みんなの活動:これまでの活動報告

専門委員会主催情勢学習会が開催されました

農業政策の変遷と農業従事者の置かれている現状について学習

2005.09.02

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2005年度の各専門委員会の活動に先立って、世界や日本の情勢(状況)を学習し、委員会の重点テーマと課題を確認するために、5つの専門委員会がそれぞれ情勢学習会を行いました。

食と農委員会

2005年6月9日、飯田橋の東京都消費生活総合センターで、食と農委員会の「情勢学習会」が開催され13人が参加しました。

現状の社会情勢を知り、委員会の方向性を見いだすことが目的でした。「食料・農業・農村の現状認識」というテーマで講師の日本大学生物資源科学部助教授の早川治氏が、農業政策の変遷を切り口に農家の置かれている現状を話しました。

「日本の農業は瀕死状態にあり、あと5年で就農者のピークは75〜80歳に。10年を待たずに日本の農業がなくなるというところまできている。どうしたら日本の農業を維持できるのか、消費者として何ができるのかを考えるのが大事」と早川氏。

日本の食料自給率を100%にするには、農薬、遺伝子組換えに対する考え方、ビルの中で作っている作物についてなどいくつもの質問が出されました。内容の濃い学習会で、私たち消費者がなすべきことを考えさせられました。