みんなの活動:これまでの活動報告

食と農

長野の棚田で稲刈り体験 -JA佐久浅間-

無洗米金芽米長野コシヒカリ・あきたこまちの産地で稲刈り・はぜかけを体験!

2010.10.19

長野の棚田で稲刈り体験 -JA佐久浅間-<br />

2010年10月16日、無洗米・金芽米「長野コシヒカリ」「あきたこまち」の産地・JA佐久浅間の棚田で38人の組合員が稲刈り・はさ掛け体験を行いました。

同年5月29日に組合員が田植えを行った稲は、生産者の土屋さんの管理により順調に育ち、収穫のときを迎えました。

秋の青空が広がり、澄んだ空気の中、稲刈りとはさ掛けを行い、2時間近い作業に心地よい汗をかきました。

まず、JA佐久浅間の日向さんから本日の作業の手順について説明を受けました。今回は、人数が多いため2つのグループに分かれての作業となりました。
まず、JA佐久浅間の日向さんから本日の作業の手順について説明を受けました。今回は、人数が多いため2つのグループに分かれての作業となりました。

田んぼの持ち主・生産者の土屋さんに、稲刈りの方法を教えてもらいました。
田んぼの持ち主・生産者の土屋さんに、
稲刈りの方法を教えてもらいました。

私も稲刈りできたよー
私も稲刈りできたよー

僕たちもー
僕たちもー

俺たちだって...
俺たちだって...

みんなで力を合わせて、50分ほどで刈り終わりました
みんなで力を合わせて、50分ほどで刈り終わりました

次に、刈り取った稲の束ね方を土屋さんから説明を受けました
次に、刈り取った稲の束ね方を土屋さんから説明を受けました

人数が多いので、みんなで行うとみるみるうちに刈った稲が束ねられていきます
人数が多いので、みんなで行うとみるみるうちに
刈った稲が束ねられていきます

男性が中心となり、はさ掛けを行う準備をしました
男性が中心となり、はさ掛けを行う準備をしました

大人たちの作業中、子どもたちはカエルやトンボ取りに夢中でした「ほら、カエルが手にとまってる」
大人たちの作業中、子どもたちはカエルやトンボ取りに夢中
「ほら、カエルが手にとまってる」

端から稲を掛け始めます
端から稲を掛け始めます

束ねた稲を1対9ぐらいに分けて太い方と細い方を交互に掛けていきます
束ねた稲を1対9くらいに分けて太い方と細い方を交互に掛けていきます

これが結構な重労働なので、掛ける人は交代しながら行いました
これが結構な重労働なので、掛ける人は交代しながら行いました

もう少しだ、がんばれ、がんばれー
もう少しだ、がんばれ、がんばれー

日光が全面に当るように、はさ掛けは南北の方向になっています
日光が全面に当るように、はさ掛けは南北の方向になっています

予定以上に時間がかかりおなかはぺこぺこ、金芽米のおにぎりと土屋さんの差し入れの栗おこわ、そして産地の方が準備してくれたきのこ汁がとても美味でした
予定以上に時間がかかりおなかはぺこぺこ、
金芽米のおにぎりと土屋さんの差し入れの
栗おこわ、そして産地の方が準備してくれたきのこ汁
がとても美味でした

あぐりの湯こもろ(小諸市)で汚れと疲れを落として、東京に向かいました
あぐりの湯こもろ(小諸市)で汚れと疲れ
を落として、東京に向かいました

皆さん、お疲れさまでした<br />
皆さん、お疲れさまでした

今回、田植と収穫を体験させていただいた田んぼは、棚田ということもあり2アール(=200平方メートル)と狭かったのですが、それを手作業で行うのは意外と大変でした。

ちなみにこの田んぼで収穫できる米は玄米で約2俵(120kg)、平均的な日本人2人が1年間に食べる米の量だそうです。この2俵の米を売ることで生産者の手に入る代金は2万円ほど。

この100倍の面積の田んぼで米を作っても200万円。そこから種代、肥料代、農薬代、機械の燃料代などいろいろな経費を引いていくと手元に残るのは、労力に到底見合うものではありません。効率の悪い棚田が見捨てられていく理由が分かります。

田んぼは、食料の安定供給による食料安全保障にとどまらず、多様な生き物を育む自然環境の保全、国土の保全、水源の涵養などさまざまな機能を担っています。

こうした稲作の現状や大切さを知り、持続可能な社会に向けて、国内の米作りをみんなで守っていきたいですね。


JA秋田しんせい鳥海(ちょうかい)稲刈り体験

「秋田あきたこまち(鳥海)」の産地で稲刈り体験!

2010.10.18

6月の鳥海山

6月の鳥海山

2010年10月1日(土)~2日(日)の2日間、東都生協(コープ)の産直米「秋田あきたこまち(鳥海)」の産地、JA秋田しんせいで稲刈り体験が行われ、東都生協の組合員10人(おとな7人、子ども3人)が参加しました。

1日目は稲刈り体験やお米の乾燥・もみすり施設を見学し、2日目はおいしいお米作りの条件の一つ「水」をテーマに、水と関わる場所をめぐりました。

曇り時々雨という天気で鳥海山は最後までその全貌を見せてくれませんでしたが、実りある体験ができました。写真でその様子をお伝えします。

■1日目 10月1日(土)

まず、収穫したもみの乾燥・もみすりを行う「ミニライスセンター」を見学しました。
まず、収穫したもみの乾燥・もみすりを行う
「ミニライスセンター」を見学しました。

収穫してきたもみを大きな乾燥機で乾燥させ、もみすりを行い玄米にします。
収穫してきたもみを大きな乾燥機で乾燥させ、
もみすりを行って玄米にします。

稲刈り体験では、まず生産者の高橋千恵子さんから稲の刈り方を教わりました。
稲刈り体験では、まず生産者の高橋千恵子さん
から稲の刈り方を教わりました。

さあ、いよいよ稲刈りの始まりです。
さあ、いよいよ稲刈りの始まりです。

初めての体験にワクワク、どきどき... よくできたね!
初めての体験にワクワク、どきどき... よくできたね!

私もうまく刈れました... ピース
私もうまく刈れました... ピース

みんなで一緒に「とったどー」
みんなで一緒に「とったどー」

生産者や農協の方も一緒に、記念撮影
生産者や農協の方も一緒に、記念撮影


高橋さんは花も生産、花の摘み取りもさせていただきました
高橋さんは花も生産、花の摘み取りもさせていただきました


このあと、ホテルで温泉に入り、夕食をかねて生産者や農協の方々と交流を深めました。

■2日目 10月2日(日)

鳥海山山麓は水が豊富なことで有名ですが、水は米作りにも欠かせません。2日目はその「水」をテーマにいろいろなところを巡りました。

観光名所にもなっている法体(ほったい)の滝
観光名所にもなっている法体(ほったい)の滝

滝を展望台から見下ろしました
滝を展望台から見下ろしました

これは、温水路という田んぼの水に使われている用水路です。水深を浅くし段々をつけることで、鳥海山の冷たい雪解け水が徐々に温められていきます。
これは、温水路という田んぼの水に使われている用水路です。水深を浅くし段々をつけることで、鳥海山の冷たい雪解け水が徐々に温められていきます。

山麓のブナ林。ふかふかした地面にはたくさんの水が吸い込まれ、地下水となり、やがて清らな水となって湧き出てくるのです
山麓のブナ林。ふかふかした地面にはたくさんの水が吸い込まれ、地下水となり、やがて清らな水となって湧き出てくるのです

ブナが低いところから枝分かれしているのは、昔、人間がブナの木を生活に使っていたからだそうです。人は森にも生かされているのですね
ブナが低いところから枝分かれしているのは、昔、人間がブナの木を生活に使っていたからだそうです。人は森にも生かされているのですね

鳥海山に染み込んだ雪解け水や雨水が岩肌から一気に湧き出している元滝。一帯はとても涼しく、天然のクーラーのようでした
鳥海山に染み込んだ雪解け水や雨水が岩肌から一気に湧き出している元滝。一帯はとても涼しく、天然のクーラーのようでした


象潟(きさがた)の九十九島(つくもじま)、以前ここは海で、緑がこんもりしているところが島だったとか。当時は松島のような風景だったようです。
象潟(きさがた)の九十九島(つくもじま)、以前ここは海で、緑がこんもりしているところが島だったとか。当時は松島のような風景だったようです。

東都生協がお届けする産直米のうち、約1割がここ鳥海の秋田あきたこまちですが、なかなか遠くて組合員が訪問する機会がありませんでした。今回は農協の協力もあり、やっと実現することができました。

「産直」といっても、米の場合は野菜や果物のように「生産者カード」が入っているわけでもなく、生産者の顔が見えにくいのではないでしょうか。今回のような取り組みを続けることで、産地と地理的には離れていても精神的には近づけていければ、と考えています。

JA岩手ふるさとで稲刈りと天日干しを体験!

登録米「岩手ひとめぼれ天日干し」人気ナンバーワンのわけを納得

2010.10.14

JA岩手ふるさとで稲刈りと天日干しを体験!

2010年10月1日(金)~2日(土)、産直米「岩手ひとめぼれ天日干し」の産地・JA岩手ふるさとで天日干し体験が3人の組合員(理事)が参加して行われました。当日は晴天で秋のさわやかな空気の中、気持ちのいい汗をかきました。稲を刈り、束ね、積み上げていくという作業を2時間みっちり行いました。


稲刈り、束ね、そして天日干し

まず田んぼの持ち主である小野寺贇(ひとし)さんから、稲の刈り方、刈った稲の束ね方を教わります。

小野寺さんがやると、「ザクッザクッ」と小気味良い音ともに、みるみるうちに稲が刈られていき、刈り取った稲を束にして数本の稲わらでくるりと回していとも簡単に束ねてしまいます。

参加者たちも早速稲を刈り始めます。はじめはぎこちなかったのですが、徐々に慣れてきて稲を刈るときの「ザクッザクッ」という音と手に伝わる感触が気持ちよく、すっかり熱中した様子でした。

束にした稲を稲わらで縛るのは、見ていると簡単そうなのですが、実際にやるとなると意外と難しく、手取り足取り教わって、ようやくできるようになりました。

さすがに今は、手刈りではなく、バインダーという稲刈り機が稲を刈って束ねてくれるので、稲刈りは体験程度で済ませ、主には棒に稲を掛けていく作業を行いました。

初めに小野寺さんから作業の説明を受けます
初めに小野寺さんが作業を説明

さすがプロ、みるみるうちに刈っていきます
さすがプロ、みるみるうちに刈っていきます

稲を束ねるのに一苦労、見るとやるのとでは大違い
稲を束ねるのに一苦労、見るとやるのとでは大違い

稲刈り用の鎌。刃がのこぎりのようにギザギザしています
稲刈り用の鎌。刃がのこぎりのようにギザギザしています

「バインダー」という稲刈り機で2列ずつ刈っていきます
「バインダー」という稲刈り機で2列ずつ刈っていきます

天日干し用の棒を立てるため、地面にドリルで穴を開けます
天日干し用の棒を立てるため、地面にドリルで穴を開けます

倒れないよう棒を立てるには力いっぱい、穴に棒を突き刺す必要があります
倒れないよう棒を立てるには力いっぱい、
穴に棒を突き刺す必要があります

棒だけでは稲を掛けられないので、小さな棒をいくつか結び付けていきます
棒だけでは稲を掛けられないので、
小さな棒をいくつか結び付けていきます

掛け始めは、下に落ちないようしっかりと稲を固定します掛け始めは、
下に落ちないようにしっかりと稲を固定します

交互に稲を掛けていきます
交互に稲を掛けていきます

力を合わせて徐々に高くしていきます
力を合わせて徐々に高くしていきます

もう手が届かない...
もう手が届かない...

この天日干しの姿を「穂仁王(ほにょ)」というそうです
この天日干しの姿を「穂仁王(ほにょ)」というそうです

参加した組合員と生産者・小野寺さん
参加した組合員と生産者・小野寺さん

皆さま、おつかれさまでした
皆さま、おつかれさまでした

作業の後、生産者のお宅で軽い食事をいただきました。
夕方になり外に出ると「ほにょ」が夕日に染まってとてもきれいでした。これは、まさしく子どもたちにつなげたい風景の一つだと思います。
夕方になり外に出ると「ほにょ」が夕日に染まってとてもきれいでした
少し青さが残っている「ほにょ」も時間が経つと枯草色になり、やせ細っていきます。


通常のコンバインという機械での稲刈りでは、刈ると同時に脱穀(稲からもみを外す)し、もみは機械で乾燥されますが、天日干しは干している間にも稲からもみに徐々に栄養が移り、実が充実していきます。そして太陽と風の力でゆっくりと乾燥されることでよりおいしい米が出来上がります。

今回の体験で「岩手ひとめぼれ天日干し」が登録米でNo.1の訳が分かったような気がしました。

産直産地のJA越後中央(弥彦)で稲刈りを見学

JA越後中央・弥彦(やひこ)で稲刈り見学「新潟コシヒカリの新米を味わおう!」

2010.10.13

JA越後中央(弥彦)稲刈り見学 報告

東都生協は2010年9月25日、取扱商品の産直米「新潟コシヒカリ(弥彦)」でおなじみのJA越後中央・弥彦(やひこ)で稲刈り見学「新潟コシヒカリの新米を味わおう!」を開催。東都生協の組合員18人(大人11人、子ども7人)が参加しました。

当日は秋晴れの気持ちのいい日和に恵まれ、稲刈り、もみの乾燥・もみすり、倉庫への保管と一通りの流れを見学するなど、普段はなかなか経験できない貴重な体験をしました。以下、画像でその様子をお伝えします。



稲刈り・乾燥・もみすり・保管

現地に到着して早速、稲刈りの様子を見学。バリカンで刈り上げるように、田んぼを進むコンバインがみるみるうちに稲を刈り取っていきます。今年は、春の低温で生育が心配されたましたが、その後の天候の回復で収穫量はほぼ平年並とのことです。

収穫されたもみは乾燥され、もみすりをして玄米となります。そして、約1トン入りの大きな袋に詰められて、農協の低温倉庫で保管されます。



弥彦営農センターの本間センター長によると今年の収穫は雨が続いているため、少し遅れているそうです
弥彦営農センターの本間センター長によると今年の収穫は雨が続いているため、少し遅れているそうです

生産者の中川さんから、農薬や化学肥料を使用しない稲作の苦労などが説明されました
生産者の中川さんから、農薬や化学肥料を使用しない稲作の苦労などが説明されました

収穫された米(もみ)はコンバインから軽トラックへと移されます。
収穫された米(もみ)はコンバインから軽トラックへと移されます

おみやげに稲穂をいただきました
おみやげに稲穂をいただきました

今回参加された組合員の皆さま
今回参加された組合員の皆さま

収穫された米(もみ)の乾燥・もみすり・袋詰めの流れの説明を伺いました
収穫された米(もみ)の乾燥、もみすり、袋詰めの流れの説明を伺いました

もみすりの様子に子どもたちも興味津々
もみすりの様子に子どもたちも興味津々

農協の倉庫には約1トンの米が入った袋が積み上げられていました
農協の倉庫には約1トンの米が入った袋が積み上げられていました


昼食そして地域巡り

倉庫できちんと管理されている様子を聞いた後は、新米のコシヒカリで作ったおにぎりと豚汁、手作りの漬物で昼食。今年のコシヒカリもおいしく出来上がっていました。その後、弥彦神社、弥彦山、寺泊の魚市場を巡り、弥彦駅からローカル線に乗り、帰京しました。

新米コシヒカリのおにぎりは最高、お漬け物と豚汁もおいしかった!
新米コシヒカリのおにぎりは最高、お漬け物と豚汁もおいしかった!

弥彦神社では11月の菊祭りの準備がもう始まっていました
弥彦神社では11月の菊祭りの準備がもう始まっていました

弥彦山からは弥彦村が一望できます
弥彦山からは弥彦村が一望できます

日本海には間近に佐渡島を見ることができました。意外に大きいことにびっくり!
日本海には間近に佐渡島を見ることができました。意外に大きいことにびっくり!

寺泊の魚市場通りにはバスを連ねてたくさんの人でにぎわっていました
寺泊の魚市場通りにはバスを連ねてたくさんの人でにぎわっていました

2両編成の弥彦線で田園風景の中をのんびりと東北新幹線の燕三条駅を目指しました
2両編成の弥彦線で田園風景の中をのんびりと東北新幹線の燕三条駅を目指しました

東都生協は今後も、産地直結の関係があるからこそできる産地交流訪問を通して、消費者と生産者の距離を近づけていければと考えています。


JA秋田おばこ南外(なんがい)交流訪問報告

田舎での夏休みを体験しました!

2010.09.13
秋田おばこ南外(なんがい)で産地・交流企画
2010年8月1日(日)~2日(月)の2日間、東都生協の産直米「秋田あきたこまち(南外)」の産地JA秋田おばこ南外(なんがい)で産地・交流企画を行いました。

東都生協の組合員11人(おとな6人、子ども5人)が参加し、田舎で夏休みを過ごそうというテーマで、野菜の収穫体験をしたり、田んぼで虫とたわむれたりと、盛りだくさんの2日間でした。

産地の方々は親戚のおじさんやおばさんのように温かく迎えてくださり、楽しく過ごすことができました。写真でその様子をお伝えします。




田沢湖「たつこ像」そばで記念撮影

田沢湖「たつこ像」
そばで記念撮影

「みちのく小京都」角館を車窓から見学

「みちのく小京都」角館
を車窓から見学

新規取扱商品、アスパラガスを収穫

新規取扱商品、
アスパラガスを収穫

枝豆は株ごと抜き取って収穫

枝豆は株ごと抜き取って収穫

地元食材のバーベキューで交流

地元食材のバーベキューで交流

すいか割りや花火も楽しみました

すいか割りや花火も楽しみました

2日目はわらじ作りを体験

2日目はわらじ作りを体験

何とかうまくできました

何とかうまくできました

生産者を講師に、そば打ちを体験

生産者を講師にそば打ち体験

親子力を合わせてそばが出来上がり!

親子力を合わせて
そばが出来上がり!

虫取りに子どもたちは夢中!

虫取りに子どもたちは夢中!

田舎の夏休みを存分に楽しみました。

田舎の夏休みを
存分に楽しみました


山あいの田んぼで記念撮影。

山あいの田んぼで記念撮影

天気にも恵まれ、生産者や農協の職員や参加した東都生協の組合員の皆さん、たくさんの方々の温かい笑顔が印象に残った交流でした。東都生協産直のつながりがあるからこそできたさまざまな体験が、楽しい夏休みのひとコマとなったようです。

JA佐久浅間で田植え報告

「体は泥んこだけど心が洗われました」

2010.09.06

2010年5月29日(土)、東都生協では「金芽米長野コシヒカリ」「長野あきたこまち」の産地・JA佐久浅間の棚田で23人の組合員が田植体験を行いました。行きのバスでは雨に降られ天気が心配でしたが、現地に着いたら徐々に雲が晴れてきて、気持ちよい田植えとなりました。

200㎡ほどの小さな田んぼでしたが、田植えが初めてという参加者が多い中、田んぼの持ち主でもある土屋さんの丁寧な指導により、泥に足を取られながらも小一時間で終了しました。

「体は泥んこになりましたが、心は洗われました」という参加者からの感想が印象に残りました。
自然豊かな産地の様子を知ることで、多くの方が「長野コシヒカリ」「長野あきたこまち」のファンになったことと思います。




着替えた後、田植えの説明を受けました

着替え後、
田植えの説明を受けました

渡したひもを目印に1列ずつ植えていきました

渡したひもを目印に
1列ずつ植えていきました

地元のケーブルテレビの取材が入りました

地元のケーブルテレビの
取材が入りました

カエルも応援?

カエルも応援?

約1時間かかりました「田植え機がないころは大変だったんだなあー」

約1時間かかりました
「田植え機がないころは
大変だったんだなぁー」

記念の看板作り。思い思いのメッセージを残しました

記念の看板作り。
思い思いのメッセージを残しました

皆さま、ありがとうございました。収穫体験でまた会いましょう。

皆さま、ありがとうございました。
収穫体験でまた会いましょう。

組合員から託された口蹄疫被害支援募金を宮崎県に贈呈

組合員の皆さんの思いを8月31日、宮崎県に届けました

2010.09.01


支援募金(目録)を宮崎県東京事務所・岡本所長(左)に手渡す東都生協・庭野理事長(右)

支援募金(目録)を宮崎県東京事務所
・岡本所長(左)に手渡す
東都生協・庭野理事長(右)


理事長と組合員常任理事4人で訪問

理事長と組合員常任理事3人で訪問


宮崎県産品の普及について説明する庭野理事長(左)と岡村所長(右)

宮崎県産品の普及について説明する
庭野理事長(左)と岡村所長(右)

東都生協は、組合員の「これからも日本の畜産物を食べ続けたい」「口蹄疫被害に苦しむ畜産農家への支援の輪を広げたい」との願いから、6月から7月にかけて口蹄疫被害支援募金を共同購入や店舗を通じて実施し、これまでに組合員の皆さまから総額6,944,723円ものご支援が寄せられました。ご協力ありがとうございました。

2010年8月31日、東都生協・庭野理事長以下4人で宮崎県東京事務所(千代田区)を訪れ、所長の岡村 巌氏に募金目録を手渡しました。庭野理事長から、今回の募金や宮崎県産品の普及キャンペーンなどの取り組みなどについて報告しました。併せて230通を超えて寄せられた東都生協組合員の応援メッセージを渡し、激励しました。

岡村所長からは、今回の口蹄疫により、宮崎県の農業産出額の約6割を占める基幹産業である畜産業が甚大な被害を受けたこと、さらには食品加工業や運輸、観光など広範囲にわたって大きな影響を受けたことについて報告。「東都生協からの支援金や激励は、畜産農家だけでなく県民に大きな励ましになりありがたい」とのメッセージをいただきました。

宮崎県の畜産農家をはじめとして、日本全体の畜産業に、かつてない危機をもたらした今回の口蹄疫被害。また、輸入拡大で国産牛肉や国産豚肉の消費が大きく減り苦境に立たされている日本の畜産業。東都生協は、これからも産直・国産商品を買い支え、将来にわたって日本の畜産農家、畜産業を応援していきます。

2010.08.25

東都生協は2010年5月22日(土)、「産直えさ米たまご飼料用米」の田植え体験・交流を組合員と生産者など合わせて30人で行いました。

<田植え体験>

・初めてのことでとまどいもありましたが、農家の方々のご苦労と優しさを感じることができて、親子ともども大変貴重な体験となりました。
・久しぶりの田植えで腰が心配でしたが、思ったより楽でした。田植え機を運転させてもらえたのは貴重な体験でした。ありがとうございます!
・時期が遅かったので、田植えはもう終わっていると思っていました。えさ米は晩種なのでこの時期の田植えもありなのですね。正直、どろんこは苦手で嫌だなあと思っていましたが、やり始めると意外に楽しくていい経験でした。

産直えさ米たまご飼料用米田植えの様子

産直えさ米たまご
飼料用米田植えの様子

みんなで並んでよ~いドン!

みんなで並んでよ~いドン!

お父さんと一緒にせ~の~♪

お父さんと一緒にせ~の~♪

<生産者との昼食・交流>

・米がおいしかった!! おかずもぜ~んぶおいしかった。産地の方とお話ししながらの食事は二度おいしい昼食でした。
・その場で卵焼きをつくっていただいたり、心尽くしの昼食をおいしくいただきました。
・直火釜で炊いたごはん、卵料理、地元の野菜のおかず、とてもおいしくてよかった。鶏の餌にボリビアの塩を使ったり、その他、いろいろな工夫をしている小幡さんの鶏に対する愛を感じました。




そ、その右手はどうするのかな?

そ、その右手はどうするのかな?

親子で仲良く頑張りました

親子で仲良く頑張りました

機械での田植えも体験

機械での田植えも体験

田んぼの生きもの調査

-JA佐久浅間編-

2010.07.30

東都生協は2010年7月8日(木)、梅雨の晴れ間の下、「金芽米長野コシヒカリ」「あきたこまち」の産地、JA佐久浅間(長野県)にて田んぼの生きもの調査を行いました。

田んぼの水は冷たいかと思いきや、太陽の力のおかげで、水だけでなく土まで温かかったのには驚きました。

生産者の塩川さんに伺うと、田んぼの水は1日に3cmほど少なくなるのですが、いつも水を入れているわけではなく、夜に水を入れてたまったら止めるそうです。

そうすることで昼間、田んぼの水は温まり、夜は冷えることで、昼間光合成で作られた栄養が夜に消費されることもなく、よりおいしいお米ができるとのことです。

説明を受けた後、いよいよ生きもの調査の開始です<br />
見つけたものをどんどん捕まえます
説明を受けた後、いよいよ生きもの調査の開始です
見つけたものをどんどん捕まえます

見つけた生きものをみんなで確認します。オタマジャクシ、カエル、イトミミズ、ミジンコ、アメンボ、ゲンゴロウの仲間などたくさんの生きものが見られました

見つけた生きものをみんなで確認。
オタマジャクシ、カエル、イトミミズ、ミジンコ、
アメンボ、ゲンゴロウの仲間など
たくさんの生き物が見られました


ドジョウの子ども
ドジョウの子ども

イトトンボのヤゴもいました
イトトンボのヤゴもいました

田んぼの周りの植物も採取します
田んぼの周りの植物も採取します

植物も一つ一つ確認します
植物も一つ一つ確認します

左から仲野常任理事(東都生協)、生産者の塩川さん、辻村理事(東都生協)

左から仲野常任理事(東都生協)、
生産者の塩川さん、
辻村理事(東都生協)。


皆さま、ありがとうございました

皆さま、ありがとうございました

東都生協のいくつかの産地では田んぼの生きもの調査を行っていますが、地域によってまた田んぼによっても見つかる生きものは異なります。(タマ)カイエビがいっぱいいる田んぼ、イトミミズがいっぱいいる田んぼ、タニシがいっぱいいる田んぼ...。何回しても飽きず、毎回新たな発見があるのが、田んぼの生きもの調査です。

今年は生物多様性年です。化学肥料と化学合成農薬に頼った農業から、いろんな生き物の力をうまく活用した自然環境と共生できる農業が今見直されてきています。東都生協は、この田んぼの生き物調査を、生きものの力を生かす農法につなげたいと考えています。

消費者と畜産農家の願いをつなぐ緊急集会を開催

国内の日本の農畜産業を守る力に...。いままでも、これからも、日本の畜産物を食べ続けたい

2010.07.28

日本大学 生物資源科学部准教授 早川治氏が基調講演.JPG

日本大学 生物資源科学部准教授
早川治氏が基調講演

組合員から生産者へ熱いメッセージを伝えます.jpg

東都生協組合員から生産者へ
激励メッセージ

生産者からも消費者へ熱いメッセージを伝えます.jpg

生産者からも消費者へ
熱いメッセージを伝えます

東都生協組合員から届いた激励メッセージを展示.jpg

東都生協組合員から届いた
激励メッセージを展示

東都生協は2010年7月17日、調布市文化会館たづくりにて「日本の畜産物を守る力に」と緊急集会を開催しました。集会には、宮崎県をはじめ各地の畜産農家と東都生協組合員などが参加しました。

「日本の畜産業が抱える悩み」と題した日本大学・生物資源科学部准教授・早川治氏の基調講演に続き、生産と消費の現場からメッセージを交換。生産者側からはこれからも消費者の安全・安心への願いに応えた国産畜産物を届けていくこと、消費者からは利用を通じて生産者を強く支援していく熱い決意が交わされました。

締めくくりに「この危機を乗り越え、守っていこう! 日本の畜産」とした緊急アピールが採択されました。

緊急集会概要

冒頭、東都生協の庭野吉也理事長から開催趣旨を説明。

日本の畜産農家はいま、増え続ける輸入肉や飼料の高騰、重労働や高齢化などの問題を抱え、存続の危機に瀕しながらも、消費者の願いに応えるため一所懸命に食卓に日本の畜産物を届けています。

庭野理事長は今回の集会を、日本の畜産の現状を消費者が再確認し、消費者が国内産の農畜産物を食べ続けていく決意と日本の畜産生産者への激励のメッセージを強く発信していくために開催したと述べました。

続いて、日本大学の早川治准教授(生物資源学部 国際地域開発学科)より「日本の畜産業が抱える悩み」と題し基調講演を行いました。

まず穀物価格の高騰が日本の畜産業へ及ぼす影響について解説。

畜産の産出額は農業総産出額の約3割を占める重要な産業であるにもかかわらず、牛乳・乳製品の消費低迷や肉類の輸入拡大、とりわけ生産コスト増大の要因となる世界穀物市場への投機資金の関与は、飼料を外国に依存している日本にとって、日本の畜産業の根幹を揺るがす大きな問題だと指摘しました。

また、口蹄疫をはじめ家畜伝染病についても言及。宮崎県の口蹄疫被害で家畜を処分せざるを得なかった牧場の再生には豚で1年半以上、牛で2年半~3年はかかる長い道のりになるということです。

生産者と組合員のリレートークでは、生産者など畜産関係者・東都生協の組合員9人がそれぞれの思いを会場に投げ掛けました。

生産者からは、「BSEや鳥インフルエンザの時もそうだったが、風評被害に対し、また検査を待つ間の数日は言い表せないような気持ちで過ごしていたが、生協だけは買い支えてくれた。これらを励みにし、生産を続けたい」「穀物相場の高騰や口蹄疫でさらに厳しさを増し、このままでは日本の畜産業は無くなってしまう。でもこんな苦しさの中、組合員の皆さんに買い支えていただいていることには感謝の気持ちでいっぱいです」との思いが語られました。

これに対し消費者側の東都生協組合員からは、「日本の畜産は私たちの手で守っていきたい。みんなが応援しています。がんばってください」「買い支えることで、自分たちの食卓を守り、国内の生産者を支援していきたい。これからも東都生協の畜産品を利用し続けます」との激励のメッセージが贈られました。

宮崎県内で東都生協の産直肉「霧島黒豚」を生産する産直産地・キリシマドリームファーム(林兼産業株式会社)からは、現地の詳細な状況を報告。同産地では口蹄疫の被害はないものの、先が見えない辛い状態が続く中、農場に出入りする車両の制限や徹底した消毒など、全従業員が一丸となって厳重な防疫体制を敷いている、との報告がありました。

緊急集会の締めくくりに、「この危機を乗り越えて、守っていこう! 日本の畜産」とした緊急アピールが採択され、正しい情報を共有化し、日本の畜産業の存続を願う参加者の大きな拍手で確認されました。

東都生協はこれからも日本の畜産業を応援します

なお、集会の中で6月~7月に東都生協が実施した「口蹄疫被害に対する支援募金」に、これまで約700万円もの支援が寄せられたことが報告されました。届いた励ましのメッセージカードが230通。カードは会場入り口に掲げられ、立ち止まって見入る参加者もみられました。

東都生協は、これまでも国産の精肉や、国産肉原料の加工食品を組合員に提供し、利用を通じて日本の畜産業を応援してきました。また、「安全な国産の農畜産物を食べ続けたい」との願いの下、産直産地と共に「食の未来づくり運動」をはじめとした取り組みを進めています。

いま私たち消費者に求められていることは、日本の畜産農家の現状を正しく知り、国産の牛肉、豚肉、鶏肉、そして牛乳やたまごを買い支えていくことであり、産直畜産産地と「食の未来づくり運動」を一緒に推進していくことをあらためて確認しました。

= 緊急アピール 「この危機を乗り越え、守っていこう! 日本の畜産」 =


私たち東都生活協同組合に集まる仲間は、1973年の東都生協設立以「産直・協同・民主 ~いのちとくらしを守るために~」の基本理念の下、食と農を事業・運動の基軸に置き、産地やメーカーと直接に手を結ぶ「産直(産地直結)」を通じて、日本の農畜産業を守る運動を進めてきました。

現状、年々衰退している日本の畜産業は、いま、口蹄疫のまん延により、かつてないほどの危機的状況におかれています。

宮崎県では、4月下句に口蹄疫の疑似患畜が確認されて以来、6月末現在で191戸の農場、19万9千頭を超える家畜が殺処分され、埋却されました。ワクチン接種を終了した分を含めると、殺処分・埋却された家畜は、27万6千頭を超えます。また、市場では、消費者や流通事業者の買い控えという風評被害も発生しています。

7月に入り、口蹄疫はようやく終息の傾向にあります。しかし、宮崎県の畜産農家をはじめ、地域社会での苦悩は、これから何年も続いていくでしょう。そして、不安定な状況におかれた日本の畜産業者の不安も、払拭されることはないでしょう。

私たちは、日本の畜産を守るために、宮崎県の生産者や関係者が、口蹄疫とのすさまじい闘いや、多くの涙を流したことを忘れません。この闘いの中で、畜産の継続が白紙になってしまった生産者、マイナスからの出発となる生産者がたくさんいることも忘れません。

私たちは、決して生産者を置き去りにせず、これまでの37年間の産直の取り組みと同様に、これからも、生産者の皆さまと直接手を結んで、日本の農畜産を守り、さらなる発展を目指す事業と運動を進めていきます。

口蹄疫による危機は、つくる人の危機であり、たべる人の危機です。この危機を乗り越え、日本の畜産業の明るい未来づくりに、今まで以上に尽力していく決意を、本日ここにアピールします。

一、私たちは、日本の畜産業の未来と生産者の喜びにつながることを信じて、国産の安全で安心できるおいしい畜産物を食べ続けます。

一、今回、口蹄疫がまん延した原因が行政の対応の遅れがあったことは否めません。畜産業界の存続を揺るがす家畜伝染病について、国の防疫体制の見直しを強く要望します。

一、正確な情報を共有化します。そして、飼料自給率や畜産物の適正な価格について正しく理解し、畜産農家がこの危機を乗り越え、持続可能な生産ができる運動を推進します。

2010年7月17日
東都生活協同組合

...日本の畜産物を守る力に...
いままでも、これからも、日本の畜産物を食べ続けたい
消費者と畜産農家の願いをつなぐ緊急集会

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