みんなの活動:これまでの活動報告

枝幸「魚つきの森」植樹協議会 交流企画 植樹・体験ツアーを開催しました!

枝幸「魚つきの森」植樹協議会の海づくりの取り組みへの理解を深めました

2011.08.22

2011年9月30日~10月2日、13人の組合員とその家族が、東都生協にアキザケ・イクラ・ホタテ・ケガニを供給する「枝幸漁業協同組合」を訪問しました。産直産地の北海道漁業協同組合連合会にもご協力をいただき、オホーツク海北部に面した北海道枝幸町で、産地を知り、枝幸「魚つきの森」植樹協議会の取り組みへの理解を深めました。

<主な内容>
宗谷岬で昼食、オホーツクミュージアム見学、えさし丸(地元特産品販売所)で買い物、枝幸漁協にて学習会、秋鮭定置網起こし見学、鮭の水揚げ見学、漁協市場見学、秋鮭採卵見学、植樹作業体験、アキザケ・ホタテ加工体験、リース作り、徳志別川鮭捕獲見学、鮭の育成施設見学、バーベキュー懇親会など。

2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_001.jpg 2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_002.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_003.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_004.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_005.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_006.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_007.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_008.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_009.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_010.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_011.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_012.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_013.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_014.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_015.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_016.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_017.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_018.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_019.jpg
2010%E6%9E%9D%E5%B9%B8%E6%A4%8D%E6%A8%B9_020.jpg
<参加者の声(抜粋)>
  • 植樹作業では、クマザサの根の張りの強さに驚くとともに、自分の力の無さにがっかりでした。枝幸の女性は立派です。お力を借りてやっと2本の植樹でしたが、この木が大きな樹になって森や海をきれいにしてくれる日を夢に見ます。優しくたくましく温かい心を持った枝幸の皆さまに自然が力を貸してくれるようにと願っています。
  • 今回、水産加工の産地交流会は初めて参加しました。「魚つきの森」は今までも何となく分かったようなつもりで、本やインターネットでも調べていたのですが、そこに興味を持って参加させていただきました。ただ魚を増やすことに専念していれば良いのではなく、魚が住みつく環境づくりから取り組むことの大切さや、魚介を増やすためにさまざまな工夫がなされて日本の水産資源が守られているということがよく分かりました。組合員としては、それを買い支えていく必要がある。多くの組合員に広めて、少しでも援助できれば幸いです。こちらは、さまざまなことを体験・学習ができて大満足の3日間でした。」
  • 2泊3日ではありましたが、ツアーの内容も濃く充実しており、この3日間、驚きと感動の連続でした。女性部の方々の中に「未だ漁船にも乗ったことがない」とのお話も伺い、貴重な体験をさせていただきました。定置網漁を間近で見ることができ、また、乗組員の方々のそれぞれの役割とチームワークの良さ、魚の鮮度を保つための努力をされていることにも改めて敬意の念でいっぱいです。植樹についても、クマザサを刈り、根の張っている土地に植樹するという重労働をこなしている女性部の方に脱帽。ましてや魚の水揚げされた時の作業、主婦として家のこともやりながらの植樹に「海の環境を守る」熱い思いが感じられました。
  • 何だかまだ興奮がさめやらんといったところが今の状態です。鈍い私は、現地で初めて植樹協議会の構図も分かりました。「定置網起こし」の雄大さは、太陽の昇る背景と共に忘れることはありませんが、不漁の時もあるでしょうし...と漁師さんとその奥さま方のことを思ってしまいました。植樹はコツがつかめず、あまり貢献できなかったのが残念。またの機会があればもっとうまくやりたい。今は順調に大きくなってと祈っております。東京に帰ってすぐに注文用紙の枝幸の「生秋鮭」と「ほたて貝柱」に○を付けました。報いるにはこれしかないのだと思い...。
  • サケに関しての見学や体験はどれも貴重なもので大変有意義でした。サケの採卵時の手早いこと! 腹の切り開きの早いこと!驚きでした。実習で自分でやってみて、皮が堅くて包丁がなかなか入らず、こんなに大変とは思いませんでした。
  • 植樹して森を豊かにして海も豊かにする。素晴らしい考えだと思います。その運動に少しでもお手伝いできたことをうれしく思います。クマザサの根を切るのは大変でした。翌日は二の腕、足が筋肉痛でした。女性部のご苦労がよく分かります。
  • 早朝、未だ明けやらぬ海に船出をして、定置網起こしを見学できたこと、海からの日の出が殊更美しく眺められたこと。見ること聞くこと、新しい体験ばかり、本当に有意義な3日間でした。水揚げされた鮭の選別作業、鮭の孵化の見学、サケ・ホタテの加工体験など、現地の方々が寒さの中、大切に魚貝類を扱っておられ、きれいな海と整備された加工場で扱っていただいていること、体験とともに、安全・安心を確認しました。
  • 定置網起こしなど、本来なら実際に見ることができないことなので感激しました。今一番お忙しい時なのに船を出してくださり、本当にありがとうございました。川での捕獲や採卵見学など、サケについていろいろなことを学べてよかった。植樹体験も、思ったより穴を掘るのが大変だったので、残りの900本を女性部の方々が植えてくださるとのこと。忙しい時期なので大変だと思います。あの苗木が大きく育ってくれるとうれしい。地球環境のことまで考えて漁業をなさっているということも、もっともっと組合員やその他の人たちに伝えていきたいと思います。漁業というものは大変な仕事ですが、皆さん仕事に誇りを持ち、楽しんでいるように見えて素晴らしいと思いました。
  • 温かいおもてなしと、綿密な計画の下でのたくさんの貴重な体験に、感謝と感動の3日間でした。その第一は、やはりサケ漁を船から見せていただいたことです。夜明け前の暗い海からタモいっぱいのサケがすくい上げられたときには、思わず感動の声を発しました。港に陸揚げされてからの作業も興味津々でした。鮮度にこだわる作業分担と手際の良さには、皆さんの心意気を感じました。私の故郷は宮古が最寄の港です。よく南部鼻曲がりサケの漁の話を聞きますが、見たことはありません。百聞は一見にしかず、イメージしていたサケ漁とだいぶ違っていました。大自然を相手のサケ漁で、具体的な数量を掲げながら採卵・放流・捕獲をされているというお話の計画性と科学性には驚きました。
  • サケの選別では、一瞬で雄・雌・その他に区別され、豪快に投げられて処理されていくのが印象に残りました。また、漁業についても、ただ船で行って魚を取ってくるという漠然としたイメージを持ってましたが、採卵から放流、その他さまざまな努力のたまものなのだと認識を新たにしました。これから魚を買う時も、折りに触れ、皆さんの努力が思い出されると思います。今の世の中、農業・漁業など一次産業が成り立っていくのは難しくなっていると思いますが、日本の食料を守るため、がんばってください。」
  • 「サケもホタテも、一粒一粒、いかに大事に育て、海に蒔いているか。でも○年後に収穫できるまでは、ひたすら自然の導きを祈るしかない...まさに"人事を尽くして天命をまつ"作業なのですね。漁師さん達も奥様方も、そして漁組の皆様も、とてもいいお顔をしていらっしゃいました。生きること、そのための食糧を自然からいただくこと、そのために汗水流して働くこと...そんなシンプルで、でも人間の原点に近い暮らし方をしていらっしゃるからかと思います。何だかうらやましくなりました。ご苦労も多いかと思いますががんばって下さい。私も"枝幸産"をばんばん食べて応援します。」