食と農
お米を守ろう!~耕作放棄地の再生とお米づくり~
産直産地・(農)船橋農産物供給センターで4年目の「田んぼの学校」~種まきと田んぼの整備~
※次回5月12日(土)はいよいよ田植えです(今度こそ良い天気でありますように...)。
■これまでの様子は以下をご覧ください
・2月18日(土)田んぼ整備1回目
・3月3日(土)田んぼ整備2回目
・3月24日(土)田んぼ整備3回目
◎この企画に興味がある方・参加したい方は、東都生協事務局までご連絡ください。
種まき作業が初めての方は、種まき作業を行いました。種まき作業といっても、実際は種まき機(?)がやってくれるのですが...。
まずは、生産者の菊地さんから機械の仕組みを説明。
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種もみは約4週間で苗に生長 | 苗箱に新聞紙を敷き、種まき機にセット |
床土(苗床で用いる土)の充填と潅水 | 播種(種まき)。この後、覆土用土が補充 |
種籾と床土・覆土用土の補充は手作業 |
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「STOP TPP!! 1万人キャンドル集会」に参加しました
約5,000人が参加して「ストップTPP」アピール
集会参加者の様子 |
日没後、それぞれキャンドルで |
夜の銀座、有楽町をパレードし |
当日は、あいにくの雨模様にもかかわらず、約5,000人が参加。集会にはTPPに反対する多くの各党、各会派の国会議員をはじめ、農業生産者、漁業従事者、医療従事者、労働組合員、消費者、市民など多彩な分野の人々が集まりました。東都生協からも、組合員、役職員が参加しました。
中央舞台では、一貫してTPP反対の立場を貫く東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏がTPPの危険性や交渉についての現状を報告し、各現場からの報告、闘う決意表明が行われました。
同時に、喜納昌吉さんをはじめ有名ミュージシャンによるミニライブも行われ、明るく元気な集会となりました。
最後に全員で集会アピールを確認後、各自がキャンドルやペンライトなどを持って銀座から有楽町にかけを夜のパレードを行い、街を行く人々に「ストップTPP」をアピールしました。
当日の詳細と「集会アピール」はこちら(外部サイトにリンクします)
※TPP(環太平洋経済連携協定):
全ての関税・非関税措置の撤廃を目指すFTA(自由貿易協定)の一種。国内農業とその生産基盤、食品添加物規制やポジティブリスト、植物検疫の緩和など食の安全・安心や安定供給を脅かすにとどまらず、人・物・金融・サービス・公共事業など、あらゆる分野を市場開放の対象とする。東都生協は「日本の社会・経済・産業全般に影響が及び、経済効果が期待できるどころか、むしろ低迷に拍車をかけるもの。具体的な交渉内容も全く国民に知らされず、国民への情報提供や国会での論議も不十分」などとして、日本のTPPへの参加に反対する立場を2011年2月24日付で表明している。
4年目の「田んぼの学校」田んぼの整備 3回目
米を守ろう! ~耕作放棄地の再生と米作り~
作業後は、あらかじめ生産者が収穫したよもぎを使って作った、よもぎ餅を食べきれないほどたくさん作りました。
※次回は4月14日(土)で、田植えで使用する苗の種まき、田植え前の最後の田んぼの整備、山道の整備などを行う予定です(良い天気でありますように...)。
■これまでの様子は以下をご覧ください。
・2月18日(土)田んぼ整備1回目
・3月3日(土)田んぼ整備2回目
今日は雨のため、朝のあいさつはビニールハウスの中で行いました。
↓↓↓ このビニールハウスの中で田植え用の苗を育てます。 ↓↓↓
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すでに整備された「みんなの再生田2号」に比べて、今年再生に向けて拡張作業をしている田んぼの方が位置が高く、なるべく平らな田んぼにするために、拡張部分の土を「みんなの再生田2号」の低い部分へみんなで運びました。
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悪天候の中、みんな泥だらけになって頑張りましたが、当日やりきれない作業が残ったため、次回もまた今回と同じ作業を行うことになりました。5月の田植えに向けて、もうひと踏ん張りです。
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まだカエルの卵もありましたが、おたまじゃくしもたくさんいました♪♪
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4年目の「田んぼの学校」田んぼの整備 2回目を実施しました!
日本の米を守ろう!~耕作放棄地の再生と米作り~
4年目となる今回は、前回に引き続き、「みんなの再生田2号」の拡張のための除草作業と田んぼ周りの水路の泥を取り除く作業、「みんなの再生田1号」を耕運機を使って耕す作業を行いました。
この企画は、後継者不足や米の低価格などで毎年、荒れた休耕田が増えている状況を消費者に知っていただき、これからの食と農について考えていただくこと、米を利用することが農業支援になるということを理解していただくことを目的に、2009年から始まりました。
当日はひな祭り。天気は良かったのですが、まだまだ風も冷たい中、みんなで頑張りました。
次回の田んぼの整備3回目は、3月24日を予定しています。2月18日の田んぼ整備1回目の様子はこちらをご覧ください。
今日の作業の説明です。今日は強力助っ人の参加がありました。
↓↓↓4月から(農)船橋農産物供給センターの職員として働く佐瀬さんです(右写真の右側)。↓↓↓
なぜ、この作業をするのでしょう?
⇒2号田の周りの水路の高さが落ち葉や泥の堆積により2号田よりも高くなってしまい、2号田の水が周りの水路に抜けず逆流。湿地帯のようになっていました。水路の泥を取り除き、2号田より低くすることで2号田から水を抜くためです。
まだまだかかりそう...です。
そしてなんと...水路の泥を取る作業中に、泥の中からカメが出てきました~(冬眠中?)。
この「田んぼの学校」には、(農)船橋農産物供給センターからの協力者としてビオトープ管理士の方も参加しているので聞いてみました。以下、コメントです。
「カメの種類は、クサガメで間違いないと思います。顔の黄色い線模様と甲羅の中央、左および右の三本の隆起が特徴です。大きいものでは甲長25cmくらいにまでに成長します。また、触ると臭い匂いを出すことが、名前の由来ともいわれています。
ビオトープとしての観点からは、クサガメは池、沼、川などを生息地としている日本の固有種です。したがって、その個体を誰かがその場所に持ち込んだ可能性も否定できませんが、現地・印西市の田んぼ周辺を生息地にしていたとしても不思議ではありません。
カメの世界では、今や日本中の池や沼を外来種で北米原産のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)が生息域を拡大しており、在来生物へさまざまな影響を及ぼしていると考えられています。
今回発見した個体が日本の固有種であったことは、印西市の田んぼ周辺がカメとしてはまだ外来種に席巻されていない貴重な場所である可能性を示しています。ミシシッピアカミミガメがそこに存在していないことを期待します。
カエルの卵は、昨年、成体を確認しており、これはニホンアカガエルの卵と思われます。ニホンアカガエルは、生息地が減少しており、この田んぼは、貴重な生息地の一つとなっています。
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4年目の「田んぼの学校」スタートしました!
日本の米を守ろう!~耕作放棄地の再生と米づくり~
生産者
「消費者にはもっと米を食べてほしいなあ」「もっともっと、米のことを知ってもらいたいなぁ」「うちの田んぼ、もう何年も米を作ってないから荒れちゃってね。本当は米、作りたいんだよね」
東都生協の担当職員
「その田んぼ、整備すれば米作れるんですか?」
生産者
「もちろん。いい田んぼだったし、きれいにすれば、山の湧き水で米が作れると思うよ。荒れ田(あれた)が 美田になって、米作って食べたら、きっと、感動もンだよ」
こんな会話から2008年度、産直産地・(農)船橋農産物供給センターの協力を得て、同産地の千葉県印西市での「田んぼづくりから始める米づくり交流」が始まりました。
2年目からは、この企画を通して米作りを学んだ参加者が、「いずれ家族の米を自分たちで作れたらいいなぁ」という思いも込めて、企画名を「田んぼの学校」としました。20数年米作りを休んでいた休耕田を開墾し「みんなの再生田1号・2号」と参加者みんなで名付けた田んぼでの米作りは、4年目を迎えました。
2012年2月18日(土)は、通年での米作り作業の1回目として、田んぼの整備を行いました。東都生協からの参加者と(農)船橋農産物供給センターの声掛けによる参加者など21人で、「みんなの再生田1号」の穴掘りと「みんなの再生田2号」拡張のための草刈り作業を行いました。
※次回の田んぼの整備2回目は、3月3日(土)です。
(農)船橋農産物供給センター代表理事 | 現地は前日夜に降った雪が残り、 |
田んぼ所有者の菊地さん(中央)と | 「田んぼの学校」企画にインストラクター |
「みんなの再生田1号」。 | 「みんなの再生田2号」。 |
「1号田」井戸から「2号田」まで | 直径65mmのパイプを埋めるのに、 |
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穴掘り、無事終了! 昼食休憩です |
午後の作業開始。パイプを穴にセットして、 |
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パイプを埋める作業も無事に終了! |
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パイプを埋める作業と同時に、2号田拡張のために草刈り機で草を刈りました。草が寝てしまっていて、草刈り機ではとても刈りにくく悪戦苦闘でした。ここの整備はまだまだかかりそうです。 |
笈川智臣シェフを講師に招き調理実習
ごはんが際立つ和食料理を、プロの料理人と一緒に調理! 日頃の食材のおいしさにびっくり!
今回は、プロの料理人・笈川智臣(おいかわともおみ)シェフ[レストラン尾前XEX(ゼックス)]を招き、バランスが良く、ご飯の味を際立たせる料理を実習。ねらいは、東都生協の産直米の特徴を知り、産直米の利用促進につなげること、また食の未来づくりで進める食料自給率向上について、みんなで考えることにあります。
まず笈川智臣シェフから、東都生協の食材をメインに使用した和食をテーマに、ひなまつりにちなんだ「ばらちらし」と、米粉を使った「治部(じぶ)煮」の調理をデモンストレーション。その後、参加者で調理実習を行いました。
笈川シェフ自らテーブルを回り、食材の特徴だけでなく、彩りや味付けのあんばいなど、丁寧にアドバイス。
調理の後は、参加者全員で試食し、笈川シェフへの質問タイム。食材の特徴を、基礎から文化・伝統に到るまで説明していただきました。また、「おもてなしの心」や日ごろの悩みについても語っていただきました。
食材や調理器具への向き合い方、また笈川シェフの情熱や気さくで丁寧な対応に、参加者は大満足でした。日ごろ使い慣れている食材がこんなに?! みんなおいしさにもびっくり! 大満足の様子でした。
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笈川智臣シェフ | 食材の準備は完了 | 笈川シェフのデモンストレーション |
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今回は和食がテーマ | テーブルを回りアドバイス | 彩りや味付けなどレクチャー |
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できあがり! 記念撮影 | 「ばらちらし」「治部煮」 | 色鮮やか!「ばらちらし」 |
・和食を作るにあたって、知らないこともあったのでためになりました。
・塩のふり方や、鶏をお魚に替えたときのポイントを分かりやすく教えていただきました。参加して本当に良かった。「料理は組み合わせ」ということがよく分かりました。
・日本料理での「あんばい」について勉強になりました。さすがプロという感じで、盛り付けや細かい処理のし方が参考になりました。簡単でおいしいメニューをありがとうございます。家でも作れそうです。一度お店にも行ってみたい! etc.
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産直米の学習では、東都生協商品部担当を講師に、当日使用したJA佐久浅間(長野県)の産直米「長野コシヒカリ天日干し」や、東都生協の産直米の特徴や登録米について学習。
JA佐久浅間の産直米「長野コシヒカリ天日干し」は、秋の収穫時期に小さなコンバインで刈り取り、稲束にした後、はざかけ(天日干し)をして、約半月かけてゆっくり水分を抜き乾燥させます。
天日干しの米は、養分がじっくりと米に移り、うま味として蓄えられるためおいしいお米になるとされています。そのため、一般には米の味が落ちてくる夏の時期でも、天日干しの産直米はおいしく食べることができます。
当日調理した「ばらちらし」にも大変良く合い、参加者でおいしくいただきました。安定的にお届けしていくために、日頃の産直米の利用を呼び掛けました。
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商品部担当から産直米の特徴などを説明 |
テーマ活動交流会を開催しました !
「来て! 見て! 聞いて! 私たちの活動」
東都生協(コープ)では、組合員のつながりを大切にし、テーマや分野ごとにネットワークづくりを目指すための活動交流の場として、2012年1月25日、文京シビックセンター区民会議室A・Bにてテーマ活動交流会を開催しました。
グループやサークル、支部運営委員会、支部テーマ別委員会、ブロック委員会、専門委員会から58人が参加し、日々の活動の発表や展示を行い、「くらし」「平和」「環境」「福祉」「食と農」「子育て」「商品」に分かれ、活動報告や今後のつながりについて意見交流しました。
団体発表では8団体から、ドイツ生まれの竪琴「ライアー」の演奏、簡単服飾のリメイク、生ごみ堆肥化の方法や成果、平和の朗読の実演、社会保障・消費者問題をテーマにした活動、子どもの本の読み聞かせや環境についてなど、日頃の活動報告がありました。
展示コーナーには、7団体から写真やイラストや作品などのさまざまなものが飾られ、参加者とも交流を深めました。
グループ交流では、自己紹介の後団体発表や展示の感想を発表し合い、活動を広げるためや交流の場を作る工夫などで話し合い盛り上がりました。最後にグループごとに発表し会場全体で共有しました。
【参加】
グループ10団体、サークル2団体、支部テーマ別委員会7団体、支部運営委員会2団体、ブロック委員会2団体、専門委員会3団体 計26団体
実りの秋、「食の未来づくりフェスタ」開催!
組合員、生産者など4,000人を超える参加者が集いました
東都生協(コープ)は2011年11月5日、五反田TOCビルで「食の未来づくりフェスタ」を開催し、東都生協の組合員や近隣の方々、産直産地の生産者やメーカーの方々など4,000人を超える参加者でにぎわいました。
消費者・組合員になじみ深い産地・メーカーが出店して商品の展示や試食・販売をしたり、ステージでは楽しいパフォーマンスやまぐろの解体ショー、そして体験・ゲームや交流など盛りだくさんの企画で熱ーいお祭り! となりました。
同フェスタは「いのちをつなぐ大切な食べものを未来へ受け継ごう」と進める「食の未来づくり運動」の成果を皆で確かめ、食の未来を考え、思いを広げる機会にしようと東都生協が主催。
取引先団体の東都生協産直生産者団体協議会、東都生協共生会の共催、東京南部生協・東都生協住まいる会の協賛で開催されました。
サブテーマは「絆~きっと、ずっと、なかま❤東都生協~」
フェスタ会場には、自慢の商品をアピールするメーカー、産地の様子や思いを直接語る生産者、説明を聞いたり試食して商品をより身近に感じたという組合員・消費者の楽しそうな笑顔がいっぱいでした。
また、東日本大震災で被災した産地・メーカー支援のための販売や応援メッセージ集めなどの企画にも、参加者からたくさんのご協力をいただきました。
安全で安心できる食を次世代に受け継いでいくためには、消費者と生産者が直接手をつなぎ、さまざまな交流の機会を広げ、産直(産地直結)の提携を強めていくことが何より大切と、あらためて実感し合えたイベントとなりました。
この日、さまざまに繰り広げられた場面をご紹介します。
❑見て・味わって! の展示・販売エリア
100を超える東都生協の産直産地・メーカーが出店し、組合員にはおなじみの商品がいっぱい並びました。会場内は、出店者の威勢のいい掛け声、あちこちからの良い匂い、買い物を楽しむ参加者の熱気に包まれていました。説明を聞いてあれこれ試食したり、実際に使い勝手を確かめられて、そしてフェスタ特別価格で購入できるとあって、みんな笑顔。買い物バッグを一杯にしている人の姿も目に付きました。
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おなじみの産直産地・メーカーが対面販売 |
❑楽しいステージ!
ステージでは、楽しい企画が次から次へと...
◎オープニングは、東都生協・庭野吉也理事長のあいさつに続く職員有志によるソーラン節で元気にスタート
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庭野吉也理事長が開会あいさつ | 東都生協職員有志がソーラン節を披露 |
◎楽しいマジックショー
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マジックショーには参加者も出演 | 手さばきに思わず見入ります |
職人さんが見事な包丁さばきで、大きなまぐろ1本をさばいていきました。そして、試食には長ーい列。命に感謝しつついただきました。
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あざやかな包丁さばき | これがまぐろの頭!? |
ビール好きの方が参加して、ビールの銘柄を当てました。
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参加者によるビールの銘柄当て |
最後の締めくくりは豪華景品が当たる大抽選会。自分の番号が呼ばれるのをワクワク待ちます。
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大抽選会 |
❑食育コーナー
「ちりめんモンスターをさがせ」「ミルクで科学(いつもの牛乳がびっくり変身)」などの企画に子どもたちが参加。新しい発見にビックリ!!
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「ちりめんじゃこ」に含まれる生き物を探します | 探し出したちりめんモンスター、略して「チリモン」たち |
❑展示体験コーナー
「稲わらで作るミニリース作り」「国産大豆ぴったり計りましょうゲーム」「たまご☆いろ(色)いろ体験! 」「秋の味覚! 果物食べ較べ」など、参加体験型のお楽しみイベント・ゲームがいっぱい。
おとなも子どもも楽しみました。また、産地のパネル展示や自慢料理レシピの配布などもありました。
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果物を食べ比べ | 麦わらでミニリース作りを体験 |
東日本大震災の被災地の状況や支援活動の様子をパネルやビデオで紹介したり、東北応援セットの販売、支援募金などが行われました。たくさんの方が被災地応援メッセージにも協力しました。
また、販売エリアでの売上金の一部は、支援募金に充てます。
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被災地への応援メッセージがずらり | 東北応援セットを販売 |
❑じっくり考える・語り合うコーナー
別室ではじっくり交流したり、語り合う企画も行われました。
◎フェスタdeトーク
産地・メーカーの方と組合員がテーブルを囲んで交流する企画では「直接お話を聞いてよく分かったし、消費者の思いも伝えることができた」と好評でした。
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生産者と東都生協組合員がテーブルを囲んで交流 |
関心が高まる放射性物質。放射線の基礎知識や残留放射能自主検査の取り組みなどについて、東都生協の安全・品質管理部職員が解説しました。
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放射性物質について学びます |
若手生産者と東都生協の若い職員などが集い、これからの産直について語り合いました。
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生産者と職員が5チームに分かれて討議 | 産直の課題について協同して解決に当たります |
TPP問題に関する学習会を開催しました
TPP(環太平洋経済連携協定)の日本社会に及ぼす影響を学びました
「食料は人々の命に直結する必需財」 |
東都生協(コープ)の社会委員会は2011年9月26日、TPPに関する学習会を開催(会場:東都生協さんぼんすぎセンター)。講師に東京大学大学院教授の鈴木宣弘氏をお招きし、TPP参加が日本社会に及ぼすものは何か、講演していただきました
東日本大震災復興のためにもTPPが必要だという議論が増えている現状を踏まえて、本来の震災復興はどうあるべきか、そして日本の農業・食料システムと日本社会の再生のために今何をするべきかについて、対案を示しながらのお話となりました。
鈴木氏は「TPPに関しては、ゼロか百かの極論ではなく、その中間にある現実的で適正なバランスある解を、双方が歩み寄って見つけるべきものであると」指摘。「TPPの議論を一つの契機にして、自らの安全な食をいかに確保していくかということについて、あらためて消費者一人ひとりが考えていかなければならない」と語りました。
また鈴木氏は「買いたたきや安売りをしても、結局誰も幸せになれない。食料に安さだけを追求することは、命を削ることと同じ。また、次の世代に負担を強いることにもなる」「みんなが持続的に幸せになれるような適正な価格形成を関係者が一緒に検討すべき」として、生産者と消費者を含めた国民全体にとっての食料の位置付けを再確認することの必要性を訴えました。
「狭い一部の利益、あるいは一部の情報だけに基づいてこの問題を拙速に進めてしまっては、日本の将来に禍根を残すことになる」「じっくりと時間をかけた議論を国民に喚起しなければ後で取り返しがつかないことになる」と鈴木氏は強い危機感を示しました。
当日は40人を超える参加があり、TPP問題の概要が分かりやすく提示され、それぞれが考える機会となり、非常に中味の濃い充実した学習会となりました。
参加者からは
「TPPが農業だけでなく生活全般に関わってくることだとよく分かりました。広い視野で見なくてはいけないとつくづく感じました」
「先生が大変よく研究されていて、楽しく分かりやすい講義でした。これからも意識を持ち続けることが必要だと思いました」
「あらためて問題点や今後の行動についても考えることができて良かった」
――などの感想が寄せられました。
※TPP(環太平洋経済連携協定):
全ての関税・非関税措置の撤廃を目指すFTA(自由貿易協定)の一種。国内農業とその生産基盤、食品添加物規制やポジティブリスト、植物検疫の緩和など食の安全・安心や安定供給を脅かすにとどまらず、人・物・金融・サービス・公共事業など、あらゆる分野を市場開放の対象とする。東都生協は「日本の社会・経済・産業全般に影響が及び、経済効果が期待できるどころか、むしろ低迷に拍車をかけるもの。具体的な交渉内容も全く国民に知らされず、国民への情報提供や国会での論議も不十分」などとして、日本のTPPへの参加に反対する立場を2011年2月24日付で表明している。
宮城県の蕪栗沼でマガンのねぐら入りと飛び立ちを見学
人と自然とが仲良く暮らすことの大切さについて学び・体感しました。
同地域は、産直産地・JA新みやぎ・田尻産直委員会の産直米「ひとめぼれ」「ササニシキ」「まなむすめ」の産地です。
蕪栗沼と周辺水田は2005年、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約湿地に登録されています。マガンなどの渡り鳥と蕪栗沼・周辺水田の関係など、豊かな自然の中で、人と自然とが仲良く暮らすことの大切さについて学び・体感しました。
<主な内容>
渡り鳥と農業の関わりについての話、マガンのねぐら入り観賞、夕食・交流、マガンの飛び立ち観賞、野菜収穫体験、正月飾り作り体験、餅つき体験など。
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<参加者の声やイラスト(抜粋)>
「お世話になり、ありがとうございました。娘2人で楽しい思い出となりました。夕方になると、あのねぐら入りの光景を思い出します。小さなことで、うつうつとしている時も、あの光景を思い出すようにしています。心が癒やされ、穏やかになります...。食事会、お餅つき、昼食のお餅料理、本当にありがとうございました。もてなしの気持ちが温かく、親子2人、田舎に帰ったような気分でした。私は子どものころ、お正月は父の実家の富山に帰り、大勢で新年を迎えました。毎日、大勢の人が家に訪れ、食卓を囲んだものです。そのような時代を思い出し、本当に懐かしかった。子どもも、たくさんの大人の中で、いろいろ声を掛けていただき、緊張しながらもうれしかったようです。本当に良い体験をさせていただきました」
「土、日にもかかわらず、私たちのために準備・用意してくださったこと、また奥様方にも餅つきなどで用意してくださったことなど、本当にありがとうございました。おかげさまで、普段の生活では体験できないことをさせていただき、
大変充実した2日間となりました。しいたけ栽培、長ねぎ収穫、正月飾り作りとみるのも初めてばかりで、子どもも楽しかったようです。特に子どもは「ごはんが違う!」と言ってました。買うことと、思いを馳せることしかできませんが、わずかでも力になっていければと思っています。自然が相手で大変なこともあると思いますが、どうぞ皆さま、お体に気を付けて頑張ってください。」
「『白河の関』を越えたのは初めてでした。鳥好きの息子(小2)に引きずられるように参加したイベントでしたが、大変面白く、充実した経験でした。7万羽のマガンの群れが飛び交う様は、田尻でしか見られない光景です。地元の皆さんの、保護に掛けるご苦労の結果であることを実感しました。同時に、単にマガンの保護だけではなく、周辺の広大な環境を守り、さらに、そこで安全・安心な農業を営んでおられることにも感動しました。類いまれなる美味な米やお肉を生産する背景には、このような努力と情熱があったことを知り、本当に有意義な旅だったと思います。しいたけ、長ねぎの農家にもお邪魔しました。文字通りお邪魔だったかもしれませんが、快く受け入れてきださったことに感謝します。
また、正月飾り作りも、貴重な経験でした。本当にありがとうございました。次回は別の季節に、また行きたいと思います」
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