地域
真っ赤なりんごは、生産者の努力が詰まっていました
(農)佐久産直センター・青柳農園でりんご狩り
真っ赤なふじ |
生産者の苦労をお聞きしました |
バスに乗ること約3時間、現地では「今年は小ぶりだけど、実が締まって甘くおいしい」という真っ赤なふじりんごがたわわに実っていました。
実は、昨年4月の交配時期にまだ雪が降っていたため収穫は絶望的と見られ、なんとか交配が成功した後も猛暑が続き、なかなかりんごが色付かなかったのだそうです。「数日前から氷点下の寒さになって、やっと赤くなりました」と聞き、あらためて生産者の苦労を知りました。
参加者からは、
「初めてのりんご狩りは、遠足気分で楽しかった」「真っ赤に色付いたりんごに生産者の努力が詰まっていることを知り、感動した」
――などの声が聞かれました。
米粉って素晴らしい!
(農)房総食料センターの米粉を使ったオリジナルレシピにチャレンジ
みんなで米粉クッキング |
彩り良く、おいしくできました |
米の消費量は年々落ち込み、日本の水田の約60%分で国内の1年間の消費が賄えてしまう現状にあります。一方、日本の食料自給率は約40%。食料の安定供給のためには、余剰水田を活用して米粉など主食以外の米を栽培し、自給率向上につなげる必要があります。
近年は製粉技術が向上し、より粒子が細かくなった米粉を、小麦粉の代替品として利用できるようになりました。8割強が輸入品の小麦粉を少しでも米粉に置き換えれば、自給率の向上にもつながるはずです。
そこで、東都生協は米粉の利用普及を目指し「米粉って素晴らしい!」を企画。
産直産地・(農)房総食料センターの米粉とオリジナルレシピを使った米粉の学習会や料理試食会が各地域で行われました。
ブロック委員長の杉本由紀夫さんは、オリジナルレシピの材料を東都生協で購入しやすい物に代えるなど独自に工夫し、「米粉大根もち」「米粉お好み焼き」と、ゴマを抹茶に代えた「米粉抹茶ゼリー」の3品を調理。特に「米粉抹茶ゼリー」はきれいにおいしく仕上がって大好評でした。
参加者からは「米粉は簡単に料理できておいしい」「米粉ブームが去りつつある今、眠っている米粉を再登場させる意欲が湧いた」といった感想が寄せられ、米粉の利用につながる楽しい料理教室になりました。
みんなで国内産米粉を使って食料自給率アップ! 日本の農業を守り、育てましょう!
アジアの子どもたちに絵本を贈ろう!
地雷原の看板が読めずに地雷を踏む事故、薬の誤用など、「識字」が命を守ることを知りました
とーと会「MMT」の読み聞かせ |
絵本に翻訳シールを貼りました |
アジアの子どもたちに絵本を届ける運動は、日本で親しまれている絵本に、各言語の翻訳シールを貼り付け、子どもたちが母語で読める絵本となったものを届けます。
この取り組みは、紛争や貧困など、さまざまな理由から読み書きができない子どもたちが絵本を手にする機会を持ってもらい、読み書きを習得することの助けにもしようと、公益財団法人シャンティ国際ボランティア会が1999年より開始。
とーと会「MMT」による読み聞かせの後、初参加者を含む19人は絵本を選び、手に取る子どもたちの笑顔を想像しながら、翻訳シールを貼る作業を丁寧に行いました。
絵本は同会を伝じて各国の子どもたちに届けられます。
参加者からは、
「とても地道だけれど興味深いテーマであり、必要な活動だと思いました」
「普段見ることのないカレン語やクメール語に触れて楽しかった。また機会があったら参加したい」
――と好評でした。
短時間でしたが、世界の現状を知り、識字が命を守ることにつながると理解し、平和について考える良い機会となりました。
72時間どう生き残るか「東京直下72hツアー」~「そなエリア」訪問
防災体験学習施設「そなエリア」で、各家庭での防災対策をあらためて考えました
そなエリア 外観 |
説明ボードの前で |
係員の説明の後、一人ずつDS(ゲーム機)に表示される防災クイズに回答しながら体験学習スタート。エレベーターを降りるといきなり被災地が現れたり、アニメ映像「東京マグニチュード8.0~東京直下72h」を見たり、レスキューカフェや段ボールシェルターなどもあって、まるでテーマパークのよう。
今回の「そなエリア」体験は印象深く、参加者からは「帰ったら、最低限の防災用品だけでもそろえたい」「防災対策の必要性を考える良い機会になった」などの感想が聞かれました。
ありがとう♡を伝える「産直ひろば」~今こそ、もう一品~
組合員組織と産直産地・メーカーで調布センターまつりを開催
スタッフ全員集合 |
綿あめ作りも慣れました |
ユニオンソース㈱の「焼きそば」、千葉北部酪農農業協同組合の「焼肉」、㈱鎌倉ハムクラウン商会の「焼きウインナー」など、〝香り"に誘われて来た人も多かったのでは?
JAやさとと小金井愛菜クラブの野菜はあっという間に売り切れ、初挑戦の「綿あめ」は担当が休む間もないほどの行列が...。
また、「昼食を交えての交流会」は、産直産地・メーカー、組合員、職員との情報交換の場となり、参加団体からは「また調布センターまつりに呼んでください」という声も多く聞かれました。
年末年始に向けた試食会「冬の楽☆楽パーティー」開催
年末年始商品の利用普及に向け、組合員組織で試食会を開催
みんなで話し合いながら進行 |
味付けぽん酢と胡麻油で |
バラエティー豊かな試食品。 |
試食会開催をエントリーした団体には、事前に手軽に作れるパーティーレシピと開催手順の説明などが届きます。メニューが決まったら、食材の手配と準備をします。併せて、地域への広報から参加者のアンケート回収・報告まで、それぞれが主体となって進めます。
開催エントリーした青井ブロックでは、2013年10月14日に開催。会場の足立センターには、祝日にも関わらず13人が参加しました。
はじめに参加者でテーブルを囲み、試食商品の内容や調理方法、盛り付け、テーブルセッティングについて話し会った後、全員で調理。おしゃべりをしながら電子レンジでチンしたり、盛りつけをしたりと、楽しく作業が進み、バラエティーに富んだ試食品が出来上がりました。試食ではどれにしようか迷いながらも、お気に入りを見つけたようです。
「活動に参加するのは初めて」「勤めていて参加する時間が取れなかった」という参加者も、「試食会に参加して発見があった」「今後も利用していきたい」と好評でした。主催者は「皆さんに楽しんでいただき、意見も聞けて参考になりました」と、今後につながるヒントも多く、両者に有意義な機会となったようです。
日本のワインを支える㈱ルミエールを訪問!
日本ワインは和食によく合い「和飲」とも。特に白ワインと寿司の相性は格別!
ワイン用ぶどうの垣根栽培 |
登録有形文化財の石蔵 |
お楽しみの試飲 |
ワイン用ぶどう(デラウェア)はヨーロッパ式に垣根栽培されていて、その絞りたて果汁の甘さに驚かされました。
樽が貯蔵されている地下セラー、石を積んで造られた石蔵も視察。この石蔵は国の登録有形文化財に指定され、現在もここでは昔ながらの製法でワインが造られています。
石蔵仕込みのワインには独特の風味があり、㈱ルミエールでしか味わえない老舗の味を楽しみました。
日本のワインは和食によく合い、特に白ワインと寿司の相性は格別だそうです。皆さんも食卓に国産ワインを取り入れてみてはいかがでしょうか。
みんな、ひたち野農協のファンになりました!
れんこん収穫体験~東都生協ならではの農業体験
ひんやり気持ちのよい水の中 |
大きいの取れた! |
当日は天候に恵まれ、渋滞もなく、終始スムーズに行動できました。現地では、暑い中、皆さんから気持よく迎えられ、ひんやり気持ちのよい水の中でれんこんを収穫。「大きいの取れた!」とテンションも最高潮に。
その後、れんこんのサラダや天ぷらをはじめ、新鮮な野菜の漬け物などおいしい手作り料理をいただきながら、昼食交流を行いました。
「れんこんの収穫は、東都生協でなければ味わえない体験。楽しい中にも生産者の大変さがよく分かりました。料理もとてもおいしかった」と、参加した33人には実り多き一日となりました。
夏の風物詩・高原露地トマトの里を訪ねて
久保産直会の露地トマトで暑い夏も元気に!!
今年は異常気象でトマト収穫量が減少 |
トマトを持ってみんなで記念撮影 |
出発時は雷雨でしたが、小諸ではうそのように雨は上がり、生産者の笑顔と爽やかな風に迎えられました。
ハウス栽培と違って作柄はお天道様次第。サンロードという品種は作るのが難しく「今年の異常気象で数量も減り、しっかりとお届けができなかった」という生産者とともに畑を見学。
昼の交流会では産地のごちそうに歓声を上げ、野菜の花当てクイズで盛り上がり、楽しい時間はあっという間...。
参加者は「こういう本物の商品をこれからも届けて」「このトマトがあるから暑い夏も元気で過ごせる。頑張って」とエールを送り、帰り際には「ありがとう」の言葉が響きました。
今日の出会いは一生の宝物。来年もこのおいしさを心待ちにしています。
家庭でも焼ける おいしい天然酵母パン
夏休み親子で楽しくパン作り
親子でパンづくり |
みんな大満足 |
井草イーストブロックは2013年8月21日、井草地域区民センターで「親子でパンランチ」を開催。講師は自宅でパン教室を開く高橋恵美子さんです。
今回は、1次発酵に半日掛かる(※)天然酵母パンに挑戦!
親子(総勢18人)は4つの班に分かれてパン生地を成形、2次醗酵させて焼き上げました。
出来上がったあんこパン、黒糖くるみパン、チーズ入りにんじんパン、ピタパンサンドに、みんな大満足。
「天然酵母のパンは家ではなかなか作れないので企画してくれて良かった」という声に、主催者も「夏休みに親子で楽しめるパン作り、喜んでもらえてうれしい」と話していました。
参加者は「北海道産小麦粉パン用粉」「ホシノ天然酵母」、てんさい糖・塩・水だけで、おいしいパンが家庭で焼けることが分かり、感激していました。
※この企画では講師が前日に1次発酵させた生地を使用