があるといわれています。
12月3・4回企画(予定)の三浦大根は、煮込んでも表面が凹みません。
「おでん」や「ふろふき大根」など、身も心も温まる冬ならではの料理に最適な1品です。