みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

関東・東北地方の大雨被害に伴うお知らせ

関東・東北地方の大雨被害に伴う産直産地の被災状況

2015.09.11

冠水したビニールハウス(茨城県・JAやさと)

冠水したビニールハウス
(茨城県・JAやさと)

雨と強風で倒害にあった長ねぎ(埼玉県・(農)埼玉産直センター)倒れた長ねぎは曲がり、商品価値が低下。雨後の気温上昇で病害虫の発生も懸念

雨と強風で倒害にあった長ねぎ。
(農事組合法人 埼玉産直センター)
倒れた長ねぎは曲がり、商品価値が低下
。雨後の気温上昇で病害虫の発生も懸念

台風18号が日本列島を縦断し、豪雨により、各都道府県では大きな被害が発生しています。特に被害が大きい茨城県・栃木県では鬼怒川が氾濫し、建物の倒壊や浸水・冠水被害が発生しています。
被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

現在、東都生活協同組合では、各産直産地、取引先の被災状況について情報を収集中です。2015年9月11日昼時点では、14の産地・取引先で大雨の被害を受けていることが判明しています。

今回の大雨被害により、手配できない物、納品が遅れている物が時間の経過とともに判明してきています。9月14日以降の商品供給におきまして、ご注文いただいた商品をお届けできるよう努めていますが、欠品や遅配となる場合には、供給時のお知らせチラシなどでお伝えします。

このたびは大変ご迷惑をお掛けし申し訳ありません。

何とぞご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

レタス・小松菜の収穫作業とこんにゃく作りを体験・交流

産直産地・㈱野菜くらぶ交流訪問報告

2015.09.07

広いレタス畑、どれから収穫しようかな

広いレタス畑、どれから収穫しようかな

こんにゃくいもをミキサーでつぶします

こんにゃくいもをミキサーでつぶします

手作りのこんにゃくはプリプリ

手作りのこんにゃくはプリプリ

2015年6月20日、群馬県利根郡昭和村にある産直産地・㈱野菜くらぶの協力により、「畑から加工まで」を学習できる食育企画、野菜の収穫体験と工場見学、こんにゃく作りを実施しました。

まず、野菜の生育状況・採り方について説明を聞いてレタス・小松菜を収穫した後、㈱野菜くらぶで昼食。生産者の方たちと交流を行いました。前日に作っておいてくださったこんにゃくの試食もありました。

次はいよいよこんにゃく作り。5つのグループに分かれ、こんにゃくいもをミキサーでつぶし、練り、鍋でゆでて、こんにゃくを作りました。各グループごとに指導があったので作業はとてもスムーズ!

こんにゃくをゆでている間には、工場見学も行いました。あいにく稼働はしていませんでしたが、2階からガラス越しに様子を確認することができました。

こんにゃくが冷める間の質疑応答、感想交換の場では、

「今まで何気なく食べていたが、こんにゃく作りがこんなに手間のかかる仕事とは思わなかった」「海外の人も喜んでいる食材なので、未来は明るいと思う」「ダイエットに良いのでたくさん食べたい」「お話を聞いておいしさに納得した。いい経験ができた。作ったこんにゃくを食べるのが楽しみ」など、たくさんの声が聞かれました。

出来上がったこんにゃくは、各自密閉容器、保冷バックなどに入れてお持ち帰り。

見学・学習・体験を通し、日頃あまりなじみのない「こんにゃくいも」と「こんにゃく」について楽しく学び、知識を深めることができました。

2015.09.07

工場内の製造ライン

工場内の製造ライン

本物のおいしさの秘密もしっかり学習

本物のおいしさの秘密もしっかり学習

弦巻ブロックは2015年6月26日「東都たまごプリン」の製造過程を学ぶため、茨城乳業㈱を訪問。

プリン、ヨーグルト、クリームの製造ラインと、包装・冷蔵のラインの機械が左右に整然と並ぶ1階では、ほんのわずかな人員で製造しています。

プリンは、産直卵を当日使用する分だけ割卵機で割り、ゼラチンなどの安定剤を使わず卵の持つ熱凝固の性質を利用して、連続スチーマーでゆっくりじっくり蒸し上げます(一般的には液卵・粉卵を使用)。

砂糖を煮詰めたカラメルソースは、プリン液⇒ソースの順にカップに充填しても、後から入れたソースが徐々に下に沈み、きちんと2層になっていました。

ちなみに牛乳も地元の酪農家から集乳しているので昼食時に出された牛乳も「新鮮でおいしい」と好評でした。

「手作り」へのこだわりに賞賛の声

~アイケイ食品㈱学習交流会~

2015.09.07

当日黒板に掲載し学習資料

当日黒板に掲載し学習資料

「手作り」の実演で、おいしさ秘訣納得

「手作り」の実演で、おいしさ秘訣納得

2015年6月24日、東部南ブロックはアイケイ食品㈱の青木克彦さんを講師に招き、学習交流会を開催しました。

アイケイ食品㈱は東都生協プライベートブランド商品のメーカー。国産原料を中心に、安全・安心でおいしく便利な冷凍食品を数多く製造しています。当日は、同社の「手作り」へのこだわりに驚きと賞賛の声が上がりました。

長年人気の「東都中華ちまき」は一つひとつ手作業で笹の葉に包み、「東都おいものようかん」は国産紅あずまと塩と砂糖のみで作り、手作業で切り分ける...この細かな作業こそがおいしさの秘密、とみんな納得。

「東都中華ちまき」「東都おいものようかん」は「わたしのこだわり」商品でもあり、東都生協と同社のつながりについても深く聞くことができました。

参加者は「どの商品もおいしい」「わたしのこだわり商品について知ることができて良かった」、主催者も「東都生協の食材の良さを実感できる学習交流会、ぜひ多くの団体にも開催してもらいたい」と、充実した学習会に大満足の様子でした。

はちみつマジックにみんなびっくり!

はちみつの上手な使い方講習会

2015.09.07

はちみつのラインナップ

はちみつのラインナップ

いろいろな料理などに使えてびっくり

いろいろな料理などに使えてびっくり

2015年6月22日、中野ブロックは㈱藤井養蜂場の小笠原茂樹さんを講師に迎え、「はちみつの上手な使い方」を開催。

カリカリ梅ジュース、生キャラメル、煮魚のタレ...次々と出来上がる料理に会場は歓声に包まれました。また、何にでも使える「食菜酢」は、ぜひ常備したいと絶賛の声が!

外国産に比べ、国産はちみつの流通量は5%~10%と貴重。殺菌・抗菌作用にも優れているので、一日大さじ1杯を目標に健康作りにチャレンジしましょう。

今年度の中野ブロックのテーマは「東都商品で季節を感じよう」。次はどんな商品がお目見えするかな? 今回も「勉強になった」「また参加したい」などのうれしい感想や、楽しそうな参加者の姿に触れ、主催者側も大満足の一日でした。

 

アレルギー表示の学習と商品展示・試食交流

2015 年 4 月より施行された新食品表示法について学びました

2015.09.07

試食しながら武内講師を囲み懇談

試食しながら武内講師を囲み懇談

大豆・小麦不使用のしょうゆのラインナップ

大豆・小麦不使用のしょうゆ
のラインナップ

2015年4月に施行された食品表示法により、原材料表示のルールなどが変更されたことを受け、6月23日、アレルギー表示に関する学習会を開催しました。

前半は、東都生協アレルギー相談室・武内澄子さんが講演「アレルギー表示はこう変わる」。

従来のアレルギー表示では、原材料の末尾に一括表示する方法と、原材料ごとに個別表示する形が混在していました。

アレルギーの新表示では、原則として個別表示となり、どの原材料にアレルギー物質が使用されているかが分かりやすくなります。

しかし武内さんは「同じアレルギー物質が重複して使用された場合は、二度目以後の表示が省略できる規定があるので注意が必要」と話しました。

また、さまざまな加工食品に使われる乳由来の食品添加物「カゼインナトリウム」が一部の虫歯予防剤にも使われているなど、思わぬところに危険が潜んでいることについても指摘。実際に起きた数々の発症事例が紹介され、「詳しい原材料は、アレルギー相談室に電話を」と呼び掛けました。

後半は、商品分担当職員が「アレルギーを考慮した商品」約60種類を紹介。パン・麺類・雑穀類、レトルト加工品や調味料などを手に取って確認し、約10種類の商品を試食しました。

職員一番のお薦めは、国産大豆で作ったお菓子「ぱりまる カレー」。卵・乳・小麦不使用とは思えないおいしさの「フレンズスイーツガトーショコラ」も好評でした。

参加者からは「食品表示変更について詳しく聞けて良かった」「武内さんの〝知識は身を助ける〞〝自分で判断できる子に育てる〞という言葉が印象的。みんなに伝えたい」などの感想が寄せられました。

【用語解説】カゼインナトリウム:
カゼインは牛乳に含まれる主要なたんぱく質で、アレルギーを起こす原因物質。カゼインナトリウムは麺類・菓子・肉加工品などに食品添加物として使われています。「CPP-ACP」は、カゼインとリン酸カルシウムが結合した物質で、大手メーカーの商品として知られているガムや歯科医院の虫歯予防剤の一種に含まれています。

枝幸「魚つきの森」植樹協議会主催 稚魚・稚貝の放流体験・交流!

東都生協・枝幸漁協・北海道漁連の3者による「海づくり」活動を体験しました

2015.08.25

2015年5月15日から17日までの2泊3日の日程で、組合員とその家族8人が、東都生協に「秋鮭」「いくら」「ほたて」「毛がに」を供給している北海道の産直産地・枝幸漁業協同組合を訪問しました。

本企画を主催した枝幸「魚つきの森植樹協議会」は、東都生協・枝幸漁協・北海道漁連の3者が2007年6月27日に協定を締結して発足。

今回のような体験・交流企画や植樹活動など、地球環境と生命の源である川と海を守り、漁場・資源管理型漁業により生産される水産物を利用し、豊かな食生活を推進することを目的に活動しています。

初日は、稚内空港に到着後、バスで移動。宗谷岬でほたてラーメンの昼食を食べ、オホーツク流氷館を見学しました。
その後、枝幸漁業協同組合で学習会。DVDで枝幸町の紹介、漁協の概要、協議会の説明などを受けました。

2日目は、まず昨年の秋の植樹地を見学。次に北海道区水産研究所徳志別さけます事業所を訪問し、稚魚の飼育場を見学し、稚魚の放流体験を行いました。
続いて、ほたての冷凍工場を見学。ほたてキャッチャー大会、ほたて加工体験などを行いました。


枝幸漁協にて学習会

枝幸漁協にて学習会

昨年秋の植樹地にて

昨年秋の植樹地にて


サケ稚魚の飼育場を見学

サケ稚魚の飼育場を見学

サケ稚魚の放流体験

サケ稚魚の放流体験



お昼は「浜のお母さんお料理教室」。漁協女性部の職員の方々の指導で、毛がにとほたてが入ったかき揚げを皆で料理しました。

昼食は、料理教室で作ったものの他、ほたて、たこ、いくらの海鮮丼、うに、毛がにの酢の物、毛がにの味噌汁、もずくなどをいただきました。


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浜のお母さんお料理教室

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漁船でクルージング



午後は、漁船に乗せていただきクルージングを楽しみました。

船上からのほたて稚貝の放流は雨のためできませんでしたが、船上ではカモメに餌を投げるところを見たり、ほたての試食もしました。

その後、千畳岩を見学し、三笠山展望台ではカフェでお茶をいただきました。

ホテルに戻っての夕食交流会は、バーベキューハウスでのバーベキュー。ジンギスカン、ほたて、鮭ハラス、ししゃも、カレイ、ちゃんちゃん焼、おにぎりなどをいただきました。


美しいオホーツクの海

美しいオホーツクの海

海の幸満載のバーベキュー夕食交流会

海の幸満載のバーベキュー夕食交流会


3日目は、稚内公園を見学。海鮮市場で買い物と昼食を食事を取り、稚内空港より帰京しました。

オホーツク海北部に面した北海道枝幸町にて、産地を知り、枝幸「魚つきの森」植樹協議会の取り組みへの理解を深め、北海道を満喫することができた体験・交流企画でした。

参加者からは、
「船に乗せていただき貴重な体験ができた。漁師の醍醐味を知った」
「孵化場での鮭の飼育に感動した」
「ほたてを食べ続けた。いろいろな食べ方を提示していただいた。ほたては別腹と言えるかも」
「自然が素晴らしい。星空がきれいだった」
「準備が大変だったと思う。漁協女性部の皆さんに感謝している」
「食べ物でつながるのはいい。食べ物を通じて素晴らしい世の中を作っていきたい」
――などの感想がありました。

おいしいすいかを作り続ける生産者は「かっこいい!」

(農)茨城県西産直センターにて、すいかの苗植えから管理、収穫までを体験

2015.07.23

大きく育つように思いを込めて苗植え

大きく育つように
思いを込めて苗植え

わらは「すいかのベッド」

わらは「すいかのベッド」

収穫を親子で喜びます

収穫を親子で喜びます

産地への感謝のメッセージ

産地への感謝のメッセージ

茨城県西部に位置する産直産地・(農)茨城県西産直センターで、「すいかの学校」を開催しました。

「すいかの学校」は、4月の苗植え、5月わら敷き、7月収穫の全3回。すいかの苗植えから、生育の管理、収穫までの一連の作業を通じて、農業に触れ、学ぶことを目的としています。

2015年度は14家族・42人が登録。果物作りの一連の作業が体験でき、生産者とも交流できる機会として、東都生協の農業体験企画の中でも人気があります。

第1回目(4月26日)はすいかの苗植えです。畑は、東都生協出荷用の畑の一角をお借りするという本格的なもの。まず、畑に肥料をまく土づくりから始めました。

すいかの苗は、土台を強くするために台木となる「夕顔」の苗に「すいか」の苗を接ぎ木したものを用います。生産者の大久保さんに、1カ月前から準備していただきました。みんな、大きく育くように願いながら畑に穴を掘ってすいかの苗を植え、土を掛けました。

第2回目(5月24日)は、日照や乾燥、汚れからすいかを守る「わら」を敷く作業。また、伸びた弦の先に咲いたすいかの雄花、雌花を合わせ、受粉させる作業も体験しました。この作業はとても重要な作業で、めったに体験できないものです。

第3回(7月12日)。苗を植えてから約3カ月、いよいよ立派に実を結んだすいかの収穫です。自分たちで植え、育てたすいかへの思いはまた格別なもの。「小玉すいか」といっても1玉が約3kgあり、子どもには重い物でしたが、皆、大事そうに収穫していました。

生産者の大久保さんが既に収穫し、冷やしておいていただいたすいかを、みんなで試食。暑い中、畑で食べるすいかのおいしさは忘れられないものとなりました。

参加者からは、
「すいかを家で、いざ切ってみたら、畑で見た時より一段と大きく感じた」
「受粉のために蜂がいたことも、子どもに興味深かったようだ。命の一端をリアルに感じた」
「自分たちで、苗を植え、わらを敷き、作業の流れを手伝わせていただけたので、作物に対しすごく愛着が湧いた」
「おいしい作物を作り続ける生産者はかっこいい! 生産者の笑顔がすてきだった!」
――などの感想が出されました。

東都生協は産地直結を実感し、商品のこだわりや食の大切さについて学び、次世代へつなげていく機会として、これからも農業体験企画を実施していきます。お楽しみに!

アレルギー表示の学習と試食会を開催!

4月より食品表示法が施行 ―― 分からないことはメーカーに確認を! ――

2015.07.09

熱心に聴き入る参加者

熱心に聴き入る参加者

アレルギーを考慮した商品を展示

アレルギーを考慮した商品を展示

2015年6月23日、東都生協・商品委員会の主催で「アレルギー表示の学習と商品展示・試食会」を開催しました。(会場:飯田橋・東京消費生活総合センター)

第1部ではアレルギー表示について学習。
講師は東都生協アレルギー相談室の武内澄子氏です。2015年4月1日より新たに「食品表示法」が施行されたことを受け、新表示と旧表示の違いを学びました。

◆新「食品表示法」とは
これまで商品表示のルールは、JAS法・食品衛生法・健康増進法という目的の異なる3つの法律で定められていました。これらの表示義務を1つにまとめ、より安全でより分かりやすい表示になるように新しく「食品表示法」ができたのです。

新アレルギー表示の主な内容
・個別表示を原則とする
・表示面積の制約や原材料が多く、消費者に分かりにくくなる場合は、一括表示を認める
・繰り返しになるアレルゲンは省力してもよい
・特定原材料が使われていることが明らかに分かる「特定加工食品」と、名称から使われていることが予測できる「拡大表記」は廃止して、全て表示する
――このような内容で施行された「食品表示法」ですが、猶予期間が5年間あります。つまりこの5年間は、新表示と旧表示が混在するため、両方の知識が必要となります。

アレルギー表示のことなどで分からない場合は、メーカーへ聞き、確認することが大切です。

◆アレルギー表示品目 ※2015年6月時点
義務(7品目):卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かに
推奨(20品目):いくら、キウイフルーツ、くるみ、大豆、バナナ、やまいも、カシューナッツ、もも、ごま、さば、さけ、いか、鶏肉、りんご、まつたけ、あわび、オレンジ、牛肉、ゼラチン、豚肉
表示対象食品:容器包装された加工食品と食品添加物
量:食品に含まれる総たんぱく質が数㎍/g以上の場合(1㎍=1gの100万分の1)
この順番は、2011年~2012年全国実態調査での発症数の多い順だそうです。

◆食育が大切 ~知識を得ることで命を守る~
子どもにアレルギーがあるからと、その食品を見せないでおくのは危険なことです。
なぜなら、食品が何からできているのかを学ぶことが、自分の身を守ることにつながるからです。例えば、バターは牛乳からでき、マヨネーズは卵からできる。そして卵は鶏から産まれる――こうしたことは、食育としても、とても大切なことです。
こうして、自分で判断できる子どもに育てることができます。

◆健康志向で注目されているごまが...
ごまは抗酸化作用で注目が高まり、想像できない商品に使用されています。例えば、カレールゥ・みそ汁・洋菓子・健康飲料などは、原材料にごまが多用されており、特に注意が必要です。なお、黒ごまより白ごまの方が、アレルギーを起こしやすいそうです。また、1歳・2歳児がいくらや生ものを食べるのは避けた方がよいようです。

>◆乳由来の食品添加物
・カゼインNa...牛乳に含まれるたんぱく質の一種です。乳化剤・安定剤として菓子類、パン類、乳製品類に広く使われます。口腔ケア商品にカゼインNaが含まれることがあるので、歯科医院でも確認が必要です。
・CPP(カゼインホスホペプチド)...カルシウム吸収促進剤
これらは「乳」由来だと判断することが必要です。

安心して食事を楽しむために、不明な点があったらメーカーへ確認しましょう。

第2部では、アレルギーを考慮した商品の試食と展示を行いました。共同購入の商品案内「さんぼんすぎ」で企画されている商品を実際に手に取り、パンやお菓を試食。「米粉のパンケーキ」「お米で作ったまあるいパン」「みちのくせんべい」「フレンズスイーツガトーショコラ」など、さまざまな東都生協商品が紹介されました。

参加者からは、
「食品表示についての法律が変わったことは知らなかったので、とても勉強になった」「アレルギーを考慮した商品はシンプルな原材料のものが多く、安心しておいしく食べられる」「試食では、アレルギーの有無にかかわらずおいしかった」「知識を身に付け『自分の身は自分で守る』子どもを育てる上で大切なことを再認識した」
――などの声が寄せられました。

2015年度も組合員参加による商品活動が開始

組合員の声に応え、商品政策や基本方針に沿った商品づくりを進めます

2015.07.06

活発な質疑が行われた

活発な質疑が行われた

商品ガイダンス資料

商品ガイダンス資料

2015年度も組合員による「新商品おしゃべり会」、組合員・組合員理事・職員で構成する「商品委員会」がスタートします。

東都生協は2015年4月24日、商品活動に関わる組合員・地域コーディネーター・組合員理事を対象に「商品委員会ガイダンス」をさんぼんすぎセンターで行いました。

東都生協の商品委員会は、組合員の声に応える商品事業を進めるために商品活動全体を取りまとめ、商品事業が組合員の声に応え、商品政策や基本方針に沿って進められているかを評価・提言する役割を持ちます。

まず、商品部職員が「東都生協の商品政策」「組合員のくらしの変化に対応した商品の考え方・取り扱い基準」を資料に沿って説明。「東都ナチュラル」で有機牛乳を取り扱う経緯の話では、「従来のHTST(高温短時間殺菌)と有機牛乳のUHT(超高温短時間殺菌)との違いは?」など活発に質疑応答が行われました。

次に安全・品質管理部職員が「食品衛生の基礎知識(食の安全に関する近年の出来事や食料自給率、輸入食品の安全性、食品添加物、食中毒、寄生虫、異物混入など)」を説明しました。

中でも「農薬を使わないと収量は3割減になる」「魚介類の寄生虫は加熱・冷凍で死滅する。東都生協の魚介類は冷凍なので安全」というお話が印象的でした。「良い商品を取り扱っているので、自信を持って進めていただきたい」という結びの言葉にも納得でした。

参加者からは
「子どもがいるので商品をよく知りたかった。試食もできて大変勉強になった」「新商品おしゃべり会に登録したことで、東都生協の考え方や基準・検査体制・食品衛生の知識と幅広く学習できた」
――と好評。

東都生協は、一人でも多くの組合員が活動に参加して商品を知る機会を、今後も設けていきます。
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